ドキュメンタリー映画「キム君」(2018)を観ました。
映画紹介です。
キム君
김군
KIM-GUN
監督:カン・サンウ
出演:キム君、チュ・オク、ヤン・ドンナム、チ・マンウォン、イ・チャンソン
ジャンル:ドキュメンタリー
2018年
韓国
85分
音声:韓国語
字幕:日本語
NR
39年前、光州から消えた一人の青年の行方と、いまだ全貌が明らかになっていない光州事件の闇に迫るドキュメンタリー
オススメポイント: 39年前、光州事件の際に多くの人々に目撃されながら行方不明となり、彼を写した1枚の写真から、事件が北朝鮮の謀略だったという陰謀論にも利用された一人の青年を5年間追い続け、当時の状況をさまざまな角度から検証したドキュメンタリー映画。監督はこれが長編デビューとなるカン・サンウ。第23回釜山国際映画祭でプレミア上映され、ソウル独立映画祭2018大賞、韓国独立映画協会2018年最優秀独立映画賞、ムジュ映画祭2019観客賞、韓国映画批評家協会賞ベストテン選出など数々の賞を受賞した。
あらすじ: 1980年5月、光州の至る所で目撃されていたある男。軍用トラックの上に軍帽をかぶり武器を持った鋭い目つき…軍事評論家チ・マンウォンは彼を北朝鮮特殊軍の第1光殊と命名し、またある者は彼を同じ町に住んでいたキム君だと記憶していた。カン・サンウ監督は、写真の人物を知り、記憶している光州市民たちに取材し、消えた身元不明の一人の青年の存在と行方を追う中、当時の光州で何が起きたのかが浮き彫りになっていく。果たしてキム君は誰なのか、そして彼は一体どうなったのか…?
【配信期間:2022年5月27日~7月25日】
【配信期間:2022年5月27日~7月25日】
ジャイホー映画紹介記事より
何かのきっかけでこのドキュメンタリーの存在を知り見たかった映画です。
39年たってからまさかそこに写っていた青年のことを探してドキュメンタリー映画が撮られるとは、キム君本人も思っていなかったことでしょう。
証言する一人ひとりの光州事件との関わりの後の人生が滲みでています。
監督自身も光州事件に対して認識を新たにしたようです。
キム君を追いかけながら光州事件の闇を知る。
そんなドキュメンタリーです。
