映画「ハウス・オブ・グッチ」を観に行きました。
リドリー・スコット監督が、
御歳84歳、
「最後の決闘裁判」に続いて、
レディ・ガガ主演、
あのグッチの内紛を描いた。
CMで話題の。
とにかく、
話題の作品です。
映画『ハウス・オブ・グッチ』が触れる禁断の扉…人気ブランド「グッチ」創業一族のドロドロな関係 / 主演はレディ・ガガです
話題性やCMに釣られて観に行く人も
いるのだろうなと
思いながら
初の東宝シネマズ池袋にて
鑑賞して
参りました。
感想、
長い。
上映時間が、
159分です。
グッチ家の
お家騒動の果てに
マルオリッチが
暗殺されるという実話なのは
わかっていましたから
ストーリーは
もう変えられないのはしかたがないとして
登場人物の誰一人として
感情移入ができません。
これは、辛いです。
画面は、きれいなんです。
監督が美術学校を出ただけあって
まるで、絵画のような場面も
たくさんあります。
レディ・ガガをはじめ
役者陣は皆頑張って役を演じているのはわかります。
しかし、ストーリーは決まっている。
演出も切れが悪い。
役者に感情移入もできないとあっては、
上映時間が長く感じられても仕方がないと思います。
リドリー・スコット監督は、
インタビューで、
「最後の決闘裁判」と今回の「ハウス・オブ・グッチ」を20ヶ月で撮ったと威張っているみたいですが、
面白い作品を作るから自慢できるんであって、
仕上がりがこれでは、
自慢にも何もならないないのではと
思います。
規模もジャンルも違いますが
城定秀夫監督なら
同じ予算と同じ期間があったら
何本映画が撮れるかわかりません。
少なくとも3倍は
行けるかと。
しかも
ちゃんと面白い作品を。
まあ、すでに観に行かれてしまった方は
可哀想にと同情してあげるとして、
まだ、観に行ってない方には
わざわざ高い劇場料金を払って
見に行かなくても
そのうち、ネットの配信や
テレビで見れるようになるのを待ってから
見ても全然問題ない作品ではないかと思います。
もし日本で、この原作をリメイクするとして
勝手にキャストを考えてみました。
タイトル
「ハウス・オブ・グッチ裕三」
監督/藤井道人
脚本/バカリズム
パトリツィア/小池栄子
マウリツィオ/矢部太郎
パオロ/濱田岳
アルド/西田敏行
ロドルフォ/藤竜也
パオラ/有村架純
ピーナ/辛酸なめ子
グッチオグッチ/グッチ裕三
ストーリーの大幅な変更が難しい中で
バカリズムの脚本が所々に笑いを挟んできて
見ていて飽きないストーリー展開になるのが期待できるかと思います。
硬派な藤井道人の演出は笑いに流されずしっかりと最後まで飽きさせずに見るものを引っ張って行ってくれることが期待できます。
小池栄子の強気なパトリツィア。
頼りない矢部太郎のマウリツィオ。
殺し屋に殺されるマウリツィオの姿を
あの世で見ながらグッチオグッチ役のグッチ裕三が
「なにやってんだ、バカ」と
愚痴をつぶやく。
想像しただけで
何だか楽しくなります。
別に監督のリドリー・スコットに
個人的な恨みはありません。
きっと、ベテランなので
期待値が高くなってしまったのかもしれません。
新たな新作、ホアキン・フェニックス主演のナポレオンの映画に期待しています。
新たな解禁映像でまだ観てない客を劇場に誘います。
解禁された映像では、豪華キャスト陣とスコット監督が本作で描かれたグッチ家のスキャンダラスな崩壊劇について語る姿を、本編やメイキングを挟みながら紹介。
パトリツィアを言葉巧みに破滅の道へと誘導する占い師ピーナを演じたサルマ・ハエックは「優雅な世界にある女性が現れるの。やがて家族がバラバラに。まるで悪夢の始まりね」。パトリツィアの夫マウリツィオ役のアダム・ドライバーは「2人が恋に落ちた結果、様々な問題が起こるんだ」と物語を説明する。
さらに、GUCCI経営の重責を担っていたロドルフォ・グッチ役のジェレミー・アイアンズが「家族の内輪もめが激化していく」と語るのを皮切りに、ガガが「金と権力」、マウリツィオの従兄弟で一族に才能を認められていないパオロ役のジャレッド・レトが「異常な世界」、アダムが「名誉」、ロドルフォの弟で同じくGUCCI経営に携わってきたアルド・グッチ役のアル・パチーノが「家族と犯罪」と、口々にグッチ家を表すキーワードを挙げていく。
スコット監督は「本作は家族の物語だ。貴族のような一家。彼らの絆に傷がつく」とコメント。そして最後は、ジャレットが「(作品を観ると)“グッチ”の意味が変わる」と意味深な一言。果たしてその言葉に隠された真意とは。豪華キャストが織りなす、華麗なるグッチ一族の崩壊劇に興味が高まる映像となっている。
●「ハウス・オブ・グッチ」特別映像