帝王切開レポ③
出産が終わり、足に血栓予防のポンプをつけてもらい、病室に戻ると夫が待機していました。
夫は涙ぐみながら
「無事に終わってよかった!」
と声をかけてくれました。
私も
「無事に生まれたよ、よかった」
と応えました。
まだ麻酔が効いているおかげか、その時の私は痛みをそんなに感じることもなく、
夫と雑談しながら
生まれた我が息子の顔をじっくり見ていました。
38週で生まれた我が息子は2688gと、ちょっと小さめでした。
こんなに小さいんだなぁ、ちゃんと育ってくれるかな…と息子を眺めていると、
「コロロちゃん、今は麻酔の影響でしゃべっていられるだろうけど…麻酔がきれてきたら凄く痛いだろうから…すぐに知らせてね」と夫が呟きました…
夫は、職場で帝王切開をした人に術後どのような状態になるのかを聞いてくれていたのです。
更に夫は
「とにかく痛くなったら我慢せず、すぐに痛み止めを飲んでね。あと、動きすぎないで安静にできるときは横になって休んでいてね。皆、動けるからって動いてしまって、そのせいで傷が上手くくっつかず、寿命が縮まってしまう場合もあるそうだから…」と続けました…
私は『そ、そんなに痛いのかな…』とびくびくしながら横になっていると…
だんだんと、お腹の中がズキン、ズキン!と痛み出しました!
最初は、あれ…ちょっと痛い…?
という感じでしたが、次第に痛みはどんどん大きくなっていき、
『こ、これはまずいかも⁉』と思い、急いでナースコールを押しました。
助産師さんが来てくれて、腕に刺してある点滴のくだから痛み止めを入れてくれました。
その途端、ものすごい眠気に襲われて、面会時間終了になった夫に挨拶してそのまま眠りにつきました。
どのくらい眠っていたのか、気が付くと部屋は暗くなっていました。
目が覚めると、下半身、特にお腹と足先に凄い痛みを感じました💦
そして、体中が痛くて体を動かすことが全くできませんでした。
背中も痛い、枕も硬い…
これはキツイ❗️また痛み止めを貰おう❗️
と思いナースコールを押して痛み止めを欲しいと伝えたのですが…
まだ前回入れた痛み止めから6時間経っていないため、すぐに痛み止めを追加できないとのこと!
私は思わず
「そ、そうなんですか~!」
と叫んでいました。
その声を聞いた助産師さんは、
「ちょ、ちょっと早めにいきますから!がんばってくださいね!」
と励ましてくれました。
お腹の痛みは、表面の傷の痛みと内側からくる痛み(後陣痛?)のダブルで、人生の中で一番痛かったです。
普通分娩の方はこれよりもっと痛い陣痛を味わうんですよね…辛すぎますね😭😭😭
手術前から履いていた弾性ストッキングの締め付けも物凄く痛くて、ストッキングの穴の位置を直したいのに体をうまく動かせないため直せない、と拷問のような時間を過ごしました…・
その痛みに耐えていると、助産師さんが来てくれて座薬の痛み止めを入れてくれました。
しばらくして、痛み止めが効いてきたのか、痛みが多少和らいでくれたため、私は眠りにつきました。