子猫をお願い | 好きなことだけで生きられる

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映画「子猫をお願い」(2001)を観ました。

映画紹介です。


子猫をお願い 4K

고양이를 부탁해

TAKE CARE OF MY CAT

監督:チョン・ジェウン

出演:ペ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・チヨン、イ・ウンシル、イ・ウンジュ

ジャンル:ドラマ

2001年

韓国

111分

音声:韓国語5.1ch ※Fire TVアプリ以外で視聴の場合は2.0chになります。

字幕:日本語

NR

ⓒ2001 Cinema Service Co., Ltd., Masulpiri Pictures, All Rights Reserved

2001年韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第1位に選出され現在も根強い人気を誇る、すべての映画ファン必見の傑作

オススメポイント: 現代社会で奮闘する5人の女性の夢や恋、挫折、拾った子猫との関係を女性監督チョン・ジェウンが瑞々しく描いて国内外で高い評価を受けた長編デビュー作。2001年韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第1位に選ばれ、製作から20年以上経った現在も根強い人気を誇る、すべての映画ファン必見の傑作。第6回釜山国際映画祭で最優秀アジア新人作家賞部門スペシャル・メンション、第22回正隆昌新人女優賞(イ・ヨウォン)、第38回百想芸術大賞最優秀女優賞(ペ・ドゥナ)、新人女優賞(イ・ヨウォン)など数多くの映画賞を受賞した。4K版での日本初配信。

あらすじ: インチョンの女子商業高校を卒業して社会に出た5人の親友テヒ、ヘジュ、ジヨン、双子のピリュとオンジュ。学歴社会の韓国で、それぞれ仕事と家族に関する悩みや問題を抱えながら懸命に生き、20歳を過ぎても連絡を取り合ってきた5人。だが、時とともにその友情関係は少しずつ変化し、微妙な溝が生じはじめていた。そんなある日、5人で朝まで飲み明かした翌朝、祖父母と暮らしていたジヨンの住んでいた古い住居が倒壊して祖父母が死亡し、ジヨンは殺害を疑われて少年院に入れられてしまう。テヒはジヨンから預かった飼い猫ティティと共にジヨンの出所を待つのだった…。


【配信期間:2022年6月21日~8月19日】

ジャイホー映画紹介記事より

他の人の感想です。


4.7
0

すごくよかった。男性中心的な格差社会でそれぞれに生きる女の子たち。女は大学に行けない。家業を無給で手伝わされる。コネがないと就職できない。頑張っても大卒のようには昇進できない。
テヒはある種の理想的な人間像だったように思う。分け隔てなく接し、じっくり自分の頭で考え、正しいと思う行動をする。テヒとジヨンは幸せになってくれるだろうという希望を持てる。
対してより等身大なのはヘジュで、自らを苦しめているものが何かを認識し、自分を憔悴させるのではない道を見つけることができるのか、その後が気になる。
またピリュとオンジョは描かれている部分が少なく、大好きだけど悪い意味で理想の友人になっている気がする。二人が心安らかに暮らせているのか心配。


ふていのネタバレ・内容・結末

5.0
0

 観るのは2回目。また観ると思う。全部好きだから。
 かつて親友だった5人の高校生は、卒業後、それぞれの家庭環境や理想と現実の隔たりに悩み、以前のような関係では居られなくなっている。すれ違いや深い交わりを繰り返しながら人生に向き合っていく姿を見ていると、胸に迫るものがある。テーマは暗いが、ラストにかけて前向きな気持ちになれる。
 モラトリアム状態のテヒのみが友人関係の拗れを修復しようとする余裕があるという描写は、未来の見えない仕事に就くことになったヘジュやヤングケアラーのジヨンの状況の辛さに強度を与えている。そもそもの関係が拗れた原因も仕事による悩みであるし、仕事って何だ、生きるって何だ、社会って何だ、と多くの何だが頭に浮かぶ。また、そうした仕事をしている人達の苦しさと同時に、とりあえずは無理に仕事をしなくても良い状況にいるテヒの苦しさも感じられるのが凄いと思う。
  喫煙(ペ・ドゥナのヘビースモーカーっぷりが似合っている)や飲酒のシーンが多く、暗く重い現実社会で生きる辛さが感じられるし、まとわりつくタバコの煙は彼女達の悩みそのものにも見えてくる。


フィルマークスより抜粋



いろいろネットでこの映画についての記事を調べていたら、大場正明さんの書いた文章を見つけました。


なるほど映画に対しての鋭い分析と魅力が詰め込まれていました。


映画を観てからこの文章を読んでもいいし、文章を読んでから映画を観てもより映画の魅力を感じられると思います。


彼女たちが未来に踏み出すために断ち切るもの大場正明 




映画公開から20年経っていますが魅力は失われていません。