007じゃ
ありませんが
人は、2度死ぬ
そうです。
1度目は、
いわゆる肉体の死。
2度目は、
忘れられた時の死。
10年前に急性肝不全で
亡くなった
その映画監督の生誕70周年のイベントが
盛りだくさんだった昨年。
そのイベントは、
学生時代に撮り始めた8ミリ作品の上映を始め
過去の作品が
各地で上映されました。
私も
ユーロスペースに
有給を取り
足を運びました。
その作品は今見ても新鮮で
実験精神に溢れていました。
初めて高校生の時に
「家族ゲーム」を
有楽町で観たことを
昨日のことのように思い出します。
昨日の夜、
森田芳光の記事を見つけました。
全く知らない方も
この記事を読めば
監督のことを少し知ることが
出来ると思いました。
森田芳光の映画に触れて
自分も映画監督になりたかったことを思い出します。
ビデオで映像を撮り、
編集をして自分なりに作品を作ったりしていました。
夢はかなっておりませんが、
記事を読み思ったことがあります。
いかに森田芳光監督が愛されているのか。
その気持ちが伝わってきます。
スタッフや出演者の方々が監督と過ごした時を
どれだけ大切なことに感じておられるのかが。
映画評論でも有名な町山智浩が
人格的にも優れており、かつ、映画も面白い監督に
黒沢清監督を挙げていましたが、
まさしく、森田芳光監督もその1人だと思います。
映画監督にはなれませんでしたが、
没後10年経っても
人々に鮮明な記憶を残す永遠の森田芳光に
なりたいと想いました。
出会った人を愛し愛される生き方をしたいと。
映画はもちろんのこと、
その生き様の放つ魅力は色褪せることがありません。