陶芸を趣味にしているラン友Eさんが、京都で「土の向くまま展」というグループ展をするというので行ってみました。ぜっかく京都に行くのにそれだけではもったいないので、ついでに行きたかった名所史跡巡りもすることに。
3月15日金曜日。この日の京都の予想最高気温は18℃ということだったので、半袖短パンに台湾サンダルという走れるスタイルに。(車内では目立ち過ぎるので、長パンを履きましたが 笑)
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SNSの投稿で淀の河津桜(かわずざくら)が見頃らしいので、まずは京阪電車の淀駅で途中下車。駅で降りた人はほとんどが桜目当てのようで、ゾロゾロと行列が続きます。私は短パンスタイルになり、彼らとはルートを変えて現地へ。
1kmも走らないうちに到着。平日にも関わらず、それなりの人出でした。
しかも聞こえてくるのは中国語ばかり。どうもツアーの行程に含まれているようですね。
あまり期待していなかったのですが、なかなかの規模。淀水路に沿って1kmほど桜並木が続いています。
ほぼ満開で、中には散り始めているところもありました。
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淀駅まで戻って再び京阪電車に乗り、終点の出町柳駅で下車。ここから展示会場のある左京区鹿ヶ谷の法然院まで、今出川通をひたすら東へ3kmほどジョグで向かいます。
銀閣寺の少し南に位置する法然院。名前は聞いたことがあるものの、訪問するのは初めてでした。
山門を入ると白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる幾何学模様の盛り砂があります。
本堂は閉められていて、直接お参りすることはできません。
そして、こちらが展示会場になっている講堂。
こじんまりした中に入ると、作者別に陶芸作品が展示されていました。
Eさんの作品。手を怪我していた時期があったということで、金継ぎした作品が中心でした。
こちらは陶芸の先生の作品。レトロっぽい独特の肖像が面白い。
まだラン友さんが会場に来る前だったので、一旦離れて行きたかったお寺巡りをすることに。
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法然院から白川通に入って北へ。一乗寺エリアにあり、最近TVで紹介されて気になっていた狸谷山(たぬきだにさん)不動院に向かいました
急坂を登り切ったところにある建物が本堂と思っていたら、こちらは交通安全のご祈祷をする祈祷殿でした。
さらに奥に向かい
250段の階段を登り
健脚わらじが奉納されたお迎え(弘法)大師を過ぎて
さらに登った先に、本堂がありました。清水寺のような懸崖造りで建てられているのが特徴ですね。
境内には宮本武蔵が修行をしたという滝跡もあります。
本尊の不動明王に参拝して、御朱印もいただきました。
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この不動院の坂を下りたところには、宮本武蔵が一乗寺下り松で決闘をする前に訪れたことで有名な、八大神社があります。(詳しい経緯はネットでググってください)
境内には、その武蔵の銅像と
下り松の古木が残されています。
こちらも参拝して
御朱印をいただきました。
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そこからさらに降ったところにあるのが、紅葉などで有名な詩仙堂です。名前はよく聞くものの、中に入るのは何気に初めてでした。
特徴的な窓が見える門を潜って中へ。ツツジや紅葉の季節ではないので、人も少なめ。
床の間には、開祖石川丈山が隷書体で書いた「福」「禄」「寿」の軸が掛けられ
別の間には、名前の元になった三十六詩仙の肖像画と、左甚五郎作といわれる欄間が掲げられています。
庭に降りてみると、小気味良い音を響かせるししおどしがあり
ちょうど草花の少ない時期でしたが、赤いマンリョウや
ツバキなどがちらほら。
御朱印はこんな感じ。
一通り見て、法然院へ戻ることにしました。
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途中で立ち寄った本願寺北山別院。
意外に小さな本堂です。
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法然院まで戻って、Eさんと少しおしゃべりできました。
そういえば、法然院には著名人のお墓があることを思い出し、少し探してみることに。
河上肇夫妻の墓や
谷崎潤一郎の墓を発見。
他にも、九鬼周造やノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑さんの実家のお墓もあるそうですが、見つけられず。
陽も少し陰ってきたので、阪急河原町駅まで向かいます。四条通まで出ると、観光客でごった返していて、それまでの厳かな気分がいっぺんに吹き飛びました💦
そんなこんなで、この日は20kmほどのジョグになりました。