ラン友さんから京都の愛宕山(あたごさん 標高924m)に登りたいというリクエストがあったので、まだ寒さの厳しかった9日に行ってきました。ただ登って下りるだけではつまらないので、下山後にパンや和菓子などの店に立ち寄ってみようと、事前にチェックをしてルートをだいたい決めておきました。
朝9時過ぎ、阪急嵐山駅から3人でスタート。すでに来る途中の桂駅で乗り換える時に白いものが舞っていて、かなり気温が下がっているのが感じられました。
渡月橋を渡り、観光客が激減して閑散としている通りを進みます。途中の嵐電嵐山駅で友禅を使ったキモノフォレストと呼ばれるポールが立ち並ぶ構内をさらっと見た後は
京都トレイルのコースに沿って緩やかに上る道をジョグで走ります。20分ほど進むと、愛宕神社の一の鳥居のある鳥居本の分岐まで来ました。京都トレイルはここを左に入りますが、この日はは右のロードを進みました。
時代劇などの撮影ででよく使われるという、茅葺き屋根の茶店を過ぎて
その先にある愛宕念仏寺にちょっと立ち寄り。
念仏寺といえば化野念仏寺が有名ですが、こちらもほっこりとした表情の石仏が並んでいます。ゆっくり見て回るのは改めてということで、この日は門から覗いただけです。
その先には一方通行の車道のトンネルがあり
かろうじて照明があるものの、「対向車が来たら怖いね」と話をしていたら、向こうからバスがやって来たのにはビックリ。スレスレを通り抜けていきました。
トンネルを抜けると、参詣登山道の看板があります。
登山口のある清滝地区には蝋梅の花が咲いていて、かすかに香りがしていました。
10:00 二の鳥居から表参道ルートでの本格的な登山をスタート。
実は私も愛宕山に登るのは今回が初めてでした。いつも京都トレイルの北山ルートを下りて来た時にこの鳥居の横を通るので、いつか登ってみたいと思っていたのです。
愛宕山の登山道といえば、長い階段が続くのが有名ですね。さっそくこんな急階段が現れました。キツいかなと思っていたのですが、3人でおしゃべりしながら登っていくと、それほどキツく感じることなく登れます。
途中にある火燧(ひうち)権現跡。
すぐ横には火事で(?)半分焼けてしまった杉の御神木も残っています。
表参道なので昔ながらの丁石も残っています。愛宕神社までは五十丁(約5.5km)あるそうですが、これは二十四丁目。
地元の人たちが立てたこんな標札もあり、麓から約100mごとに1/40から番号が振られていて、だいたい自分がどのあたりか分かります。横に書かれているメッセージを読むのも面白い。ここは「愛の炎は燃やしても山は燃やすな!」でした。
やはり人気の山なのか、平日でもかなりの登山者とすれ違いました。これは二十五丁目にあった茶屋跡。
登るに連れて、周りに雪が目立つようになって来ました。
約1時間で五合目の休憩所に到着。
半分を過ぎた辺りから一気に残雪が増えて、時折白いものがちらほらと降って来ます。
11:20 分岐となる「水尾分かれ」に到着。
ここを左に行くと水尾エリアですが、山頂は右に進みます。
さすがにここまで登ると、あたりは真っ白。念の為にチェーンスパイクを持って来ましたが、凍結はしていなくてトレランシューズで雪をサクサクと踏みしめながら進みます。
11:40 黒門に到着。山頂はもうすぐです。
周りを見ると、樹氷が綺麗です。青空ではなくて曇り空なのがちょっと残念ですが。
最後の標識はなぜか 41/40。40で終わるつもりが、ちょっと足らなかったようです(笑)
真っ白な世界に石灯籠が並ぶ境内は風情がありますね。
この辺りまで来るとかなり寒くなって来たのでダウンを着込み、トイレ休憩。トイレは新しく
水洗のバイオトイレでした。
そして、これが最後に現れる200段以上ある急階段。
12:00 石鳥居が見えたら愛宕神社に到着です。
本殿前で記念撮影。この日の山頂は氷点下の気温。写真では分かりにくいですが、風が強くて吹雪いています。寒いー!
本殿と奥の院も併せてお参りします。
よく見ると、欄干や灯籠には神様の使いと言われているイノシシがモチーフになっています。
御朱印ができるまで、薪ストーブのある部屋で休憩。女子2人は冷たくなった足を温めていました。
丁寧に書かれた御朱印がこれ。出来上がるまで10分ほどかかった訳がわかりました。文字が浮き出ていて手が込んでいます。
先日訪れた牛松山の麓にある元愛宕神社のものと比べると、少し違っていますね。
お参りした後は、再び階段を降りて昼食休憩。
12:40 余りの寒さのために昼食をそくさと食べて、速攻で下山開始。三角点をチェックする余裕はありませんでした。
帰りは別ルートをチョイス。月輪寺を経由するトレイルルートを下ります。こちらは踏み跡はあるものの深い雪が残るひと気のないルートです。
雪で段差がわからない道を慎重に下りて行き、13:05 月輪寺(つきのわでら)に到着。
法然や親鸞とゆかりがあるといわれるこのお寺は、鄙びた風情のあるところでした。雪も少なくなり、体も温まって来たので、ここでダウンを脱いだりしてウェア調整。
その先のトレイルには、ほとんど雪も無くなって走りやすい。
月輪寺の参道途中にあった身助地蔵。
13:35 月輪寺の参道入り口まで下りて来ました。
ここから先は走りやすいトレイルが続きます。
13:45 麓の清滝まで下りて来ました。この日のルートはこんな感じです。
京都トレイル北山コースの最後となる94番の道標があります。
来た道と同じコースではつまらないので、帰りは京都トレイル西山コースを辿って嵐山まで下りることにしました。
途中にある六丁峠のだらだらと続く車道の登り。流石にここは走れません。
六丁峠の気温は3℃でした。
鳥居本まで下りて来ました。
あんなに観光客で溢れていた嵐山の竹林も、ほとんど人出がありません。
売店が並ぶ通りも閑散としていました
15:15 ほぼ予定通りに渡月橋まで戻って来ました。そのまま帰るのもということで、ここから事前に調べていたルートで、パン屋さんやスイーツ店巡りをしながら京都徘徊をスタート。
まずは桂川に沿って松尾大社まで走り、鳥居前にある「パン工房橙」に立ち寄ります。
その後に松尾大社に参拝します。
酒の神様だけあって、境内には有名な酒造会社の酒樽がずらりと並んでいます。
前回寄った時にはできなかった「樽うらない」に挑戦。5mほど先にある樽の的に弓矢を当てるものです。3本の弓矢が使えますが、2本目に見事に真ん中の大吉に命中。
願いが叶うという福矢のストラップをいただきました。
小腹が空いたので、近くにあるよもぎ餅屋さん「松楽」で、栗入りの京おはぎをイートイン。
時刻は既に16:00過ぎ。少し肌寒くなったので、そのまま京都マラソンのコースになっている四条通りを大宮近くまで逆走します。
途中の西院駅近くにある和菓子屋さん「養老庵」に立ち寄り。ここは先日NHKのBS放送でフルーツ大福が取り上げられていたお店なので寄ってみたかったのです。
既に17:00を過ぎていたので、大福が残っているかダメ元だったのですが、人気のいちご大福こそなかったものの他は残っていたので、みかん大福とマロングラッセの入っているモンブラン大福をお持ち帰りでチョイス。(後で家で食べて、美味しかったのは言うまでもありません)
そしてこの日のゴールは壬生寺近くにあるスーパー銭湯壬生温泉はなの湯。ジェットバスや水風呂に浸かってまったりした後は、プチ打ち上げのために大宮駅近くへ移動。
これもダメ元で寄った、京都の超有名パン屋さん「まるき製パン所」は18:00過ぎにもかかわらず開いていました。残り少なくなっていた惣菜パンを、女子2人はすかさずゲットしたようです。
打ち上げ場所は、オーナーがランナーというむすび食堂。嵐山にあるmusubi cafeの姉妹店です。
店内はランナー御用達とあって、壁一面に提供されたナンバーカードや完走メダルが並んでいます。
店に入ったのは18:20過ぎ。アルコールを注文できるのは時短営業のため19:00までなので、次々とビールやハイボールをメガジョッキでオーダーしました。料理は京野菜を使ったものなど、やさしい味つけで美味しかった。
20:00の店の閉店間際まで飲んで食べておしゃべりして、丸一日かけた大人の休日は終了。終わってログをみたら、何やかやで30kmも走っていました。お疲れ様。

































































