難攻不落の角牟礼城(23.12.24) | オレンジの普通でHappyLife♪

オレンジの普通でHappyLife♪

2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

旅の3日目は朝早い出発だったので、ホテルの無料朝食を権利放棄しました。
大分駅でまずは青春18きっぷを買い、大分駅6:13発の久大本線に2時間弱乗り、豊後森駅へ向かいました。
久大本線はその名の通り、福岡県久留米市と大分県大分市を結んでいる列車です。クルーズトレイン以外は気動車の路線。
 
この日はとにかく寒くて何とマイナス6℃滝汗
凍えるようでした・・・
朝1番に出発する列車なので、暖房もまだ暖まっていないガーン
 
ちなみにクルーズトレイン「ななつ星in九州」は現在旅行会社のツアーでしか募集してなく。
脅威本位で値段を観てみました。
「ななつ星 in 九州」で巡る 九州3日間(ななつ星1泊2日コース)のお値段は驚きの、990,000円滝汗
スイート客室2名1室利用時の1人値段がこのお値段で、ななつ星はスイートかデラックススイートしかないみたい。
1日目は各地から飛行機で福岡に行き、HILLTOP RESORT FUKUOKAに宿泊。
2日目からななつ星の旅となるそうです。往復の飛行機が付いているとはいえあせる
 
話が逸れました~
豊後森駅に到着。大分県玖珠郡玖珠町にある駅です。
 
豊後森駅からはタクシーに乗る予定で、前日、この辺りで営業しているタクシー会社に予約の電話を入れていました。
ところが予約を受け付けていないそうで出来ませんでした。でも駅にはタクシーが停まっていることもあるし、いなかったらまた電話して欲しいと言われていたんですよね。
そしたら駅にタクシーが停まっていて、「昨日電話くれた方?」と。電話を受けた方がこの時間に駅に向かえる運転手を探してくれていて、来れた運転手さんが待っていてくれました。
スムーズに乗れたし本当に良かったです。
 
豊後森駅からはタクシーに乗り、目的地である角牟礼(つのむれ)城まで行きました。車が行けるギリギリの三ノ丸駐車場まで行ってくれました。
道はいくつかあり、歩いて登る場合はまた違う道になるそうで、今回タクシーが登ったのは車用の道だったそう。
13分くらいでしたが城域に入ると急坂で、歩いては絶対に無理だと思います。博多などいろんなところでタクシーの運転手をしていたという年配の方で、今は地元に戻りゆったりとお仕事しているそう。
とてもいい方で道中楽しくお話しできて良かったです。
 
数日前に結構雪が降ったと聞いていましたが、お城跡には雪がしっかり残っていました雪だるま
きれいだけど寒い~
 
 
穴太積みの石垣に雪が積もって、また違った風情ありますね。
 
角牟礼城は弘安年間に森朝通によって築かれたそうです。
天正14年に島津義弘は豊後国への侵攻を開始し、新納忠元を将として玖珠郡に攻め込みました。
しかし角牟礼城には森氏をはじめ魚返・中島・志津利氏などの玖珠郡衆が籠城し、島津軍も攻め落とすことが出来なかったそうです。
まさに難攻不落のお城でしたが、慶長6年に久留島氏が入封し山麓に森陣屋を築いたことにより、角牟礼城は廃城となったそうです。
 
 
礎石建物跡
雪が積もってわかりにくいですね。
 
本丸は修復工事中でした。
標高577mの角埋山に築かれています。
 
 
町並みが見えて気持ち良かった!!寒いですけれどね。
 
角理神社(角牟礼神社)
 
下りは30分ちょっと掛けて麓の森陣屋まで下山しました。一般的な登山コースではなく、焼不動尊遊歩道を下山。
それだと早く下山できる代わりに道があまり舗装されておらず、ロープを捕まりながら気を付けて下山。途中からロープがなくなりちょっと怖かったあせる
 
 
無事に森陣屋に着いた~

森陣屋は村上水軍で知られる来島長親が築いた陣屋だそう。

長親は関ヶ原の戦いで西軍に付いたため国替えとなり、城主格ではなかったことから角牟礼城を廃し、その麓に築いた陣屋が森陣屋です。2代通春の時に姓を久留島に改めたため、久留島陣屋とも呼ばれているそうです。

以降明治維新まで久留島氏がこの地を治めました。

8代通嘉の時代に城郭風に改修し庭園を造営、その庭園は旧久留島氏庭園として国の名勝に指定されています。

 
庭園の一角にある豊後森藩史料館に入ります。
 
 
こちらの受付で続日本100名城スタンプが押せます。
資料館の見学が出来ますが、時間がないので受付の方とお城跡に雪が積もっていた話をし、失礼しました。日曜日は休館です。
続日本100名城スタンプは駅近くのくすまちメルサンホールにも設置されています。休館日など確認して行かれて下さいね。
 
角牟礼城

大分県玖珠郡玖珠町

 

別名:角埋城

築城主:来島長親

築城開始・完了年:弘安年間

廃城年:慶長6(1601)年

 

森陣屋

大分県玖珠郡玖珠町

 

別名:久留島陣屋

築城主:森朝通

築城開始・完了年:慶長6(1601)年

廃城年:

 

私がスタンプを押している間に主人がタクシー会社に電話し、ここまで来てもらうことに。
電話をしたのが9:30ごろだったのですが、タクシーで豊後森駅に戻り、9:59の列車に乗る予定でした。
その時に到着するのにどのくらい時間が掛かるか聞いていなかったのですが、15分近く来なかったんです。
なのでその列車には間に合わないと覚悟し、やっと来たタクシーに乗ったら往路で乗ったタクシーと同じ運転手さんでした。その後駅まで乗りましたが、いざ乗ってみるともうすでに平地まで下山していたこともあり10分ほどで駅に到着、何と列車が出発する10分前に到着し、おトイレにも行けました。

 
あ~、良かった!!実はこの後の普通列車は6時間後だったんですガーン
その6時間の間に特急ゆふいんの森号と特急ゆふ号が運行していて、旅行前の計画段階では特急ゆふいんの森号を予約し(豊後森駅12:32発)、優雅な旅をする予定でした。それでしたら大分駅7:24発の久大本線に乗り豊後森駅まで行って角牟礼城を観光すればよく、朝食も食べる時間が取れるはずでした。
乗車日の前月同日に指定席が予約出来るので、予め会員になっておいたJR九州のサイトから申し込もうとしたら、既に満席で取れずガーン
朝イチで予約、いや、日付が変わったらすぐに予約しないとダメだったのかな?
 
と言うことで普通列車で行くため早朝になり、逆に昼間間が空き過ぎちゃうので、この後久大本線を途中下車して沿線を楽しむことにしました。
また記事アップします。