からの続きです。
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今回泊まった五の池小屋は、標高2800mに位置する歴史のある山小屋ですが、今の経営形態になったのは2000年からだそうです。増改築された綺麗な山小屋で、定員は100名ほどですが、コロナ対策で5,60名に絞っていて、1人畳一畳くらいのスペースがありました。毛布や布団もありましたが、インナーシーツで体を包んで寝ます。
唯一の難点はトイレが別棟にあるということ。なので、今回も夜は靴を履いてヘッデンを付けて、強風の吹き荒ぶ中を20mほど歩かなければなりませんでした。
2日目の10月6日は、朝4:00に起きて、4:45にはヘッデンを付けて小屋の前にメンバーが集まりました。昨日雨が降り出して断念した継子岳に登るためです。荷物はセッティングだけして、デポして手ぶらで登ります。
小屋のすぐ裏手ですが、暗い上に風速10数mの風が吹いていて、体が持っていかれそうになりました。途中にはコマクサの群生地が広がっていて、季節には咲き乱れる姿が見られるそうです。
30分ほどで継子岳山頂(標高2,859m)に到着。
三角点もチェックできました。
まだ日の出前でしたが、雲海が広がっているのがなんとか見えました。
登ってきた道をそのまま戻ります。行きには暗くて見えなかった通称”針の山”も確認できました。
水が無くなった四の池も見えます。
小屋に戻って、6:00から朝食タイム。ご飯と味噌汁はお代わり自由です。
そくさと朝食を済ませて、6:30に下山開始。その前に、小屋のすぐ裏にある「飛騨頂上」と名付けられたピーク(標高2811m)をチェック。
登ってきた道とは反対側になる、岐阜県の濁河(にごりごう)温泉側に下ります、相変わらず視界は悪いですが、前日ほどひどくはありません。
次第にガスが晴れ
僅かに色づいた紅葉の景色も眺められました。
1時間ほどで、8合目の”水のない”お助け水と呼ばれるポイントに到着して小休止。
降りるにつれて、紅葉が目立ってきました。
30分ほどで、のぞき岩の避難小屋に到着。
この道沿いにはいろんな形をした岩が点在しています。これは蛙岩。
ジョーズ岩(サメのジョーズ)と名付けられた岩もありました。言われてみれば、なんとなくそれらしい形ですね。
8:30前には、7合目に近い湯の花峠に到着。
次第に苔むした風景に変わり、木道が多くなってきました。
9:30には、濁河温泉登山口まで下りてこれました。
ここから迎えにきてくれていたツアーバスに乗り、飛騨小坂の巌立(がんだて)峡にある天然温泉「ひめしゃがの湯」に向かいます。このツアーの良いところは、お風呂セットなどを車内に置いていけるので、ザックの重さが軽減されることです。
10:45 「ひめしゃがの湯」に到着。
ここは天然の炭酸源泉を使っているそうで、色は赤銅色で温度はややぬるめ(HPによると38℃だとか)なので、熱い温泉に慣れた人には物足りないかもしれません。我々もぬるいお湯に耐えられなくて、サウナでむりやり汗を出すことにしました(笑)。
さっぱりした後は、12時から温泉に併設されたレストランで昼食です。この日のメニューは、鉱泉定食と名付けられた、飛騨牛ではなく「飛騨なっとく豚」を使った豚しゃぶでした。結構ボリュームがあって、意外に美味しかったです。
帰る前に、玄関にあった飲泉場で源泉を飲んでみました。赤茶色の温泉は飲むのをちょっと躊躇いましたが、いざ飲んでみると微炭酸の飲みやすい湯でした。
後は大阪に帰るだけです。大きな渋滞もなく、19:00前には大阪駅まで帰ってこれました。
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二日間とも天気が良くなかったのは残念でしたが、五の池小屋に泊まれて、とりあえず山頂まで行けたので、ヨメは満足だったようです。
1日目のコース
2日目のコース