箕面ボランティアガイド研修ハイク④ | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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4月に箕面ボランティアガイド(MVG)に認定してもらうために、去年から研修ハイクに参加しています。

 

2月9日金曜日。4回目の参加となったこの日は、一般ハイカーさんを案内するいつものオープンハイクではなくて、MVGメンバーと研修生だけの自主研究ハイクでした。

 

この日のテーマは、「箕面の勝尾寺から茨木の總持寺を繋ぐ巡礼道を歩く」というものです。

 

朝9:30 箕面の粟生(あお)団地バスターミナルに、登録ガイド21名と研修生7名が集合しました。人数が多いので、2班に分かれてスタートしました。

 

この日のコースです。

 

勝尾寺に近い巡礼道は途中崩れているということで、まずは勝尾寺川にかかる西田橋の袂にある勝尾寺への道標から。石柱には「是より廿二丁」と彫られているので、約2.4kmあるとわかります。

 

楠木神社(地図①)に到着。なぜか楠ではなく椋(ムク)の大樹があります。

 

小さな天満宮(地図②)に到着。

 

天満宮らしく、紅梅白梅が咲いていました。

 

この先には、民家の敷地に「南無阿弥陀仏」の六字名号の石碑があったり

 

石地蔵が集められた道標などが残っていました。

 

春日神社に到着。平安時代に藤原氏が収めていた時に創立されたらしいです。

 

本殿は元禄時代の春日造の萱ぶきだそうですが、劣化が激しいので入母屋造の覆屋で守られています。

 

隙間から覗いた拝殿。

 

茨木市に入って、須久々(すくく)神社(地図④)の鳥居が見えてきました。

 

参道を進むと、右手に梅花女子大学の校舎が見えます。

 

須久々神社は天平時代の創建らしいですが、この辺りでは大きな式内社です。

 

11時過ぎだったので、ここで昼食とトイレ休憩。

 

今回のリーダー森さんから、ゴールの總持寺の詳しい説明がありました。

 

ここから国道171号線を渡って、西国街道に入ります。

 

西国街道の途中には、昔は点在していただろう道標が集められていました。

 

有名な郡山宿本陣跡(地図⑤)の前を通ります。

 

敷地に大きな椿の木があるので、通称「椿本陣」と呼ばれていますね、

 

西国街道沿いにもいろいろな石碑の道標が残っています。「そうぢじ」とか「そうち寺」、「かちをう寺」「かちをてら」などと読めます。

 

西国街道を外れて、名神高速道路を潜った先にも、いろいろな道標が残っています。気が付かないだけで、結構あちこちに残っているものですね。

 

ゴールの總持寺に着いたのが14時前。歩いた距離は約12kmありましたが、ほぼ予定通りでした。

 

ここでスタッフから寺の歴史などのウンチクを聞いて、解散になりました。

 

私は以前「西国三十三箇所霊場巡り」で、總持寺は参拝したことがあったので、境内をサクッと回ってメンバーと別れました。

 

今回は自主研ツアーだったので、歴史文化に詳しいスタッフがところどころで説明してくれましたが、その情報量が半端なかったです。こんな機会でもないと、こんなマニアックなルートは歩かないと思って参加しました。

 

過去にこのコースを歩いた時に使った資料などもちゃんと残されていて、先輩ガイドの皆さんの功績も感じられるツアーでした。