見納めの「妙見の森ケーブル・リフト」 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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秋の山行き三連チャンの3日目は、能勢妙見山へ行ってきました。山頂の妙見宮に繋がる「妙見の森」のケーブルとリフトが12月3日に営業を終了するというというのを知って、ヨメと一緒に見納めに乗ってみることにしました。

 

妙見山へは何回も登ったことがありますが、箕面から走って行ったり、麓から山道を歩いて登ったりするので、ケーブルやリフトは実は一度も乗ったことがなかったのです。

 

営業を終了してしまう詳しい理由は分かりませんが、コロナ禍もあって利用客が減ってしまい、経営が難しくなったことが一番の理由のようです。ケーブルとリフトだけでなく、隣接する妙見の森のBBQ広場の営業も終了するとか。

 

みんな考えることは一緒で、終了前に乗っておこうと、休日などはケーブル乗り場に長蛇の列ができているというのを聞いて、平日の10時始発のケーブルに乗れるように家を出ました。

 

10月31日火曜日。阪急宝塚線 川西能勢口駅から能勢電鉄に乗り換え。山下駅経由で妙見口駅に向かう電車のヘッドマークも、「さよなら 妙見の森」となっていました。

 

車内の日除けスクリーンも里山の風景が描かれています。

 

ケーブル・リフトが開通した1960年の写真が、車内に掲示されていました。

 

9:40 妙見口駅に到着。ケーブル乗り場のある黒川駅までは、歩いて15分ほどです。

 

途中の道にあるマンホールの蓋は、能勢町の町花タンポポのデザイン。

 

それにしてもいい天気。この日もピーカンの青空が広がっています。

 

妙見の森ケーブルの黒川駅に到着。駅の横から登山道の一つがありますが、今日はケーブルで。

 

10時の始発にギリ間に合いました。ほぼ満席の車内で、運転席の真後ろに立ちます。

 

勾配は20°ほどなので、それほどキツくないですね。

 

下りのケーブルとすれ違い。

 

5分ほどで山上駅に到着。

 

ケーブルからリフトに乗り継ぐ途中の広場には、いろいろなアート作品があります。

 

一番有名なのがこの「北極星入口駅」。天空に続くレールが伸びています。

 

駅舎と

 

駅名表示板。北極星まで続いているのを想像してみるのもいいかも知れません。

 

その奥にあるアート作品が、「山上のブランコ」。空中にあるので漕ぐことはできません。

 

「63年間 ありがとうございました」と印字されたノボリがあちこちに。

 

妙見の湧き水もあり、普通に飲めます。

 

ふと見ると、何やら撮影クルーがいました。聞いてみると、NHKの番組「ドキュメント72時間」のスタッフたちで、この日を挟んだ4日間撮影に来ているそうです。インタビューはされませんでしたが、カメラには写っていたので、放送されるかも?(放送日は未定ですが、多分12月8日あたり?)

 

リフトに乗り継ぎます。スキー場などにある一人乗りのリフトに、久しぶりに乗りました。

 

紅葉ももう一つ進んでいませんね。

 

カタンコトンと揺られながら、約12分で妙見山駅に着きました。

 

展望台からは関西空港や淡路島が微かに見えます。

(手すりに付けられているのは、「ドキュメント72時間」の定点カメラと書いてありました)

 

能勢妙見山の境内まで歩きます。境内はちょうど大阪府と兵庫県の県境にあります。

 

ここも何回も来ているので、サクッと参拝して山頂へ。三角点の表示がいっぱいあるので、見逃すことはありません。

 

時刻はまだ11時過ぎですが、下山することにしました。登山コースはいくつもありますが、この日は上杉尾根を下りることにしました。

 

比較的緩やかな勾配の山道を歩きます。

 

まだ早い時間帯なので、これから登ってくるハイカーさんたちとよくすれ違いました。

 

見晴らしのいい場所で休憩。

 

40分ほどで登山口まで降りてきました。

 

この日のコースです。

 

ちょっとお腹が空いたので、妙見口の駅前の売店に立ち寄ります。

 

私は生ビールと猪肉入りの「ししフルト」

 

ヨメは栗ソフトをチョイス。

 

3時間ほどでハイク終了。最初で最後の妙見ケーブル・リフト体験でした。