映画「セラヴィ!」を観ました。
どんな映画かというと
こんな、感じ。
セラヴィ!
Le sens de la fete
監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演:ジャン=ピエール・バクリ、ジル・ルルーシュ、ジャン=ポール・ルーヴ、ヴァンサン・マケーニュ、アルバン・イワノフ
ジャンル:コメディ
2017年
フランス
117分
音声:フランス語
字幕:日本語
G
©2017 QUAD+TEN - TEN FILMS - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE
第43回セザール賞10部門ノミネート
『最強のふたり』監督コンビによる長編劇映画第6作
オススメポイント: 『最強のふたり』監督コンビ、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが2017年に発表した6本目の長編劇映画。結婚式を舞台にしたヒューマン・コメディ。2015年11月のパリ同時多発テロ後、明るく楽しい娯楽作を提供したいという監督たちの強い思いで企画された。主題歌はボーイズ・タウン・ギャングの「君の瞳に恋してる」。フランスでは初登場および初週観客動員数1位を記録、2017年全仏年間興行成績第11位に入るヒットとなり、第43回セザール賞では作品賞はじめ9部門で10のノミネートをうけた。
あらすじ: ウェディングプランナーとして30年間、数え切れないほどの結婚式をプロデュースしてきたマックスは引退を考えていた。そんなある日、17世紀に建てられた城を会場にした豪華絢爛な結婚式の依頼が舞い込んだ。いつも通り完璧に準備を整えたが、集まったスタッフたちは素人同然だった。バンドのボーカルは新郎の希望と真逆の歌を熱唱し、カメラマンは写真撮影よりもつまみ食い、ウェイターは新婦にうつつを抜かし、おしゃべりに夢中…。次第に式は大惨事の様相を呈していく…。
【配信期間:2022年6月12日~7月11日】
【配信期間:2022年6月12日~7月11日】
ジャイホー映画紹介記事より抜粋
タイトルの「セラヴィ」の意味は
(セ・ラヴィ、セラビ)は、フランス人がしばしば口にする決まり文句、慣用句。 あえて日本語にするならば、「これが人生さ」「人生って、こんなものさ」「仕方ない」などに相当する。
ネットより抜粋
人生っていろいろあるけどこんなものさというまさに映画のストーリーを言い当てています。
他の人はこの映画を観てこんな感想を書いていました。
この物語も最初こそ問題だらけでよくないことばかり、失敗の連続で思い通りにいかないことばかりなんだけど、最後には笑顔で幕が閉じられることを考えると、彼の言うことが凄く活きてくる、でもってタイトルである「セラヴィ!」これも人生さ!ってのに繋がるのではないかと。
人生いいことばかりではないんですけど、生きてりゃこんなハッピーなことも起きるぜ!ってのを、クライマックスではポンコツな全く人種の違うスタッフが考えて素晴らしいケミストリーを起こすんですね。
それを間近で見たマックスが心変わりしていくことで、引退=人生をリタイアするのではなく続けて行こうと決心していき、ああなんて人生は素晴らしいのだろうというのを結婚式を通して描いた楽しくて素敵なお話だったなと。
より
「最強のふたり」の制作コンビが手掛ける作品なので、結婚式のプランナーを軸に結婚式あるあるネタをこれでもかとぶち込んできます。
- 頼んでいたDJが来れないため代理で頼んだバンドのボーカルのクセが凄い。
- 中年が故に電子機器の扱いになれていなく、スタッフを用意してくれといったのに来なくていいというメールを右腕のアデルに送ってしまったために、1人欠員状態。
- そんなボーカルのジェームスとアデルが犬猿状態
- 旧友のカメラマンのタバコがリンゴ飴くさい
などなどあらゆる問題が生じてきます。
さらにこんな問題も。
・アデルが代役で呼んだ奴がいきなり呼ばれたから身なりが汚く、シェーバーで髭を剃ったのはいいが、プラグを使っていたのが冷蔵庫のコンセントが刺さっていたところで、そのおかげで冷蔵庫に入っていた羊の肉が腐る。
・本番前のスタッフの食事を式と同じものでと要求したバンドメンバーが、その羊の肉を食べてしまい相次ぎ腹痛。
・羊の肉が腐ったせいで、メインディッシュがない。
・旧友のカメラマンが本番中写真も取らずにオードブルをひたすらつまみ食い。
・マックスの義理の弟(うつ病)をスタッフとして同行したのはいいが、新婦がかつて好きだった人だった。
・怒り心頭のマックスもまた、自分の愛人から愛想をつかされ、自分の目の前で若いスタッフといちゃついてる姿を見せられイライラ。
などなど、あれよあれよと負の連鎖が続きます。
より抜粋
でいろいろあってマックスがもうだめだと投げ出したところ、スタッフたちが力を合わせて結婚式を盛り上げるパフォーマンスを披露して依頼した側も大喜び。
本当、仕事って誰か一人優秀な人がいても上手くいかないもの。
1番大切なのはチームワークだと教えられました。
時に最も信頼出来ないと思っていたスタッフがおもいもしない最高のパフォーマンスを披露してくれることがあります。
人間ってわからないものです。
自分自身の能力も含めて相手のことも見くびらないことが大事です。
自分のこともすべてわからないのですからましてや他人のことなんてなおさらです。
そんなチームワークで成し遂げた仕事はいつまでもその感動が心に残るものです。
謙虚に互いを信頼しあって最高のパフォーマンスを発揮したいですね。
1日の大半が働く時間に裂かれます。
誰とどんな仕事をするのかは直接人生に影響を与えてきます。
どうせ働くならこんな働き方はどうですか?
すべての働く人にそんなエールを送ってくれる作品です。