晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

奈良県御所(ごせ)市に住むラン友さんから、こんなイベントを紹介されました。

 

 

ボランティアガイドをしている箕面市も、役行者と深い関わりがあり、葛城修験*についても少し知っていたので、「面白そう!」と思って参加申し込みをしたのです。

 

*葛城修験(かつらぎしゅげん)

和歌山県友ヶ島から始まり大阪府柏原市まで、葛城山系を中心に役行者が修行をした112kmに及ぶ道が続きます。その途中には、役行者が法華経28品を一品ずつ収めた経塚(きょうづか)が28ヶ所あり、それらの行場をを辿りながら行う修行を「葛城修験」といいます

 

芸人山伏のエナジー西手さんのことは、それまで全く知りませんでした。吉本興行所属のお笑いコンビ「十手(じって)」のひとりで、奈良の「住みます芸人」となり、「笑い飯」哲夫さんの影響で仏教に興味を持ち、それが昂じて修験道の先達に弟子入りして得度し、「楽明」(がくみょう)の法名で山伏になってしまったそうです。修験僧としていろいろなイベントで活躍していて、今では山伏の仕事の方が圧倒的に多いと本人が言っていました。

 

今回のイベントは、定員25名に対して75名の応募があり抽選になったそうですが、運良く当選できました。紹介してくれた御所市のラン友さんも当選したので、当日会えることに。

 

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10月31日土曜日。天候がころころ変わる時期でしたが、前日の雨も上がって、朝から快晴の1日でした。

 

集合場所は、近鉄御所駅前。

 

7:30過ぎに駅に着いて、受付で参加費¥300を払います。御所市観光協会の主催なので、保険代だけという格安イベント。参加者は圧倒的に女子が多かったです。西手さんのファンという人もちらほら。

 

登山口の手前まで貸切バスで移動します。移動の途中では、西手さんがトークと観光協会の人とのやりとりで、早速笑いを取っていました。

 

金剛山に登る道はたくさんありますが、今回は石寺跡道を登っていきます。

 

この日のコースです。金剛山には何回も登っていますが、奈良県側から登るのは初めてです。

 

前夜の雨で空気が澄んで、青空に山の緑が映えて気持ちがいい。

 

8:30 石寺跡道の登山口に到着。里山の風景から一気に雰囲気が変わります。修行の道ということで、おしゃべりは禁止、無言で登るように指示がありました。

 

20分ほど登って、最初のポイント高宮廃寺跡(地図① 標高550m)に到着。奈良時代の寺院跡だそうですが、今では礎石がわずかに残っているだけです。

 

どんどん標高を上げていきます。今日は標高差900mの山道を登ります。

 

途中には、石寺の石垣の跡があちこちにありました。

 

さらに30分ほど登り、9:30頃に次のポイント「常不経菩薩品」が収められた第二十経塚(地図②)に到着。西手さんが観光協会の人と説明してくれますが、そこは吉本芸人、ボケとツッコミを混ぜながら笑いを取っていました。

 

時々法螺貝を鳴らしながら登るので、山の中に音がこだまします。この日は西手さんの他に、弟弟子の人もいて、参加者の中にも法螺貝を抱えて一緒に吹く女性がいてびっくり。聞けば同じ修験者だそうです。

 

法螺貝はバルブなどはもちろん無いので、口の広さや息の送り方で音程を変えると教えてもらいました。普通の人はすぐに鳴らせませんが、トランペットなどをやったことがある人は、比較的馴染みが早いそうです。

 

途中にあるこの道で唯一の湧き水「欽明水」(地図③)。水量は少ないですが、貴重な水場です。

 

10:20 伏見道との分岐になる伏見峠(地図④)に到着。

 

さらに登ってキャンプ場に到着し、ここでトイレ休憩。

 

ちはや園地に着くと、去年の大阪万博で人気だった「ミャクミャク」像が期間限定で置かれています。一時は大行列だったそうですが、この日は落ち着いていました。ここは帰りにも寄るので、行きはスルーしました。

 

ダイヤモンドトレール(ダイトレ)のルートに合流すると、一気にすれ違うハイカーさんの姿が増えてきました。

 

この日はハロウィンの日だったので、コスプレの人もちらほら。西手さんの山伏姿を見たハイカーから、”Happy Halloween!" と言われて、みんなが爆笑。西手さんが「仮装ちゃうわ!」と突っ込む一幕も(笑)。

 

ダイトレのルートから少し外れたところに、「如来神力品」が収められた第二十一経塚(地図⑤)があります。

 

葛木神社の手前にあるのが、「出迎え不動明王」です。修行僧の二人が真言を唱えて祈祷しました。

 

そしてお馴染みの葛木神社の境内へ。

 

途中には葛城山がはっきり見えました。

 

葛木神社の拝殿(地図⑥)に到着。普通ならこの前で参拝するだけですが、この日は住職のご厚意で、拝殿の中に入らせていただきました。

 

本殿を前に、神社の謂れを詳しく解説していただきました。扁額は東郷平八郎の書だそうです。

 

西手さんが代表して祈祷します。

 

そして、何と普通なら一般人は入れない金剛山最高峰の葛木岳(標高1125m)に登らせていただけることに。山頂は本殿の真裏にありますが、神域のため写真は公開できません。

 

おまけにいろいろお土産もいただきました。おみくじやら、ボールペンやら、御神酒代わりの日本酒ソーダ缶やら。

 

御朱印は以前手にしたかもしれませんが、念の為いただくことに。

 

近くの転法輪寺にも参拝。

 

修行僧二人にあわせて、一緒に般若心経を唱えながら勤行します。

 

有名な国見城跡に到着。休日の昼過ぎとあってすごい人でした。サクッと記念写真を撮った後、昼食休憩です。

 

気温は9℃。それほど寒くはならないと思って最初から短パンでしたが、さすがに寒くなって、食堂で温かいカップヌードルを流し込みました。

 

後は降りるだけです。行きにスルーしたちはや園地(地図⑦)に寄ってみました。「ミャクミャク」」の撮影行列は少なめだったので、みんなで入れ替わり記念撮影。

 

西手さんの山伏姿とミャクミャクのツーショット。法螺貝も吹いたりして、周りの注目を浴びていました。

 

帰りは念仏坂の急坂を降ります。

 

西手さんの先導で

「慚愧懺悔 六根清浄」

(♪〜ざーんぎざんげ ろっこんしょうじょう〜♪)

と唱えながら下山しました。

 

登山口から再び迎えのバスに乗り、御所駅まで戻ります。帰りの車内では、西手さんへの質問タイム。ここでもしっかり笑いを取っていました。御所市の観光案内パンフもいっぱいいただきました。

 

御所駅に戻ってきたのは、ほぼ予定通りの15:00前。お疲れ様でした。

 

今回の企画が好評だったので、第二弾第三弾があるかもしれません。また参加したと思った楽しいイベントでした。