昨日、トイレ掃除のことを書いた。今日、実は父の遺産だった不動産が動いた。もともと維持費がかかり、どうやって管理しようかと思っていた家だった。いまはだれも住んでいない空き家で、これまで「売る」「売れる」ということは全く考えていなかった。それが、偶然にも隣り合わせの家が空き家になり、長屋となっていた二軒そろって売りに出そうという動きになった。
流れとは不思議だ。こちらが全く意図していない方向に動いていくのだなあと思った。もし、これが私の中で「なんとしてもお金にしたい」とかいう執着にも似た欲があれば、こんな流れになっただろうか。考えていたのは「どうやって維持しようかなあ」「電気代とか水道代、無駄だなあ」ということだけだった。固定資産税の支払いもあった。
それが違う方向から予想外の解決策が現れるとは。「そうか、売ればいいのか」。
でも、いま空き家が多い時代に、築30年もの古い家つき物件が売れるのだろうか。不動産やさんに聞いたら、海から近く山にも近いことが奏功し、それが結構な値段で土地が売れそうなことが分かった。欲をかかず、ただもくもくとトイレ掃除をしてきたからかな。
まだ売れたわけではないから、喜べないが、老後のたしにはなりそうだ。
父亡きあと、父との思い出だらけの古い家と海をながめ、なつかしい海の香りをかいだ。父と 行った海のにおいと変わらないにおいがした。