手に入れられなかったものほど
欲しくなるというのは本当です。
ヤフオクで欲しかったDVDが落札できませんでした。
タル・ベーラの「サタンタンゴ」の北欧版のDVDです。
日本語字幕はありませんが、2800円で送料が198円。
3000円しないならいいかと思い入札しました。
ちなみに、日本語字幕付きは9000円します。
気がついて確認した時は終了時間が過ぎていました。
100円差で落札されていました。
軽くショックを受けました。
確認していないのが悪かったのですが、
しばらく納得できませんでした。
人気もなさそうでした。
てっきり他に欲しい人がいないと思って油断していました。
100円差で落札されたのがまた悔しいです。
コカコーラのアプリ、コークオンでもらったドリンク1本無料券も使う前に期限が過ぎてしまいました。
1日7000歩、1週間で49000歩、歩くとスタンプが1個もらえます。
スタンプを15個集めてようやくもらえたチケットでした。
約4ヶ月かけてやっと手にできたものです。
それが一瞬で失われてしまいました。
後で使おう使おうと思っていたのに
気がついたのは、使用期限の1日後でした。
1日というのがなんともやるせなくさせられます。
なぜ、もっと早く気がつかなかったのか。
忘れる時はそんなものです。
こむらがえりを起こすのは突然です。
まさに今、世界中のあらゆる痛みがこのふくらはぎに集まったかのような痛みが襲います。
しかし何を思おうが出来るのは、ただ痛みが過ぎ去るるのを黙って待つのみです。
欲しいものが手に入らなかった思いは、一瞬忘れられました。
人は、手に入ったものよりも手に入らなかったものに執着する生き物ではないでしょうか?