今日、我が家に1枚のファクスが入ってきた。近所で突如として閉店した元フランス料理店の元シェフからだった。ここは近所ではちょっと有名な高級な料理店で、記念日とかに行くくらいの敷居の高いレストランだった。近くではここくらいしか高級な店はなく、正直、あまりおいしいわけではなかったが、まあ1年に1回くらい贅沢しても罰は当たらないかな、と家族や仲間と行っていた。 ただ、どうもメインの牛肉が硬くておいしくなかったが、ちょっと我慢している自分がいた。
で、ここ数年、家族が病気になったのか、経営の問題なのかわからないが、突然、閉店となった。今、そこは貸店舗となった。
それがどうだろう。ちらしにはこうあった。「120%金運アップする料理講習会」。
実はそのシェフは気学鑑定士をされているそうだ。でも、正直、「本当かいな」と思ってしまった。
たとえ金運がアップしたとしても、店を閉じてしまったのはなぜだろう。なぜ家族は健康にならないのだろう。なぜ気学で店は繁栄しなかったのだろう。
ただ、このちらしを見てわらをもすがる思いで、運気アップを目指す人もいるかもしれない。
きっと気学とはそういう人たちのためにあるのだろう。確かに金運は悪いよりいいほうがいい。でも、1回の料理教室で確実に金運がアップするのなら、もうとっくにみんなそれを広めているし、みんな実践しているはずだ。
でも、元シェフもきっと必死だろうし、懸命なのだろう。もしかしたらこの気学と料理のコラボ企画にかけているのかもしれない。
やみくもに批判はできないが、それでもたやすく「幸せ」とか「運気アップ」とかを売りにするのって、どうなのかなあと思ってしまった。