日本文化から読み解く幸せのカタチ | 好きなことだけで生きられる

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本を読みました。


タイトルは、


日本文化から読み解く幸せのカタチ

むかしむかしあるところにウェルビーイングがありま

した


です。


本の紹介


ウェルビーイングを第一線で研究する予防医学研究者・石川善樹が3年間没頭して観続けたもの、それは「昔話」のアニメだった― 2022年の最重要ワードのひとつ、「ウェルビーイング」(=心身ともに健康で満たされている状態のこと)。 その本質に迫るカギは、昔話をはじめとした古事記、アイドル、和歌などの日本文化に隠されていた。


グーグルブックスより



ウェルビーイングとは、聞き慣れない言葉です。


ウェルビーイングは直訳すると「良い状態である」という意味だ。ここでいう「良い状態」とは、心身が健康というだけでなく、幸福感や楽しいといった「良い感情を持っている」という意味も含む。 


世界保健機関(WHO)はウェルビーイングを「病気でない、弱っていない」といった状態ではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも、全てが満たされた状態を指すと定義。


ネット記事より


昔話や日本文化を通して、ウェルビーイングであるとはどういうことだろうか?


と著者が考え学んだことが書かれていました。


昔話と古典から学ぶウェルビーイングの5つの教訓


伝統的な文化や昔話から見て取れる教訓を参考に、現代を生きる私たちのウェルビーイングに還元できるのは次の5つのポイントだと私は考えています。


ひとつめは、「上より奥」の精神です。


上ばかりを見て焦るのではなく、あえて視点を外してみる。「奥」はどこだろうと考えをちょっとズラしてみる。こうした意識を持つだけでも、心持ちは少し変わってくるはずです。


2つめは、ハプニングを素直に受け入れてみる心です。


突発的なトラブルや出来事は、平坦な日常に新鮮な風を吹かせてくれる作用もあります。トラブルが起きたら、「おお、そう来たか」とちょっと楽しみながら向き合ってみる。楽観的に捉えることで、解決策も見つけやすくなるはずです。


3つめの教訓は、人間は多面体であることが当然という認識に立ち戻ることです。


人格が首尾一貫していなくてもいい。人は多面的な顔、矛盾した性質を持っているのが本来ならばしぜんなことです。


4つめの教訓は、自己肯定感の低さにとらわれすぎないこと。


日本の文化圏で生まれ育った以上は自己肯定感が低い状態がデフォルトである、と見方を変えてもっと気楽になりましょう。


最後の教訓は他人の愚かさを許し、寛容に受け入れる姿勢を身につけることです。


私たち日本人は他者の愚かな振る舞いやあるがままの姿を受容・肯定する文化に囲まれて育ってきました。他人の欠点や出来事のあるがままを許し、許容してきた。そのおおらかさ、寛容の精神こそが日本の文化に数千年にわたって通底している共通要素ではないでしょうか。


まとめ

上より奥を見る、ハプニングを受け入れる、多面的な顔を持ち、自己肯定感にとらわれない、自分と他者に寛容になる。昔話や古典芸能から読み取れる5つの教訓は現代人のウェルビーイングの素地になる。


P156〜P159


「むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました」石川善樹✕吉田尚記 KADOKAWA より


現代を心身ともに健康で満たされている状態で生きるためのヒントを教えてもらえました。


先入観にとらわれずに、ウェルビーイングの素地となる5つの教訓を意識して生活するところから始めたいです。


なんだか環境や他人に左右されずにより幸せな状態でいられそうな気がしてきました。