こんばんは
会うとホッとする心理カウンセラー
ジャージコバ認定カウンセラー
せいちゃんです。
そろそろ、ねんねしようか。
うん。
ねんね出来る?
うん。
灯りを消して
訪れる暗闇に包まれ、どこからか、すきま風。
呼んでないのにやってくる。
冬の冷たさを肌に置いて
去っていく。
冷たさが寂しさに変わってく。
暗闇の中、薄暗くガラス窓。
かすかに映る、向こう向く娘と俺。
パパとママは先に死ぬの?
ん?、、、うん。
嫌だ。せい子嫌だよ。ずっと一緒がいい。
大丈夫。ちゃんとそばにいるから。
向こう向く娘の濡れた頬を俺の袖で拭く。
向こう向く娘の髪をゆっくりなでる。
もう一度、上から下へ。
もう少しだけ、同じように。
ねんねできそう?
うん。
薄暗くガラス窓、映る、向こう向く娘。
向こうには未来が映ってる気がする。
ずっと先の娘に伝える。
大丈夫だから。安心して進もう。
ちゃんと繋がってるから。
そう、思いを未来に届けようとする夜がある。
そう、同じように未来から届く夜もある。
しばらくして
寝息が聞こえ始める。
娘に毛布をかけ
また少し髪を撫でる。
しばらくして
俺は安心とともに深い眠りにつく。
そんな夜がある。
夜深く、パパの詩。
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