映画「ドーナツキング」を観ました。
以下映画紹介です。
ドーナツキング 4K
THE DONUT KING
製作総指揮リドリー・スコット 全米の“ドーナツ王”となったカンボジア人男性の波乱の人生を辿るドキュメンタリー
【配信期間2022年6月8日~8月6日】
ドーナツ王と呼ばれた1人のドキュメンタリーかと思ったがカンボジア内戦の話からポルポト時代を過ごした難民の証言などもあり最後は今のドーナツショップのあり方までしっかり描かれた。多数の証人のインタビューや写真が時にはアニメやイラストも使いポップにカラフルにわかりやすく表現されていた。ギャンブル依存による転落などよりあくまでもドーナツ屋にこだわった構成も良かったと思う
2022年6月29日
『ドーナツキング』 2020年アメリカ制作
監督、アリス・グー。
カンボジア。
テッド・ノイはカンボジアの陸軍少佐。
妻のクリスティと2人の子供がいる。
カンボジア内戦で危険になり、妻と子供をタイの難民キャンプへ。
テッドもカンボジアから脱出し、家族を連れてアメリカに移住する。
カリフォルニア。
テッドはガソリンスタンドで働いていたが、ドーナツ店で
修行をし、自分の店を持つ。
家族で休みなく働き、カンボジア難民の身元引受人になり、
自らの店舗を拡大していく。
製作総指揮にリドリー・スコットさんの名前がある。
話も面白そうだしと観てみた。
実在の人の話だ。
カンボジアの難民だった人がアメリカに渡り、アメリカン
ドリームを経験するのだけど、話はそれだけでは終わらない。
その後があり、・・・・そして、転がる人生となるが、
それでも再会した時の皆のあたたかさ・・・が描かれている。
関係している方々のインタビューと、昔のフィルム、不足分は
アニメで分かり易く、テッドの人生と、その頃のカンボジアの
状況をも描く。
クメール・ルージュ政権の時代、それに翻弄され国を捨て、
アメリカに渡るそのいきさつを、当時のアメリカ大統領の
「アメリカは移民国家だ」の言葉と共に難民受け入れを
推し進めた、そのことを初めて知る。
そして、アジア人を初めて見るようなカリフォルニア州の
一地域で、難民だった家族が定住できるようにと、働いて
ばかりのテッドとその家族の苦労を知る。
しかし、すべてを手にしてからの、転がっていく人生
とは・・・
ドーナツを通して知る、アメリカに渡ったカンボジア難民の
歴史。
短文感想 72点
間違いなく見終わったらドーナツを食べたくなってしまうドキュメンタリー映画。その名の如くドーナツキングとされたテッド・ノイが、カンボジアからアメリカに渡りドーナツ作りで成功を収めていく様子を描いています。ドーナツの魅力を伝えていることはもちろん、なぜカンボジア系アメリカ人がドーナツで成功してるのかという歴史の過程も伝えてくれています。それにしてもあれ程の量を平然と購入していくアメリカの文化に度肝を抜かれましたね。そりゃあ、太るよなあ。。自分自身ドーナツはほとんど食べませんが、これを見たらやはり食べたくなります。と思いましたが近所のミスドは以前閉店してましたね。。
フィルマークスより抜粋
ドーナツの背後にカンボジア人男性の姿があった。
しかも彼はドーナツキングと呼ばれていた。
テッド・ノイの波乱万丈の人生が映画を見るとわかります。
その人生は成功だけでなくしっかりと挫折も経験していました。
良いときがあれば悪いときもある。
まさに人生が映し出されていました。
それでも明るく前向きなテッドさんの姿が印象深いです。