吉野山の一目千本桜~吉水神社の書院拝観・吉野水分神社[奈良県](24.4.11) | オレンジの普通でHappyLife♪

オレンジの普通でHappyLife♪

2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

続いて向かったのは世界遺産𠮷水(よしみず)神社。
メインの道からちょっと逸れたところにあるので、意外に人が少なかったです。
「吉」の字は正しくは「土」の下に「口」と表記します(×吉、〇𠮷)。
𠮷野家と同じですね。
タイトルは「吉(きちの字)」と入力しないと文字が削除されちゃうので、吉と入力しています。
 
表門
 
表門から入ると、「一目千本」と呼ばれる中千本と上千本の山桜がよく見えます。
とてもきれいでもうもう本当に感動キラキラ
この景色を一目見ると十年長く生きることができる長寿のご利益があると伝わるそうびっくり
 
 

文禄3(1594)年に豊臣秀吉が南朝を偲んで𠮷水院(現:𠮷水神社)を本陣として盛大なる花見の宴を催しました。

徳川家康・加藤清正・前田利家・伊達政宗など時の武将たちを始め総勢5千人もの人を引き連れて吉野山を訪れ、5日間滞在したそうです。

その時に歌の会、茶の会、能の会などを開いて豪遊し、権勢を天下に示し念願の大花見をしたそうです。

朝鮮に侵略した文禄の役の翌年にこのような花見をしていたのか。

 
𠮷水神社は、白鳳年間に金峯山寺の僧坊𠮷水院(きっすいいん)として役行者により建立されたと伝わるそう。

文治元(1185)年12月に源頼朝に追われた源義経、弁慶、静御前などが5日間身を潜めたそうです。

 
拝殿
 
主人の御朱印↓
 
書院 世界遺産・重要文化財
日本最古の書院だそう
 
貴重な文化財がたくさんあるようなので拝観することに。
 
左:義経潜居之間
中央:𠮷水神社秘蔵特別出品物能衣装
右:弁慶思案の間
 
後醍醐天皇玉座
 
後醍醐天皇や後亀山天皇御物など
 
右上:源義経所所有鐙など
右上:襖絵「群鶴」狩野山雪作
左下:「桜の図」狩野永徳筆
右下:蝉丸の琵琶や秀吉寄贈の銅鐸
 
庭園 国指定名勝 秀吉によって作られた池泉鑑賞式庭園
 

北闕門(ほっけつもん) 邪気払い所

古来より修験者(山伏)たちの祈りの場で、大峰山に入山するにあたり、無事に下山出来るようにここから祈りをした聖地だったそう。

山伏達は𠮷水院で入山許可書を戴き、護摩を焚き、崖から落ちたり熊や猪や蝮に襲われることなく平穏無事に下山出来るように念じたそうです。

奥千本口までのバスが出ている、竹林院前バス停まで歩きました。
この辺りに来ると傾斜がかなりきつく、息も上がって来ます。

所々から見える桜に元気をもらって歩き続けます。

 
 
竹林院前に到着!!
したのはいいですが、バスを待つ人の行列がすごすぎる滝汗
係りの人によると「ここから1時間半待ちになっています」とのことでガーン
臨時で増発しているけれど、急勾配のくねくね道だし、自家用車出来ている方達の渋滞もすごくてかなり遅れそうもやもや
「歩いても1時間半です」とのことだったので、待てずに歩くことに。
ですがこの先は本当に直角?って思うくらいの傾斜の道だったりしてかなり疲れました汗
休憩し、桜を観賞しながら歩きました。
 
 
最初に寄った、金峯山寺の蔵王堂が見えました。
散っている桜も多く一面が桜桜とはいきませんでしたが、とてもきれいでした飛び出すハート
この辺りまで来ると、「私はここで待っているわ」と話している声が聞こえて来たり。
 
休憩しつつですが1時間ほど歩き、世界遺産吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)に到着!!
こちらは、普通に「吉」の字表記でした。
標高596mの場所にあります。
本殿・拝殿・幣殿・楼門・回廊の全てが重要文化財に指定されています。
 
鳥居と奥に楼門
 
吉野水分神社の創建は不明で、水の分配を司る天之水分大神を主祭神としているそう。
最も古い記録は「続日本紀」の文武天皇2(698)年4月29日の条だそうです。
室町時代より境内で御田植神事が行われているのですが、吉野山では水田が無いにも関わらず神事が行われるのは、里に水を行き渡らせる水分の神が祀られているからだそうです。
また「みくまり」が「みこもり」と訛り、子授けや安産にご利益があるそうです。
 
拝殿と桜
 
楼門を振り返って。
 
本殿
 
ここから奥千本までは徒歩30分以上掛かり、さらに急になると思うので、行くのは止めました汗
体力も気力も限界だったし、翌日のお仕事を思うとちょっと無理絶望
ここから下って帰ることも体力を使うのでここで終了にしましたが、充分桜や景色を楽しめました桜
で、山を下っていたら、竹林院前バス停近くの中千本バス操車場から臨時バスが出るのが見えたので、飛び乗り、吉野駅まで一気に下ることが出来ました。
いや~、楽だった笑
 
吉野駅から乗ったロープウエイは、通常期は金~月曜日のみ運行しています。それ以外の曜日の日は代行バスが運行しています。
観桜期には毎日ロープウエイが運行していて、代行バスは休止となるそうです。
但し記事にも書いた通り、竹林院前から奥千本に行くバスや、中千本バス操車場から臨時バスが出ていたりするので、時期や曜日によっても変わりそうです。
人は大井けれど、観桜期にはいろんな行き方があって便利に行けそうです。体力や時間、曜日に合わせて行って下さいね。