苦しみの値打ちを決めるもの

のぶです。

秋らしい爽やかな日になりました。

破滅的でデタラメな人生で苦労を重ねてきましたが、こと受験に関する限りは大した苦労はしていない。

高校は推薦だったし

大学受験でも塾にも行かず浪人もせず、３年の夏まで野球やってて実質半年間の受験期間だった。

受けたのも一校だけ。

ずっとそれが自慢でしたが

苦労を経験していない分

今仕事で苦労しています。

現代文の「読み方」なんか勉強したことがない。

「攻略法」も知らない、いやそもそも国語を勉強したことがない。　　

英語もしかり。

「○○構文」だの「○○の○○的用法」とか、文法用語とか学習単元を全く理解していない。

数学に至っては問題解くのが息抜き代わりだった。

要は読めて解答できれば良いだけだったし、体系的に勉強する時間も無く突貫工事たったから。

何処の学校のどの学部の受験科目や出題傾向、偏差値に合格ラインがどうだ、なんて全く知らない。

そもそも東京の受験事情を解っていない。

つまり

どうやって教えたらいいか？

何を助言したらいいか？

サッパリ解っていない。

適切なアドバイスができず、

相談に乗ってあげられない。

これは塾講師としてはかなり致命的です。

受験関連の「知識」が足りないことも、もちろん大問題ですが

これ以上に困るのは

受験の苦労や不安、感情を共有し共感してあげられないのと、

生徒がなぜ解らないのか？

が理解できないことです。

理解できないから適切に教えられないことよりも、

気持ちが寄り添えない方が困ります。

受験なんて大したことじゃない、

できて当たり前、だから心から誉めてやれない。

…どうしてもどこかで冷めた対応になります。

逆にできないと「なんで？」になってしまう。

いくら教えても解らないとイライラ😒💢💢してしまう。

変えられないものを変えようとするのは、自分の性格上の欠点そのものでもあるのですが、それだけじゃなく

人は自分が経験したことしかわからないし、伝えられない

特に自分も苦しい思いをしたことでないと

心から共感できない

と言うことなんだと思います。

仮に共感できたとしても、

相手がそう受け取ってくれるのは難しい、

「アンタなんかに解るハズがない」になっちゃう。

「処方向精神薬で苦しんだ、人生無茶苦茶になった」

こんな経験、どれだけ騒ごうと、精神科のご厄介にならずに済んでいる人達には理解も共感も不可能です。

「○○○○の妄言」と思われてるのが関の山。

その現実を受け入れられるまで、随分と時間がかかりましたが…

「経験と力と希望を分かち合う」

「自分の苦しかった経験が、どれだけ人の役にたつかが解るようになる」

「自分は役立たずだという自己れんびんの感情が消え失せる」

このありがたみを、

経験、特に苦しんだ経験を共有する「仲間」のありがたさを初めて知ったのは、自助グループにつながってからです。

過去の事実は変えられませんが、

過去をどう受け止めるか？

苦しかった過去を意味のある大切なものにできるかどうか？

それは今の自分が決められる、今の自分の問題

今日の自分が変えられるものだという単純な事実と一緒に

今日一日を大切に

*次回のMDAA昼のZOOMミーティングの予定(原則毎週木曜日開催です)

◇日時

　10月22日(木) 1300-1430

◇ミーティングID/ PC:

  ID : 623 067 2924

  PC: 8sxhBn 　

◇テーマ

・どうしたらうまくいくのか？

オープンミーティングです、どなたでも参加できます。

[MDAAについて]

・MDAAは処方向精神薬で依存、離脱症状、副作用や後遺症、減断薬に伴う悩みなどの問題を抱える当事者、家族、関係者が集まる自助グループです。

・ニックネームでの参加を推奨しています、どこまで自分のプライバシーを明かすかは自分で決められます。

・守ってもらうこと:
①自助ミーティングは言いっ放し・聞きっ放しが基本です。

自分が経験したこと以上の医学的な助言はお控え願います。

各人の経験と力と希望を分かち合う場です。　

議論や討論をしたり、対外的な意見を纏めたりする場所ではありません。

人や人の意見を否定したり、裁いたりすることはお控え下さい。

②ミーティングは秘密会です。ミーティング会場で聞いた話は絶対に外に持ち出さないで下さい。

途中参加、退出も自由です。
初めての参加でもお気軽に。