ラン友さん達が滋賀県の蓬莱山に登るというので、ご一緒させてもらうことにしました。比良山系の山はほとんど登ったことがなく、蓬莱山も実は初めての登山です。山頂は風も強く寒いかもというので、ダウンなどの防寒着も準備して出かけました。
10月30日月曜日、8時過ぎにJR湖西線志賀駅に集まったメンバーは4人。
綺麗な秋空の下に、駅からでも蓬莱山(写真中央)の山頂がくっきり見えます。天気はこれ以上ないというくらいの晴天です。予報では雨も降らないというので、絶好の登山日和になりました。
スタートしてすぐに琵琶湖の湖岸に立ち寄ります。見た目は海ですね。
樹下(じゅげ)神社の鳥居から登山スタート。
人馴れしたニャンコに見送られて、神社に参拝。
神社の横から坂が始まります。
蓬莱山の登山道はいくつかありますが、今回はこの分岐を右に入り、キタダカ道の登山道進みます。
ザレ場の山道をひたすら登ります。他の3人は速いペースでガシガシ登っていくので、付いていくので精一杯。
すぐに汗が出てきて暑くなり、着ていたウィンドブレーカーを脱ぎます。
「ホスの木場」という立札があります。調べてみましたが、何の場所か分からずじまい。
途中には「天狗杉」と名付けられた立派な杉の木がありました。
紅葉はまだ始まったばかりですが、青空に映えるので、みんなで写真を撮りまくります。
遠くに見えるのは、比良山でしょうか。
「クロトノハゲ」という、へんてこな名前のついた砂地の(文字通り禿げた)高台に到着。
落ち葉でシューズサークルしてみました。
黄葉したブナ林の中を歩きます。
琵琶湖も見えてきました。
蓬莱山の山頂が見えてきました。あともう少し。
遥か下に琵琶湖大橋を眺めながら、ゴンドラの下を潜り
「天命水」の水場を過ぎれば
登り初めて2時間ほど、ようやく琵琶湖テラスのある打見山(標高1,108m)に着きました。遠くに伊吹山も微かに確認できます。
少しお腹が空いたので、美味しそうなカレーパンをゲットして、みんなでパクつきます。
琵琶湖テラスの周りをぐるっと一回り。みんながよく写真を撮っているブルーの水盤があります。平日にも関わらず、ゴンドラで登ってきた人たちでいっぱい。みんな入れ替わり写真を撮っています。さすが人気スポット。
ここからなら武奈ヶ岳が綺麗に見えます。こんなにすっきり見えるのは珍しいですね。
我々も人が空いたスキをついて撮影。
水盤は何カ所かあるので、空いている場所で「せーの!」でジャンプ写真も撮ってみました。きれいに足がそろった瞬間をパチリ。(ただしテイク10くらい💦笑)
向こうに言えるのが蓬莱山の山頂。普通の人はリフトで登りますが、そこはランナー、歩いて行きます。
途中にあるブランコで童心に帰って遊んでみました。
絵になる額縁もあります。映えスポットがいっぱいですね。
冬場には琵琶湖バレイのスキー場のゲレンデになるので、この勾配が意外にキツい。ゼーハー言いながら登り切ると
ウッドデッキからは、打見山から琵琶湖まで見渡せる絶景がまっていました。空と湖の青が映えますね。
蓬莱山山頂(1,174m)にある一等三角点をチェック。山頂は風もなく、気持ちいいくらいの気温です。持ってきたダウンなどを出すこともありませんでした。
「彼岸の鐘」と呼ばれる石塔もあります。
その横にあるのは、九体のお地蔵さん。何かの供養のためでしょうか。
ここから反対側に下山開始。笹尾根が続くきれいな稜線が続いています。
高い木がないので、下界の街並みがよく見えます。
小女郎峠の分岐に到着。真っ直ぐ行くと、ホッケ山や権現山などのピークに続く道になりますが、この日は左の薬師の滝を経由して、JR蓬莱駅に下りるルートを進みます。
その前に、右に進んで小女郎ヶ池に寄り道。その途中で外国の大型犬4頭を散歩?させている人たちに遭遇(写真は無し)。こんなところまでどうやって連れてきたんでしょうか?
小女郎池はその名前の通り小さな池なので、ざっと見渡してすぐに引き返します。
まぁまぁガレた急坂を下りて行きます。気をつけていないと、足をグネりそう。
途中には、かなり前から放置されているという自転車が残っていました。ここまで上がってきたんでしょうか?
時々紅葉も楽しみつつ
渡渉もしつつ
降りた先に、やっと見つけた薬師の滝。水量が少なくて、迫力はありませんでした。
時刻はまだ14時ごろですが、天気は相変わらず気持ちいいくらいの青空が広がっています。
林道に出て歩き続け
14:30ごろにJR蓬莱駅に到着。
この日のコースです。6時間で13kmほどの行程でした。
高低図はこんな感じ。ひたすら登って、ひたすら下りたというのがよく分かりますね。累積標高は1,200mほどありました。
蓬莱駅前にはコンビニすら無いので、JRで山科駅で途中下車して、駅前の居酒屋でプチ打ち上げ。
一日中これ以上ないくらい天気が良かったので、ハードな山登りの割には、参加したメンバー全員ずっとゴキゲンな山行きでした。