今回のことは私たち家族にとって
生涯忘れられない出来事となりました。
批判もあるかもしれませんが、
備忘録として感謝の気持ちを込めて残しておきたいと思います。
石橋を叩きまくって渡らないくらいの
慎重派だから大丈夫だろうと思っていた
我が家の5歳長男・・・
先週、
勝手に家を出た後行方不明となり、
警察に行方不明者届と捜索願を出して
県内全域が捜索対象となっていました。
ママ友やご近所さんが
色々拡散してくれていたので
身バレも怖いですが・・
もう書かずにはいられないので
書いちゃいます！！
行方不明から無事保護の一報まで☺︎
先日から長期研修に入り
お家では勉強漬けの旦那くん。
お父さんとは遊べないよ～と話すと、
電車に乗って隣駅に行きたいと
息子が言い出し、娘と3人で
急遽お出かけすることに。
バタバタと準備をして、
出発するよー！となったときに
私が玄関のカギを持たないままで
一旦外に出てしまったことに気づき、
中に入ってカギを取りに戻ったのですが
その隙に息子が一人で
玄関を飛び出してしまいました。
ただ、息子が先に出てしまうことは
これまでにもあって・・
マンションのエントランスのところで
待ってくれているというのが
いつものパターン。
正直ここまでは
まだ日常の一部でした。
でもこの日、
エントランスで待ってくれている
息子の姿はなくて
おかしいなと思いつつ、
エレベーターで
行き違いになっているのかなと
家で勉強中の旦那くんに電話してみると
こっちに戻ってはいない、と。
もしかして駅まで先に行っちゃったのかなと
いつもの道を通って駅に向かいましたが
どこにも息子の姿はなく、
付近をうろうろしてみてもどこにもいない
これはちょっとまずいかも、と
ここで思い始めて
旦那くんに再度電話をして
手分けをして探すことに。
駅の周りやマンション周辺を
探しながら連絡を取り合い、
いなくなってから1時間後に
警察に届けることを決めました。
交番に行く途中、
マンションの管理人さんや
ママ友たちにも状況を連絡。
そして念のため、
幼稚園にも電話で伝えておきました。
一旦交番にて聴取がスタートしましたが、
その間旦那くんは継続して
付近を探し回っていて
家に誰もいないのは
戻ってきたときに良くないからと
自宅にて改めて聴取されることになりました。
私はこの時には
全身から血の気が引いて
水分も酸素も身体を巡っている感覚がなくて
気力で前に進んでいる感じでした。
頭の中でグルグルしていたのは
何であのとき、
玄関のカギと取りに引き返したんだろう。
家には旦那くんもいて
絶対に必要とは言えなかったのに。
という後悔と、
どこにいるかも分からない、
たった5歳の息子のこと。
もう息子に会えないかもしれないと
考えるだけで怖くて全身が震えて、
考えたくないのに色々なことを考えてしまって
今にも、倒れこみそうで。
でも、交番から自宅に戻る途中、
同じマンションのママやパパたちが
自家用車やバイク、自転車を出したり
大声で名前を呼んで走り回ったりしながら
付近を探してくださっているところを見て
私がしっかりしていないと！と
自分を奮い立たせることができました。
マンションに付くと
すぐに警察の方・管理人さんと一緒に
防犯カメラの確認がスタート。
（管理人さんも初めてのことで動転していて、
最初防犯カメラを・・となったときに
「理事会の承認が必要なんですよ～～
」
と焦っておられました。
「では管理会社に確認して
承認は後受けでお願いしてみてください」
と警察官の方が言ってくださってからは
管理人さん＆電話越しの管理会社の担当さん
というペアで対応が進み、その後はスムーズでした。
やっぱり、緊急時に誰か同じ立場の人がいると
動きやすくなるんだろうな・・とひとつ学びました
）
防犯カメラには
エントランスで待とうとする気配もなく
スタスタとマンションを出る
息子の姿が映っていました。
ただ、
マンションを出た後の足取りが分からず、
付近の防犯カメラを見せていただくように
依頼しないと・・と話しているところで
同じマンションのママさんが
駅方面に歩いていく息子の姿を見た
！
と管理人室に飛び込んできてくださいました。
１人で歩いていたけど、
ママが先に行って待ってるのかな？
って思っちゃって・・
声かければよかった・・！
本当にごめんね
と、責任を感じさせてしまって
本当に申し訳なかったけれど
この情報が
とってもとってもありがたかったです。
この時、
息子がいなくなって1時間半以上が経過。
私たちが防犯カメラを確認し、
旦那くんは捜索しつつ駅の防犯カメラを
見せてもらえないか依頼をしている間も
ママ友ネットワークでつながり続けた連絡で
気付けば更に沢山のママさんパパさんが
付近を捜索してくれていて、
・聴取の間の娘のお世話
・タクシー会社に無線で各車に連絡の依頼
・近くのお店やクリニック等への連絡・依頼
等々、みんなが声を掛けて
どんどん捜索を進めてくれているのが
本当に本当に心強かったです。
娘や私が食べ損ねたお昼ご飯の
心配もしてくれたママさんもいました
その後、
交番の方と入れ替わるように
警察署の生活安全課の方々がいらっしゃり、
より細かい状況説明や
息子の身体の特徴等の聴き取りがスタート。
以前、
遺体の身元確認のために
歯科検診時のデータが使われると
聞いたことがあり、
歯医者の通院歴や通院内容、
通院期間や時期まで細かく確認されたときは
もう怖すぎて震えてしまいました。
一通りの確認が終わった
丁度そのタイミングで
交番の警察官の方から連絡が入り、
最寄駅の防犯カメラの確認がスタートし、
息子が一人で電車に乗って
しかも乗り継ぎまでして
都内の駅で下車したことが判明。
（詳細は念のため伏せますが、
巨大ターミナル駅でした）
誰もがまさか電車に乗って
移動しているとは思っておらず、
区内どころか県を跨いでの捜索になることに
警察の方も慌てていたようです。
ひとまず息子が向かった
方角が分かったというところで、
今後どうやって探していくか・・
という話が始まろうとしたそのとき、
今度は息子が通う幼稚園から連絡が。
なんとそれが
息子が無事に保護されたという第一報でした。
このとき、
息子が行方不明になってから3時間強。
お母さん、息子くんが見つかりました！
今、○○警察署で
保護されているという電話が
園にありましたので
お電話させていただきました！
と、学園長先生と
電話を受けた先生がお話ししてくださって、
一緒にいた警察の方々も
静かな拍手で喜んでくださいました。
私、号泣
張りつめていたものが
一気に解けていくのが分かりました。
長くなりそうなので、続きます
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