雪野山、瓶割山(かめわりやま)と聞いて、場所がわかる人は少ないでしょう。どちらも滋賀県東近江市にある標高200〜300mほどの低山です。この二つの山を巡るトレランツアーがあったので、参加してきました。
主催したのは、トレランツアーをメインに行っている「トレイルランナーズ大阪」の安藤大(あんどうひろし)さん、通称キャプテン。実はこのトレランツアー、去年初めて開催されて、私はその時も参加していました。
(その時の模様はこちら↓)
トレランイベントは全国各地で様々な方法で開催されていますが、今回のイベントは自治体からのリクエストに応じるかたちで行われたというのが、ちょっと変わったところです。地元の東近江市平田地区のみなさんが、町おこしを兼ねてトレランツアーを誘致して開催されたものです。
去年のイベントが、地元の人たちの熱意と温かいおもてなしで大好評だったので、今年も開催という運びになりました。
人気のツアーとあって、定員の15人はものの30分ほどで満席になってしまいました。キャンセル待ちも20人以上あったために、急遽主催者が定員を25人に増員したほどです。(去年の参加者で連続してエントリーできたのは、私を含めて5人だけだったそうです)
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11月18日土曜日の朝9:00過ぎ、JR近江八幡駅からチャーターしていただいたバスに乗り、20分ほどでスタート地点になる平田コミュニティセンターに到着。ここでマイカーで来ていた参加者と合流し、広い会議室へ。
ここでセンターの森井館長始め、地元平田地区の関係者の皆さんの挨拶と
キャプテンからコースと注意事項の説明があり
荷物を預けた後、4つのグループに別れて自己紹介。
スタート前の集合写真。わざわざツアー名の入ったボードまで用意してくださいました。
今回のコースです(ピンクルートを時計回り)。去年は雪野山を登って降りてロードを走るだけでしたが、それでは物足らない?ということで、瓶割山のアップダウンが追加され、少しハードなコースになりました。(レベルは★★☆☆☆だそうです)
10:20過ぎにスタートしました。
この日の予想最高気温は一桁台で、曇り空の下かなり肌寒い感じでした。去年は暑くてみんな半袖短パンだったのと大違いです。
3kmほど信号のない里山のロードを走った後、トレイルに入る前にちょっと寄り道。「平石古墳」という史跡へ。
入り口は狭いですが
中は人が何人も立てるくらい広くて温かったです。
この日のコースは階段が多いということで、キャプテンが階段の登り降りの基本のステップを見せて、全員で実践してみました。
坂道の下りでの効率のいい下り方(ポニーステップ)も、みんなでやってみます。効き足でないとヘンテコなステップになる人がちらほら(私も💦)。
いざ、トレイルへ。
早速階段が現れたので、先程の講習を思い出しながら登ります。かなりの急階段の途中で、森井館長がカメラを持って待ち構えておられたのはビックリ。
10分ほどで見晴らしのいい場所に出ました。遠くに伊吹山や鈴鹿の山並みが微かに見えます。
さらに10分ほど進むと、雪野山の山頂(標高309m)に到着。
一等三角点もチェック。
実はこの山頂の下に、平成元年に4世紀の古墳が発見されて、大々的な発掘調査が行われました。かなり大きな前方後円墳で、中には大きな石室があり、銅鏡はじめ様々な副葬品があったため、現在は埋め戻されて史跡になっています。(写真はその経緯を説明する森井館長)
ここでちょっとしたサプライズが!参加メンバーの一人がドローン飛行の許可を取っていて、空撮をしてくれたのです。みんな身近で初めて見るドローに興味津々。
自分たちが撮影されているのを知ってか知らずか、「どこ?」『あそこ!」と叫んだり指さしたり。
その時の空撮写真がこれです。
(ちなみにこの日の模様はYouTubeで公開されています)
集合写真を撮って先へ進みます。
その先はトレイルを走った後、段差のある急階段を降りて
苔むして滑りやすい石畳を進むと
エイドがある雪野山歴史公園に着きました。ここまでで、まだ5kmくらいです。
ここでひとり2個づつのおにぎりと
いろんな種類の飲み物を用意していただきました。
焼き芋まで!
座る椅子まで用意されていて、適当に集まって腹ごしらえ。
なんと焚き火まであって、冷えた体が温まります。
しばらくまったりして、用意していただいた皆さんにお礼を言って、後半スタート。
>>>長くなりそうなので、後編に続く