箕面ボランティアガイド研修ハイク⑤ | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
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箕面ボランティアガイド(MVG)になるための研修ハイクもいよいよ大詰め。3月13日水曜日に、最終の研修ハイクに参加して来ました。この日は勝尾寺に関わる遺跡を巡るコースです。

 

集合場所は粟生(あお)団地バスターミナル。箕面駅からはほぼ東に向かって4kmほどだったので、駅からジョグで走っていきました。

 

予定ではここからバスに乗って北摂霊園まで上がり、そこから大滝まで下りてくるはずだったのですが.....。

 

乗る予定だった9:27発のバスがなんと満員で乗れないというトラブル。後で聞いたら、千里中央駅から満員だったそうで、そこから乗ってくるメンバーも無理やり乗車したものの、粟生団地で下りられずに通過してしまうという非常事態。

 

しかしそこは経験豊富な先輩スタッフたち。この日のリーダーはすぐに連絡をとって、次のバス停で降りてもらったメンバーと合流して、ルートを変えて行うことになりました。

 

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(この日のコースです)

 

10:00前にスタート。まずは勝尾寺の旧参道を上がって、勝尾寺園地を目指します。

 

参道の二十六町石が残る分岐(C11)から

 

獣除けのゲートを過ぎると、トレイルに入ります。

 

そこそこの登りが続きますが、私は何回か通ったことがあるルートなので、勝手知った道です。前日の大雨の影響も心配しましたが、思ったほどぬかるんではいなかったです。

 

C1 の分岐に到着。左に行くと町石が残る「古参道」ですが、この日は右の「旧参道」を進みます。

 

走ると気持ちの良いトレイルですが、この日はのんびりハイキング。

 

古参道との合流地点(C2)に到着。

 

ここから先は、鎌倉時代に建てられたという日本一古い町石が残っています。これは「七町石」。

 

それぞれの町石は、この数年で綺麗に整備されたそうで、説明版も設置されています。これは「六丁石」。

 

さらに上がると、勝尾寺八天石蔵の一つ「軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)」の石蔵があります。

 

「一町石」を最後に、勝尾寺に到着。

 

お寺には入らず、11:30過ぎに勝尾寺園地に到着。ここでトイレ休憩と昼食タイム。綺麗に晴れ上がりましたが、一旦曇ると風もあり気温が一気に下がります。

 

昼食後はスタッフによるプチ勉強会。この日は箕面北摂エリアの山を標高順に当てるゲーム。説明によると、最高峰は明ヶ田尾山(みょうがたおさん)の620m。箕面山は意外に低くて(標高354m)、ベストテンにも入らないそうです。

 

昼食後は(J1)の分岐から、自然研究路8号線に入りました。

 

階段の登りがひたすら続きます。

 

しばらく上がると、この日のハイライトになったミツマタの群生地が現れました。(地図★印)

 

人の背を越す大木があちらにもこちらにも。

 

みんな写真を撮りまくります。

 

しばらく登ると、東海自然歩道と合流(J6)しました。あとはほぼ下るだけです。

 

途中にある、勝尾寺歴代座主(ざす)の供養塔。手前が証如上人、奥が教信上人の供養塔だそうです。

 

その先には勝尾寺の開祖になる開成皇子(かいじょうおうじ)の墓があります。天皇の皇子ということがはっきりしているので、宮内庁の管轄になっています。

 

その近くにある最勝ヶ峰(標高540m)の山頂には

 

その皇子が悟りを開いたと言われる「座禅石」が残っています。

 

途中の道で宝探し?

 

見つけたのはこれ。通称エビフライといわれる、リスが松ぼっくりを齧った残骸です。この辺りにたくさん落ちているそうです。これも箕面の森を知り尽くしているメンバーのおかげですね。

 

東海自然歩道を外れて(F14)4号線に入り

 

東海自然歩道の西の起点に合流しました。

 

箕面ビジターセンターの野草園では、春の花がいろいろ咲いていました。

 

ミスミソウ

 

セリバオウレン

 

キクザキイチゲ

 

後は車道を歩いて、この日のゴールになる、箕面大滝の上の一目千本に到着。反省会と研修生が感想を述べ合って解散しました。

 

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これで約半年間に渡る研修ハイクが終了しました。先日ボランティアガイドになる意思を確認する面接が行われ、箕面市の観光協会に推薦してもらえることになりました。来月の認証式をもって、正式に箕面ボランティアガイドとしての活動が始まります。