精神医療サバイバー | クスリに頼らない自遊人

クスリに頼らない自遊人

東大法卒のアル中です。ベンゾジアゼピンを断薬して6年が過ぎました。東大野球部応援とグルメ情報、映画レヴューとメンヘラネタが中心です。
コメントには塩対応なので悪しからず御了承下さい。

のぶです。

こう呼ぶのが適当な様に思えてきました。

自分の周りを見回してみて…

ざっと30人もいるでしょうか?

面識あるブロ友さんや、断薬ガールズを数えてみても、やっぱり精々20-30人

圧倒的にマイノリティー

サバイバーは過酷で孤独です。

離脱に苦しんで、
クスリを抜いて

クスリでボヤかされていた「剥き出しの自分」に向き合わされ

誰にも誉められもせず、

元の疾患も何とかクスリ使わず乗り越えようと、日々生活改善やら食事やら運動やら取り組んで

ホントに長い苦しい戦いです。

私自身、精神医療からの離脱に挑戦し始めて8年になろうとしています。

縁が切れてからは4年

社会生活に長いブランクができます。

回復は実感できます。
地力、体力、気力そして情緒

断薬直後がウソの様ですが、
長い戦いで年はとってしまいます。

髪も抜け、シワも増えてます。

気が付けば同期同窓はリタイアする年齢だから、当然です。

履歴書の謎の空白期間が長くなります。

それだけで職探しは簡単ではありません

下手に学歴職歴が立派だと逆に苦労したりします。

時給が低いからといって、仕事がラクな訳でもカンタンな訳でもありません、今の仕事がまさにそれですが、むしろ瞬発力が求められることが多く、ベンゾ脳の高齢者には全く不向きです。

コンビニバイトの面接で落とされたこともあります。

意にそまぬ仕事をするのに、自分のプライドとも戦わなければなりません。
 
パチンコ店の交通誘導
駐輪場の管理人
宅配スタッフ

何でもやりましたよ、
食って行くために

かつての同僚に見られたら死ぬしかない、そんな思いで

それも離脱症状、後遺症と戦いながらです。

全然回らない、覚えられない脳、動かない手足、
それに目眩と頭痛

ボロボロの自尊心を抱えながら。

生きるために

どんなに頑張っても、収入は捕まる前の10分の1が精々です。

さらに
精神医療と縁が切れると、通常精神福祉、公的支援からも外れることになります。 

何度も心が折れそうになりましたよ、

「何のために頑張ってるんだ」

戻りたくないから
です。

ネット中傷被害を受けた元アナウンサーで僧侶の高橋美清さん。弁護士を通じて「法的措置を辞さない」と加害者に伝え、4人と実際に会うと全員、面識はなし、謝罪より先に言われたのは「自分はうつ病」「生活保護を受けている弱者」などの弁明でだった…

アホらしくなって訴訟取り下げたという、このニュース
これみてやっぱり「そこ」には戻りたくないと思いました。

それでも辛いのは
やっぱりマイノリティーであることなんですよね。

一度精神医療に捕まって、そこから離脱できる人は多分10人に1人もいません。

ずーっと薬漬けの飼い殺し、
仮にそこから離脱したとしても

健常者に戻れる訳では決してありません。

やっぱり精々「半地下の住人」です。

長らく地下で燻ってたから、地上にも仲間は少なく、相談する相手もほとんどいません。

第一「精神医療サバイバー」なんて地上人に理解なんかされませんから。

隠さなきゃならない場面も多い。自分の属性を隠さなきゃならないって、それだけでかなりストレスフル。

それでも、です。

戦い続けなければならないと思っています、役割として。

そこに希望はあるんだ、ということを証明したいと思っています。

それこそ気合いと根性で

半地下のサバイバーの仲間、一緒に頑張りましょう。