師匠に会うまで、方位、方角の重要性をさほど認識していなかった。が、ここまで方位って大事とは思わなかった。
短期的な出張とかはあまり関係ない。長期的な旅行とか転勤とかは「それは何時何分くらいだい?」と聞かれる。最初はきょとんとしてその意味がまるで分からなかった。南西とか、北東、とかいうのならわかるが。何時何分とか聞かれると戸惑った。今では、その場所は我が家からだいたい7時から8時の間、短針でいうと7時半くらいの位置です。というように答えられるようになった。
方位の大切さを再認識したのは、最近だ。20年以上前、仕事の関係で私は単身、札幌に転勤したのだが、その北に行く時機と方角、ともに当時は「大吉方」といわれていた。ただ、当時の私はそんなこと言われたって、独身で身寄りもない、免許もない中で、どうやって北の大地で仕事ができるの、と途方に暮れていた。当時は師匠と出会う前で、易経ができる初老の男性から「あんた、絶対に行きなさい!」と言われてもそう簡単に信じられなかった。で、セカンドオピニオン。別の女性占い師に聞いたが「いい方位だから大丈夫」。
うそだ、そんなの。所詮、占いは統計学。で、今度は大学時代、お世話になった先生に手紙を出した。先生なら、無理するな、と言ってくれるかも。でも返ってきた便りは「まずは行ってみて、どうしても無理なら考えたらどうですか」。えーーー。いくのお、婚期逃すから。間違いなく。
最終手段は家族の反対だ。当時、存命だったおじいちゃんなら、かわいい孫を遠方に行かせたくないはず。おじいちゃんに期待したが、「それはいい機会だ。行ってきなさい」。もう、誰も止めなかった。腹をくくり、北の大地に旅立った。。。。でも、それがあったから、いまがあるといえる。
それだけは確かだ。師匠から出た言葉は「北に行ったのは、あんたの場合は最高の伴侶を見つけるためなんだ」と。
なるほど~。夫とは、札幌に行ってから、再会した。遠距離恋愛だったからこそ、結婚につながったのかもしれない。
息子が行くことになる南西の大学は「いい師に出会うため」らしい。方角は侮れない。