外国人 | 土地家屋調査士受験!カネコのちょっと役立つハナシ

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プロ野球シーズン終盤,「かっ飛ばせ,栗原。絶対行くぞ,クライマックス。」と声を嗄らして応援しました。神宮球場で2度,東京ドームで2度。神宮では美酒を味わいましたが,東京ドームではジャイアンツにことごとくやられてしまいました。我が愛するカープは,またまたBクラス。今年もクライマックスシリーズ進出は夢と消えました。


にっくきジャイアンツなのですが,好きになってしまった選手がいます。レフトスタンドで応援する私の目の前で守備につくその選手は,イニングの合間,合間でスタンドのファンに手を振ったり,ボールを投げ込んだりと,盛んにファンとコミュニケーションをとっています。球場に来てくれたお客さんを,いいプレーをして楽しませるのはプロ野球選手として最も大事なことですが,このようなコミュニケーションで交流を図ることも,ファンにとっては嬉しい限り。「また応援しに来たい」と思うこと,間違いなしです。

私は講師。日々,プロ意識をもって講義に臨んでいます。もっとも,まだまだ未熟で,ご期待に添えない部分も多々あると思いますが。私にとってのいいプレーは,難解な論点をわかりやすく説明することです。受講生の方々が「これはわかりやすい説明だったな」と思っていただけるのが何よりのお客様に対するサービスですが,その説明においても,事例に受講生を登場させたり,ユーモアを交えたりして,できるだけお客様とのコミュニケーションをとりたいと思いつつ講義をするようにしています。

そんな思いがあるからでしょう。ファンとのコミュニケーションを大切にする彼の姿勢に共感し,彼が好きになりました。彼の自叙伝によれば,生まれはベネズエラ。子供の頃は兄と二人で,ワニがうようよいる川を渡り,食用としてイグアナを捕まえるといった生活をしていたとのこと。その彼が今では巨人の四番打者。おまけに今年はMVP,最優秀選手になりました。そう私が好きになったジャイアンツの選手はラミレス選手です。ホームランを打った後のベンチ前でのパフォーマンスも面白いですね。カープ以外のチームとの試合では,がんがんホームランを打ってもらいたいものです。

電気もろくに使えない,ベネズエラの田舎町に生まれた彼が多くのファンから愛される野球選手となれたのは何故か。周りの人の支えはもちろんですが,自分を信じ,努力し続けたことだと彼の自叙伝には書いてあります。

「自分の力を知り,自分に何ができるかを知り,自信を持つ。それが何かをなす上で大切なメンタリティーの土台になるんだ。」~ラミレス選手の著書「ラミ流」(中央公論新社)より

成功の秘訣として大いに参考になる言葉だと思いました。本試験前のブログにも書きましたが,調査士試験に合格するのも自信が必要です。受験生の皆さんにとっても参考になる言葉ではないでしょうか。


ラミレス選手は外国人ということで,今回は,民法における外国人の権利能力にふれておきましょう。

問 外国人は,法令又は条約の規定により禁止される場合を除き,我が国においても権利能力を有する。

コメント 平成5年の司法書士本試験での出題肢です。答えは正。外国人とは,日本の国籍を有しない自然人のことをいいます。外国人であっても,日本人と同様に,自然人であれば,誰もが権利能力を有します(民3Ⅱ)。ただし,日本人と異なり,法令又は条約の規定により権利能力が認められない場合があります(同)。たとえば,船舶法や航空法は,外国人は日本の船舶や日本の航空機を所有することができないとしています。



外国人と言えば,我が愛するカープの指揮官も外国人,ブラウン。しかし,「指揮官だった」になってしまいました。カープを去り,来年からは楽天の監督になるとのことです。

非常に寂しい。審判の判定に抗議をするときの派手なパフォーマンス。ベースを引っこ抜いて放り投げる姿はまるで「どこぞの講師」を見ているようです。「抗議で激高するブラウン=講義で激高する講師K」であります。

きっと,あの「水をかぶれ」と激高する姿も受講生とのコミュニケーションをとろうとするプロ意識の表れなのでしょう。