「タル・ベーラ伝説前夜」 | 好きなことだけで生きられる

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いつの間にか伝説になっていました。


ハンガリーの映画監督タル・ベーラの初期3作品が

上映されることになりました。


公式サイト 


●『ダムネーション/天罰』(1988年/121分/モノクロ)
クラスナホルカイ・ラースローが初めて脚本を手掛け、ラースロー(脚本)、ヴィーグ・ミハーイ(音楽)が揃い、“タル・ベーラ スタイル”を確立させた記念碑的作品。罪に絡めとられていく人々の姿を「映画史上最も素晴らしいモノクロームショット」(Village Voice)で捉えている。

●『ファミリー・ネスト』(1977年/105分/モノクロ)
住宅難のブダペストで夫の両親と同居する若い夫婦の姿を、16ミリカメラを用いてドキュメンタリータッチで5日間で撮影した、22歳の鮮烈なデビュー作。不法占拠している労働者を追い立てる警察官の暴力を撮影して逮捕されたタル・ベーラ自身の経験を基にしている。

●『アウトサイダー』(1981年/128分/カラー)
社会に適合できないミュージシャンの姿を描いた監督第2作目にして、珍しいカラー作品。この作品がきっかけで、タル・ベーラは国家当局より目をつけられることになる。酒場での音楽とダンスなど、タル・ベーラ作品のトレードマークと言えるような描写が早くも見てとれる。

監督・脚本:タル・ベーラ
脚本:クラスナホルカイ・ラースロー (『ダムネーション/天罰』)
撮影監督:メドヴィジ・ガーボル(『ダムネーション/天罰』)
音楽:ヴィーグ・ミハーイ(『ダムネーション/天罰』)
編集:フラニツキー・アーグネシュ(『アウトサイダー』『ダムネーション/天罰』)
配給:ビターズ・エンド

シアターイメージフォーラムサイトより

2019年にシアターイメージフォーラムで2ヶ月ぐらい1994年の作品「サタンタンゴ」7時間18分を上映していました。

途中2回の休憩を挟んでのその上映は、映画を鑑賞したというのを通り越しモノクロの画面に浸った圧倒的な体験を味あわせてくれました。

今回の3作品は、その「サタンタンゴ」以前に作られた作品です。

デビュー作の「ファミリー・ネスト」、
2作目の「アウトサイダー」はなんと珍しいカラー作品だそうです。
そして、「サタンタンゴ」に繋がる前哨戦とも言え
のちのタル・ベーラスタイルが確立されたとされる作品。
どれも興味深いです。

1月29日から2月25日までの上映スケジュールを見て予定を調整していますが、3本見終わるのは2月23日にちぐらいになりそうです。

もっと早く観に行きたいのですが、予定が有りなかなか時間が取れません。

でも楽しみです。