見たい映画はこれだ「父は憶えている」 | 好きなことだけで生きられる

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今見たい映画はこれだ


「父は憶えている」


「あの娘と自転車に乗って」「馬を放つ」などで知られる中央アジアの名匠アクタン・アリム・クバトが、母国キルギスのインターネットニュースで見つけた実話に着想を得て、出稼ぎ先のロシアで記憶と言葉を失い故郷へ帰ってきた父とその家族を描いたヒューマンドラマ。

23年前にロシアへ出稼ぎに行ったまま行方がわからなくなっていたザールクが、キルギスの村に帰ってきた。家族や村人たちは記憶と言葉を失った彼の姿に動揺するが、そこにザールクの妻であるウムスナイの姿はなかった。周囲の心配をよそに、ザールクは村にあふれるゴミを黙々と片付ける。そんなザールクに、村の権力者による圧力や、近代化の波にのまれていく故郷の姿が否応なく迫る。

クバト監督が主人公ザールクを自ら演じた。2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品。


(映画.com)から抜粋


週刊現代12/2・9号にて映画監督の井筒和幸が勧めていた。


以下引用


変わりゆく故郷で慈しみ慎ましく生きる人々


とても珍しいキルギスの映画を発見!

しかも、なんと、主人公の親父さん、

映画が始まってから終わるまで一言も喋らないんだ。

耳をつんざく不快な音楽など一切なしだ。

ゆっくりと物語に入れたよ。


この親父さん、実は、言葉だけじゃなく記憶まで失くしてしまっていたんだわ。


観終わって、何とも清々しい気分だった。


この映画には、

金さえあれば何でも手に入る考えの人間がのさばる社会を、初期化し、人間らしく暮らせる世界を願う監督の思いが溢れている。


文明の矛盾にまみれて生きてきたキルギスの民たちが、失くしたものを取り戻そうとする。


日本社会も見習えよ!


以上「週刊現代」からの抜粋でした。


映画館で予告編は観ていましたが、まさかそこまで興味深いとは思いませんでした。


普段は井筒和幸監督の映画紹介の記事を読んでもなかなか観たいとまでは思いません。


でもなんか慎ましそうなこの映画は今観たいと思っています。



予告編 


公式サイト 


関東だと新宿武蔵野館で12月1日から公開です。