故に……最強ο -7ページ目

衝撃的。

まさに衝撃的。

鈴のついたバーのドアが鳴る。

現れたのは、後に僕を悩ますT子。

彼女を見た瞬間に心を奪われて……。

腰まではあろうストレートのロングヘア。

マイクロミニからスラッと伸びる長い脚。

浅めのキャップを深く被り、小さな小さな顔をのぞかせる。

身長は確実に170overのモデル体型。

丈は短めでファー付のダウンジャケットを着こなして。

まさに僕好みのストリート。良く、運命の人に会ったら(ビビッときた!)だとか(身体に電気が走る様な……。)とかイロイロな例えはあります。

僕、単純ですから大衆と同じ反応。……ビビッときましたね、本当に。生まれて初めて(笑)

ホケーっと見とれてました。彼女に。

T子『はい、マスター。今日は何の日?』とチョコを渡す。
彼女に話したい!彼女の事知りたい!そんな衝動が込み上げてきました。

そんな矢先……

T子『あっ、Mチャン久しぶり!元気してた?』と。

(……知り合いか!)叫んだ叫んだ。心の中で。

次に、誰だコイツ?みたいな目線でT子が僕を見る。視線を反らす僕。

その時に、彼女をまともに見れなかったのは今でも鮮明に覚えてる。

今思うと、人生やり直す事が可能ならば、僕は間違いなくこの時を選ぶだろうね……。

運命変えたバレンタイン

後日、例のバーで食事しようとMチャンと最寄り駅で待ち合わせ。


程なくしてMチャン登場。会うなり『はいっ。』とチョコを手渡すMチャン。


すっかり忘れてた。今日はバレンタイン。もらっちゃった、てへ。みたいな感情が沸き上がる(笑)


『そこのサンクスで買ったんだケド、はははー。』


……うんうん。……うん。

まー楽しく呑みまっしょい!てな訳でバーにGO!


こじんまりしたバーに入る。店のマスターが笑顔で迎えてくれて。


マスター『おっ、Mチャン、アレかい?』と親指クイクイさせながら茶化す。


Mチャン『違うよー。相談相手!』

ほう、相談とな……。何やろ。


ビールで乾杯!こないだの合コン話に花を咲かせ、時間が過ぎる。

唐突に……

Mチャン『ねぇ、F澤君て彼女いるの?』


F澤とは、僕の同期でガッチリ体育会系。なのに国立大卒。文武両道。ケインコスギをもっと爽やかにした感じのイケメン君だ。

なおもMチャンの質問攻めは続く。

Mチャン『どんな性格?私の事何か言ってた?好きなタイプは?』

……こいつぅ。ベタ惚れだな。

僕、優しいから質問には全て答えたよ。ずーっと。


そんな時!

運命を変える、あの人に出会う訳なんです。
そう、忘れもしない。バレンタインに。

出会いの前。

2年前の2月上旬。職場の同期に誘われ合コンに参加しました。


大学時代、よく参加していた合コンですが今の職場に就職してからめっきり。合コンでの醍醐味はやっぱり人間観察。今回もそんなノリで。当時、何かと『忙しい!忙しい!』を理由にパートナー作りを諦めてました。


いざ、合コン当日になって19時頃に川崎に集合。メンズはメンズでまとまって会場に向かいました。


店に到着したら女性陣は既に2~3人先に居ましてね。5対5のセッティングです。程なくして全員揃ったトコロで宴会開始。


こちとら体育会系ですから、そりゃ盛り上げますよ。呑みますよ。大人な呑み方は性に合いません。←今現在もそうですが。


やんややんやしてるうちに、僕の隣に座った女の子。名前はMちゃん。年上で落ち着いた感じの綺麗な姉さんです。


M『どう?楽しんでる?』
僕『うん。Mサンは?』

……みたいな無難な会話。

話を進めていくと、互いに住んでる場所が激近!話が弾みます。


M『ワタシの住んでる近所に行きつけのバーがあるんだ。後日、食事しようよ。せっかく近いんだし。』


僕『おうよ。』


てな具合で、その日は2次会も行かずに、Mチャンと約束だけ交わし家路につきました。