こんにちは✨
パートナーシップカウンセラー
ジャージコバ認定カウンセラー
せいちゃんです。
この秋出版予定の電子書籍✨
この本の
冒頭に繋がっていく
エピソードを書いていきます。
意味不明な男性心理
情けない夫の思い
このエピソードブログにも
そんなホントの気持ちが
たくさん出てきます✨
このブログも合わせて読んで
もらえれば
本編「拗ねる夫のホントの気持ち」を
より楽しく読んで頂けると思います。
エピソード１
娘せい子が生まれる２カ月前。
今から６年くらい前の
４月。
ずっと乗っていたジムニーという実質２人しか
乗れないゴツゴツした4WDの車から
ファミリーカーに乗り換えようと思って
俺は
中古車専門店に来ていた。
ん〜こういうのじゃないんです。宮沢さん。
中古の黒のボクシーみたいなの。
予算、、、ひっ、１２０万で。
いや、ちょっと、、嵩丘さん。
その予算では、、うちのお店では、、。
、、ないですか？
はい、、。
１２０万でしたら中古の軽、タントが
ありますけど、どうでしょうか？
軽ですか、、色は何色ですか？
今でしたら、あずき色のタントですね。
黒色は？
黒は今のところないですね。
えぇ〜。。。
わかりました。妻とも相談して、また来ます。
そう言って
中古車専門店を後にした。
家に帰って
２ヶ月後に出産予定の妻せい代に伝える。
ホントはボクシーとかあんな感じのファミリーカー
が良かったのに、何かないんだって。
（予算が足りないとは言わない。はぐらかす。）
そうなんだ。
じゃあどうするの？
軽のタントはあるらしい。
電動ドアでテレビも付いてるって。
えっー！すごい！それめちゃ良いね！
えっ、あっ、おーん。なぁ。。
えっ、何で？何がダメなの？
黒色が良いなぁと思って。
あずき色で全然良い。
えっ、あっ、おーん。
あずき色なぁ。。。
俺は黒色にこだわっていた。
俺には妻には言えない
恥ずかしい思い込みがあって、、。
男は黒色の車に乗るのが
カッコいい。
他の男から見られてもカッコいい。
あずき色だと笑われるんじゃないか。
他の男たちに。
あずき色だとバカにされるんじゃないか。
他の男たちに。
そんな独特の思い込みがあった。
俺にとって車は
勝手に他の男たちと男としての地位を競う
１つのアイテムみたいなものであって
いい車に乗っている男＝偉い強いカッコいい。
高い車に乗っている男＝偉い強いカッコいい。
大っきい車に乗っている男＝偉い強いカッコいい。
そんな独特の思い込みが俺にはあった。
多くの男たちは同じような思い込みがあると思う。
そして
もっと恥ずかしい思い込みがあって
黒色の車なら
狭い道の対向ですれ違う時に勝てる。
狭い道の対向の時って
ゆずり合って道を通るのが基本なのに
お前が下がれよ的に威圧感出して
突っ込んでくる車がいる。
黒色ならそんな車に対抗できる！
逆に威圧感に威圧返しできる！
って
思い込みがあった。
ホント謎でしょ、意味わからないでしょ。
子供みたいでしょ。
男の人ってこういう
子供みたいに
他の男たちと張り合うところあって。
そんなことを考えて
車を選ぼうとしていた。
（クレームは真摯に受け止めます）
けどさぁ。
冷静に考えたら
小さな小さな娘せい子を乗せて
そのママである妻せい代を乗せて
これからは
超安全運転しなきゃいけないのに
俺は何を考えて悩んでるんだって
逆に恥ずかしくなって
その１週間後に
妻せい代と２人で
中古車専門店にもう一度行き、
宮沢さん、あずき色のタント買います。
そう言って
あずき色のタントを買った。
それから
娘せい子が生まれるまでの２ヶ月間
せい代と２人で
そのあずき色のタントに乗り
ベビーグッズを買いに走ったり
チャイルドシートを付けたり。
実質２人しか乗れないジムニーより
このタントはめちゃめちゃ快適だった。
揺れも少ないし、電動ドアだし、中も広い。
あずき色にして良かった。
５月、気持ち良い風の中
あずき色のタントを運転しながら
これから
後部座席のチャイルドシートに娘せい子
その横に妻せい代を乗せて
俺が車を運転する。
俺が２人を守っていく。
俺が先頭に立って
２人を引っ張っていく。
俺はひとりで心の中、
カッコつけていた。
そして
６月。
せい代の出産予定日が近づいてきた。
俺もそれに合わせて有給をとった。
出産に立ち会って
不安でいっぱいのせい代を支えようと思った。
が、、。
つづく。
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