今年もやってきました、「青春18きっぷ」の旅シリーズ。
今年はどこに行こうか?と考えている時に、ラン友のやまもっさんからから「キリンビール岡山工場の見学と絡めて、日帰りで行きませんか?」と誘われたので、1回目はそこに即決定。見学の予約をはじめ、細かい行程は主催者のやまもっさんに任せて、当日を迎えました。
7月23日、倉敷駅9:28着の電車でいうのが主催者から言われたスケジュールだったので、大阪駅6:00発の快速電車に乗る必要がありました。駅構内で簡単に朝食を済ませて、ホームへ。9人の参加者は、それぞれ最寄駅からJRに乗るために、大阪駅のホームで会えたのは一人だけでした。
姫路駅での乗り換え時間はわずか1分。山陽本線の岡山駅でもう一度乗り換えて、倉敷駅には定刻通りの9:28に到着できました。ここでやっと9人が揃って「おはようございます!」。
倉敷駅に降りたのは、本当に久しぶりでした。昔駅前にあった倉敷チボリ公園は既に無くなっていて、ショッピングモールになっていました。
駅のロッカーに荷物を預け、ラン組6人と観光組3人に分かれて、それぞれスタート。ビール工場見学は午後からなので、それまでは別々のプランで動きます。私はもちろんラン組です。
駅前から観光地の美観地区へ。すっかりおしゃれになった街並みを抜け、数十年前に訪れた大原美術館を横目に
柳並木が続く川沿いを、観光客に紛れて場違いなランスタイルの6人が走って行きます。
途中にあった博物館?資料館?。屋根にビクター犬がいっぱい並んでいて壮観です。
有名なアイビースクエアの横を通り過ぎ
道は次第に郊外へ。時刻は10時過ぎですが、日陰の少ない道を走るので、早くもバテバテです。
6kmほど走って着いたのは、プロ野球の公式戦も行われる岡山マスカットスタジアム。
ちょうどこの日は、高校野球の岡山大会の準決勝が行われていたので、ちょっと覗いてみようかと思いましたが、入場料(¥700)がいるのが分かって諦めました。
スタンドの隙間から覗くと、そこそこ観客が入っていました。
スタジアムで折り返して、駅に戻ります。行きに通り過ぎたアイビースクエアに立ち寄ってみました。
ここにしかないカラーマンホールでシューズサークル。
アイビースクエアの名前の如く、どの建物も蔦の葉で覆われています。
昔ながらの風情のある街並みを抜けて
阿智神社に寄ります。
御朱印帳は持ってきてなかったので、書き置きの御朱印をいただきました。
市内にあるカラーマンホールは、市の花である藤がデザインされています。
倉敷駅まで戻り、駅前にあるホテルで日帰り入浴ができると予め調べておいてくれたので、そこで汗を流して着替えました。
この日のコース。走ったり歩いたり、2時間半で14kmほど。
どこかで昼食でもと思っていましたが、工場見学時間が迫っていたため、コンビニでぞれぞれ調達して駅のベンチで食べることに。
観光で市内を歩いていたメンバーとも合流し、ビール工場の最寄駅になる万富(まんとみ)駅まで岡山駅経由の電車で移動します。万富駅からは通常は送迎バスがあるそうですが、この日は我々9人のためにわざわざ無料のタクシーを3台用意してくれたのはビックリしました。
工場には車で数分で到着。広過ぎて全貌が見えません。
"KIRIN 岡山” とデザインされた、入り口の芝生の前で集合写真。
キリンビールの工場見学は、神戸工場と名古屋工場に行ったことがありますが、岡山工場は今回が初めてです。岡山工場では、見学と試飲会は有料なので、ひとり¥500を払います。
15:00 工場見学スタート。この時間の見学者は我々を含めて20名ほど。最初はキリンの他の工場と同じように、キリンビールの歴史と、「一番搾り」のこだわり製法のビデオ紹介でした。
次に、原料となる麦芽とホップの匂いを嗅いだりかじってみたり。
発酵タンクを眺めながら
タンクの直径と同じ大きさの天井がある部屋で
一番搾り(奥)と二番絞り(手前)の麦汁をテイスティング。一番搾りの濃厚な甘さが体感できます。
麦芽が発酵して、アルコールになる動画を見たり。工場ごとに見せ方が違うのを体験するのも面白いですね。
最後は「すすめキリンちゃん」号とネーミングされたバスに乗って移動し
パッケージングの工程を見学。休日なので、製造ラインは動いていません。
最後に、お待ちかねの試飲会場へ。最初に「一番搾り」をグラスに注いでくれます。
広い会場の中で、最初はおねえさんの説明を聞きながら、セミナー形式の試飲です。(この時はおつまみはなし)
これだけ?と思っていたら、割と大きなグラスに入った3種類のビールが運ばれてきました。左から「一番搾り」と「一番搾りプレミアム」、そして「一番搾り<黒生>」です。それぞれ150mLずつ、おつまみも「柿の種」と口直しのクラッカー付きでした。
味の好みは人それぞれで分かれますが、私はプレミアムが一番美味しく感じました。黒生も美味しいですが、普通の一番搾りと黒生をブレンドして、ハーフ&ハーフを勝手に試してみました。
サントリー、アサヒ、キリンといろいろなメーカーの試飲付き工場見学を体験しましたが、それぞれに工夫したやり方があって面白いですね。(さすがに製造工程は聞き飽きましたが 笑)
70分の工場見学&試飲が終わって、帰りもタクシーで万富駅まで送ってもらえました。
帰りの車内はあらかじめ買っておいたアルコールとつまみで車内宴会です。意外に混んでいて、まとまった席には座れませんでしたが、それでも話が弾みました。
大阪駅に戻ってきたのは18:40過ぎ。朝早くから12時間以上の行程なので、やはり疲れましたね。
追記:今回の運賃比較
JRの通常運賃では
大阪→倉敷 ¥3,410
倉敷→万富 ¥680
万富→大阪 ¥2,640
合計 ¥6,730
18きっぷの場合
¥12,050÷5 = ¥2,410 で
¥4,320 のお得