メンタルが弱ったら、心震える感動体験を | 好きなことだけで生きられる

好きなことだけで生きられる

「好きなことをしてそのことを発信しつづけると、そこに人とお金が集まります」by立花岳志
■当ブログの目的は2つだけ
●1つ目、習慣化 自分の好きなことを見つける。
●2つ目、出会い 気の合う仲間との出会いの場。

星空を見上げたり、大きな滝の前に立ったりすると、私たちは鳥肌が立つような感動を覚えます。そのような体験のことを「オウ(Awe)体験」と呼びます。日本語にすれば「畏敬体験」となります。


だれでも人生で何度かは、こういうオウ体験をしていると思うのですが、メンタルが弱っているように感じるときは、ぜひオウ体験をしてみてください。心が震えて感動するような体験をすると、気持ちも前向きになります。


スタンフォード大学のメラニー・ルッドは、実験への参加者を2つに分けて、片方には「エッフェル塔にのぼってパリの街並みを見下ろす」場面をイメージしてもらい、もう片方には「知らない塔にのぼって平凡な風景を眺める」場面をイメージしてもらいました。


前者のグループは畏敬体験を感じてもらう条件です。


それから、どちらのグループにも人生満足度を尋ねると、畏敬体験を感じてもらったグループのほうが人生満足度が高くなることがわかりました。


畏敬体験をすると、心が豊かになり、すべてのことに満足できるようになるのです。


鬱々うつうつとした気分がどうしてもつづいて悩んでいるというのなら、ぜひオウ体験をすることをおすすめします。


てっとり早いのが、身近な場所で一番高いところに登る方法。山の頂上ですとか、大きな建物の屋上で下の街を見下ろしたりすると、小さなことで悩んでいる自分がバカバカしく感じます。


大きな仏像であるとか、大きな教会であるとか、そういうものを見ることも、やはり心が震えます。時折でかまいませんので、そういうオウ体験をしてください。


どこかに出かけるのがちょっと面倒だなという人は、空を見上げてください。特に夜空がおすすめです。夜空を見上げていると、本当に自分がちっぽけな存在に感じて、自分が宇宙に飲み込まれていくような、不思議な感覚を味わうことができます。


星の光というものは、何千年も、何万年もかけて地球にまで届くのですが、そういうことに思いをはせていると、自分の抱えている悩みや問題がものすごく小さなものに感じられるはずです。


また、オウ体験は、絵画や芸術作品を見ることでも感じることができます。偉大な作品は、見る人の心を動かしますので、美術館に出かけるのもよいでしょう。いいストレス解消になります。


ふだんは美術館などにはあまり行かないという人でも、たまには美術館めぐりもいいものです。だまされたと思って、一度足を運んでみてください。心がスッキリすることを体感できますから。