今年の「やんちゃ村」マラニックはスタッフで参加 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

京都市内を中心にマラニックイベントを開催している「京都やんちゃ村」。

 

最近は京都一周トレイルを4分割して走るマラニックが中心ですが、過去には祇園祭の日に山鉾巡りをしたり、新撰組にまつわる史跡を巡るイベントをしたりと、いろいろ趣向を凝らしたマラニックを企画開催していました。

 

私が京都を好きになったのも、やんちゃ村のイベントで歴史文化に接する機会があったおかげです。

 

今年も5月から8月にかけて、京都一周トレイルを4分割して踏破するマラニックのスケジュールが決まりました。私は毎年行われるこのイベントのおかげで、京都トレイルは5回コンプリート踏破しています。

 

体力が年々落ちる一方なので、今年からはスタッフとしてイベントを裏方で支えようと、「やんちゃ村」のマスターにお願いしたところ、快く承諾していただきました。

 

5月12日日曜日、京都トレイル4分割マラニックその1「東山編」で、スタッフデビュー。

 

事前に割り当てられた担当は、受付を手伝った後に車に相乗りして東山山頂公園まで移動し、お昼エイドを設営する。その後は遅くなりそうな参加者を拾いながらゴールを目指す(いわゆるスイーパー)というもの。

 

ところが直前になって、9人のスタッフのうち2人が来られなくなり、

「〇〇さん、受付終わったら最後尾で追いかけてもらえます?」

「えっ!私が最初からスイーパー!!」

(話が違う⁈ 体力持つかな?💦)

ということになってしまいました。

 

朝8時過ぎ、受付会場の伏見北堀公園に着きました。受付は8:50からですが、すでに一人二人と参加者が集まってきます。

 

8:30過ぎから受付の準備をした後、簡単にスタッフの分担確認をして、8:40から受付を開始しました。

 

今回の参加申込者は約70人ですが、DNSの人も何人かいて、64人になりました。常連のラン友さんもいっぱいいて、私のスタッフデビューを冷やかしてくれました(笑)。

 

9:00過ぎ、準備のできたランナーからウェーブスタートしていきます。伴走するスタッフも、速いランナーを案内する担当、写真を撮りながら真ん中あたりを進む担当、と分かれて出発しました。

 

大体のランナーが出発した9:20過ぎ、私はほぼ最後尾でスタート。スタッフLINEでお互いの位置情報を知らせながら進みます。

 

伏見北堀公園には、深草コース F9 の道標があります。本来なら伏見桃山駅近くにある F1 からスタートですが、距離や会場設営の都合で数年前からここがスタート地点になりました。

 

スタートして、(そういえば去年の「その1」は大雨の中でスタートしたな)と思い出しました。公園内を通る時、すでに水たまりをジャブジャブしながら走った記憶があります。

 

先行しているランナーはみんな速い感じでなかなか追いつかず、しばらくはボッチランでした。深草コースは久しぶりなので、住宅地の道標を一つ一つ確認しながら進みます。

 

F17 を過ぎたあたりの、大岩山への激登り。ここは走れず歩いて登ります。

 

F18 からトレイルに入ります。眺めのいいところですね。

 

途中にあるのが、京都の芸術家堂本印象作の珍しい石鳥居。

 

伏見地区に入って、伏見神寶神社前を通過。この辺りから外国人観光客の姿が増えてきました。

 

深草コース F35 と東山コース2-2 の道標が立つ、合流地点となる伏見稲荷の参道に到着。

 

千本鳥居の参道は相変わらずすごい人で、追い抜くこともできず、のんびり歩きます、ここで最後尾と思われる男女二人のランナーに初めて会い、話をしながら進みます。

 

道標 3-1 四辻まできたところで、二人に

「スイーパーなので、ゼッケン番号確認させてもらえますか?」

と聞いたところ、

「エッ!僕らが最後尾ですか?」

「多分.....」

それまでのんびり歩いていた二人は、ダッシュで走り去っていきました。

 

その後、少し疲れた様子の男性に追いつき、しばらく伴走。お昼エイドのある東山山頂公園に着いたのは、12:10過ぎでした。エイドの開設時間は11時から12時までだったので、すでに撤収準備に入っていました。急いでおにぎりを口にして、後半のトレイルに向かいます。

 

遅れていた男性ランナーはショートカットしてゴールに向かうということなので、私はそのままトレイルを進み、最後尾ランナーを追いかけます。しかし、ここで分岐を見逃してコースアウトするという痛恨のミス。知恩院の境内に入り込んでしまい、粟田口へ戻るべくコースを修正。

 

その途中で、コースアウトしている女子3人組を偶然発見。顔見知りのランナーだったので、そのまま並走することにしました。

 

青紅葉が綺麗な蹴上のインクラインを過ぎて

 

日向神宮の境内を歩いて通り抜けます。

 

所々で休憩を挟みながら、東山コース道標45 の分岐に到着。左が本来の京都トレイルのコースですが、大文字山を目指すためにコースを外れて右へ。

 

大文字山の山頂(標高465m)に到着。

 

さらに進んで、送り火の行われる火床に着きました。ここはいつ来ても、京都市内の大パノラマが望める見晴らしのいいところです。

 

女子3人とカメラマンで待ち構えてくれたスタッフと、5人で写真を撮ってもらいました。「大」の字のポーズのつもりです。

 

時刻は14:30過ぎ。ゴールの閉鎖時間が迫っているので、急いで山を降り、銀閣寺道へ出ます。ここも相変わらずの観光客で賑わっていました。

 

女子3人には先に向かってもらい、伏見稲荷の参道で会った二人に追いついてみると

「4人が売店に入っていきましたよ」

というのでしばらく待っていると、のんびり歩いている4人を発見。

 

「ゴール閉鎖まで30分しかないですよ!」

と伝えると、こちらも慌てて走り出しました。

 

この日は東山コース 52-1 の道標で終了です。

 

ゴール地点に設定された百万遍近くの飛鳥井児童公園に着いたのは、閉鎖10分前の15:20でした。全員のメンバーが無事に到着していたので、一安心。

 

この日のコースです。約27kmありました。

 

ゴールの設営を撤収して、車に分乗し少し離れた壬生温泉はなの湯へ向かいます。お風呂に入った後はスタッフで反省会という名の打ち上げ。来月行われる「その2」の段取りなどを決めて、解散しました。

 

初めてスタッフとして参加した「やんちゃ村」マラニック。いきなりスイーパーという大役を仰せつかりましたが、トラブルもなく何とかこなせた様です。心配された雨も開催中はほとんど降ることなく、帰る頃に降り出したのはラッキーでした。