ものの本を読むと、皆既月食は特別の満月だそうだ。満月は「物事の達成」とかいう意味があるらしい。
月が満ちるからなのか。そして皆既月食は特別の満月という意味があるようだ。「特別な満月」ーー。どなたか、願望を達成した人いますか。
私自身の経験からいえば、なにかを「達成した」と実感したことはいまだかつてない。
ここ数年、私は重い荷物を背負って一人、山登りをしているような感覚でいる。「重い荷物」とは、仕事上での責任とかプレッシャーとかいう荷物だ。
男社会の中で、がむしゃらにそれを担ぎ上げ、時にはつらくて泣きながら、一歩、一歩、歩いてきた。でも、歩いても歩いてもまだ頂上が見えない。時には、この道で本当に合っているのか、不安になった。あとからきて、笑いながら私を追い抜いていく後輩もいた。それでも、私は心で泣きながら道化を演じ、また重い荷物を背負って、岩だらけの道を歩いていく。そんな感覚だ。
その荷物の重さを実感するのが、皆既月食のタイミングだ。 体調を悪くして、肩にのしかかっていたいろいろな葛藤や悩み、重さを感じることができた。体調にもろにきた。悪寒がする。風邪をひいたようで、ダウンした。
皆既月食は、浄化のパワーがすごいらしい。
私自身のうみを出すときなのだろうか。
ちょっと休んで、また、荷を背負い、山登りは続く。私のてっぺんは どこにあるんだろう。これから人生はどう展開していくんだろう。