
映画「霧の中」(2012)を観ました。
以下映画紹介です。
霧の中
V TUMANE
IN THE FOG
監督:セルゲイ・ロズニツァ
出演:ウラディミール・スビルスキー、 ヴラディスラフ・アバシン、 セルゲイ・コレソフ 、ニキータ・ペルモトフ、 ユリア・ペレシド
ジャンル:ドラマ, 戦争
2012年
ドイツ、オランダ、ベラルーシ、ロシア、ラトビア
127分
音声:ロシア語、ドイツ語
字幕:日本語
NR
第65回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞
ウクライナ出身の鬼才セルゲイ・ロズニツァ監督長編劇映画第2作
オススメポイント: 『国葬』などの<群集>ドキュメンタリーが日本でも話題となった鬼才セルゲイ・ロズニツァが2012年に発表した長編劇映画第2作。ベラルーシの作家ワシリー・ブイコフの短編小説の映画化で、戦時下の「裏切り」をめぐる疑心暗鬼が生む内部抗争の空虚な悲劇を象徴的に描く心理劇。静寂と沈黙を凝視し続ける張り詰めた演出で第65回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞した。セルゲイ・ロズニツァは1964年ベラルーシ生まれで、ウクライナ育ち。モスクワの全ロシア映画大学で学び、ドキュメンタリー映画を中心に数多くの作品を発表。これまでに短編11本、長編14本のドキュメンタリー、4本の長編劇映画、1挿話を手掛けたオムニバス1本を監督している。近年はベルリン在住で作品の多くが国際合作で製作されている。長編劇映画はこれが日本初公開となる。
あらすじ: 第2次世界大戦中、ドイツ占領下のソビエト、ベラルーシの森。3人のパルチザン闘士とドイツ軍に逮捕された鉄道員スシェニャが、スパイになることを強要されるもそれを拒否して釈放され、3人は処刑されてしまう。パルチザン組織は彼が裏切ったと決めつけて処罰を命じ、2人の闘士が処刑人として彼を家から連れ出すが、処刑寸前に戦闘が始まり、処刑人が撃たれてしまう…。
【配信期間:2022年6月4日~8月3日再配信】
ジャイホー映画紹介ページより
他の人の感想
リラリオ
第2次世界大戦中、ドイツ占領下のソビエト、ベラルーシの村で妨害工作をした罪で3人のパルチザン闘士が処刑される。
処刑された3人と一緒に逮捕された鉄道員のスシェニャは1人だけ釈放される→パルチザン組織「なんで1人だけ…裏切りやがったな!」→処罰を命じられた2人の処刑人コーリャとボイチック、スシェニャを家から連れ出す。
「わかってるだろ?」→「何もしてねーべ…」→「釈放されただろ?」→「そうだ…処刑された方がよかった」→森の中へ→「砂地か沼地、どっちがいい?」処刑場所を選択させる→砂地をチョイス→移動→「お前、見張っておけ!」ボイチックに見張りをさせる→穴を掘らせる→銃口を向けられる→人生オワタ…。
銃声が聞こえる→「ん?」→ドイツ警察と銃撃戦に→逃げ出し身を潜めるスシェニャ→静かになる→戻る→倒れているコーリャ→「大丈夫か?」→がっつり腹を撃たれ虫の息。
はぐれていたボイチックと合流→「何があった?」→「ドイツ警察に撃たれた」→「お前が撃たれりゃよかったのに」
そして…いきなり始まるコーリャの回想シーン(途中まで回想シーンと気づかず…)「俺はドイツのためにトラックを作ったんじゃねぇ!」反逆のコーリャ、ドイツ警察のトラックを爆破し、村を去る。
スシェニャがコーリャを背負い移動→「てか背負って移動無理じゃね?」→近くの村に行き荷車を探してこいと言われる→「やっぱ俺が行く。お前は見張っておけ!」ボイチック、荷車を探しに村へ向かう。
コーリャ「…なんでお前を家で殺さなかったんかな…マジ後悔…もし殺していたら、俺は死なずに済んだ…」恨み節→「裏切り者!」→「違う」→「じゃあなぜ釈放された?」→「自分でも、なぜだかわからなかった…でも…次第にわかってきた…」スシェニャは、コーリャを誘き出すためのおとりだった…。
スシェニャの回想シーン…
スシェニャは止めるが、仲間が妨害行為→スシェニャ無実の罪で逮捕される→ドイツのスパイになることを強要される→拒否る→「死にたいんだな!君には別の死を与える!」→翌日、なぜか釈放される→処刑された3人は英雄、スシェニャは村の嫌われ者に→嫁「処刑されるべきだった!」→自殺を考えるが、死んだら死んだで悪口言われるのでやめる→もう生き地獄…「生きていてもしょうがないんだよ…」→「…」返事をしないコーリャ→「おい!」→コーリャ、死亡。
村はドイツに占領→ボイチック、荷車諦める→森の中へ→いきなり雪からのボイチックの回想シーン。
手ぶらで戻る→逃げなかったスシェニャに驚く→「遺体を隠したら去る」→「どこへ行く?」→「俺はアジトに。お前はドイツ人の所へ戻れ」→「アジトに連れていってくれ!」→「…歓迎されっぞ…」→コーリャの遺体を狙うカラス→「コーリャは置いていけない…」→「お前が背負え」2人はパルチザン組織のアジトに向かうが…。
死ななかったことが破滅の始まり…
運がいいんだか悪いんだか…。
真っ暗なシーン多(メチャ見づらい)、余計な長回し、急な回想シーン、逃げないド真面目なスシェニャ…全てにイラッとしました。
127分もいらなくね?な映画でした。
処刑された3人と一緒に逮捕された鉄道員のスシェニャは1人だけ釈放される→パルチザン組織「なんで1人だけ…裏切りやがったな!」→処罰を命じられた2人の処刑人コーリャとボイチック、スシェニャを家から連れ出す。
「わかってるだろ?」→「何もしてねーべ…」→「釈放されただろ?」→「そうだ…処刑された方がよかった」→森の中へ→「砂地か沼地、どっちがいい?」処刑場所を選択させる→砂地をチョイス→移動→「お前、見張っておけ!」ボイチックに見張りをさせる→穴を掘らせる→銃口を向けられる→人生オワタ…。
銃声が聞こえる→「ん?」→ドイツ警察と銃撃戦に→逃げ出し身を潜めるスシェニャ→静かになる→戻る→倒れているコーリャ→「大丈夫か?」→がっつり腹を撃たれ虫の息。
はぐれていたボイチックと合流→「何があった?」→「ドイツ警察に撃たれた」→「お前が撃たれりゃよかったのに」
そして…いきなり始まるコーリャの回想シーン(途中まで回想シーンと気づかず…)「俺はドイツのためにトラックを作ったんじゃねぇ!」反逆のコーリャ、ドイツ警察のトラックを爆破し、村を去る。
スシェニャがコーリャを背負い移動→「てか背負って移動無理じゃね?」→近くの村に行き荷車を探してこいと言われる→「やっぱ俺が行く。お前は見張っておけ!」ボイチック、荷車を探しに村へ向かう。
コーリャ「…なんでお前を家で殺さなかったんかな…マジ後悔…もし殺していたら、俺は死なずに済んだ…」恨み節→「裏切り者!」→「違う」→「じゃあなぜ釈放された?」→「自分でも、なぜだかわからなかった…でも…次第にわかってきた…」スシェニャは、コーリャを誘き出すためのおとりだった…。
スシェニャの回想シーン…
スシェニャは止めるが、仲間が妨害行為→スシェニャ無実の罪で逮捕される→ドイツのスパイになることを強要される→拒否る→「死にたいんだな!君には別の死を与える!」→翌日、なぜか釈放される→処刑された3人は英雄、スシェニャは村の嫌われ者に→嫁「処刑されるべきだった!」→自殺を考えるが、死んだら死んだで悪口言われるのでやめる→もう生き地獄…「生きていてもしょうがないんだよ…」→「…」返事をしないコーリャ→「おい!」→コーリャ、死亡。
村はドイツに占領→ボイチック、荷車諦める→森の中へ→いきなり雪からのボイチックの回想シーン。
手ぶらで戻る→逃げなかったスシェニャに驚く→「遺体を隠したら去る」→「どこへ行く?」→「俺はアジトに。お前はドイツ人の所へ戻れ」→「アジトに連れていってくれ!」→「…歓迎されっぞ…」→コーリャの遺体を狙うカラス→「コーリャは置いていけない…」→「お前が背負え」2人はパルチザン組織のアジトに向かうが…。
死ななかったことが破滅の始まり…
運がいいんだか悪いんだか…。
真っ暗なシーン多(メチャ見づらい)、余計な長回し、急な回想シーン、逃げないド真面目なスシェニャ…全てにイラッとしました。
127分もいらなくね?な映画でした。
フィルマークスより抜粋
この記事が映画を最後まで鑑賞するのに役に立ちました。
簡単に映画の内容を紹介してくれていたので。
殺される側が助かり、殺そうとした側が殺される。
人の運命はわからないものです。
なんだかんだ言っても鉄道員のステシャの頑固な生き様を見るだけでも価値があります。
妨害工作をやめるように指示したり、ドイツ軍に捕まってもスパイになるように説得されても拒んだり、自分を殺そうとしたコーリャが先に亡くなるとその遺体を一緒に背負って移動したり、地面に横たわるコーリャとボイチックの遺体の服の乱れを直してあげたりします。
今回の騒ぎに巻き込まれる前はみんなに信頼される行き方をしてきたステシャ。
信頼を失っても行き方は変えられないようです。
極限状態においても変わらないステシャの生き様は静かに見る者の心に何かを残してくれます。