サイボウズが取り上げられていました。
社長の青野慶久さんがスタジオぬ招かれていました。
"働き方改革"でいま注目の企業「サイボウズ」が登場。15年前は離職率28%、4人に1人は辞めるというブラック企業だったが、社員のわがままをとことん聞く"働きやすい会社"に大変身して、業績もアップ。「副業大歓迎」「育休は最大6年間」など次々に働きやすい制度をつくり、コロナ禍では、ほぼ100%テレワークを実現する。
100人100通りの働き方を実践する最先端企業の全貌とは?
100人100通りの働き方を実践する最先端企業の全貌とは?
テレビ東京WEB番組紹介ページより
最後に、村上龍が編集後記として番組の総括をまとめた短い文章がでます。
その中で、情報共有は、手段なのか目的なのかと問いかけられていました。
青野さんは、グループウェアを作り続けている。小さなマンションで起業したときから、従業員の離職率が28%のときも、M&Aで失敗して死にたくなったときも、100人いたら100通りの働き方をモットーにして「働きがいのある会社」にランキングされたときも、作り続けた。グループウェアは、情報を共有する。ところで情報の共有は、手段だろうか、それとも目的だろうか。わたしは目的だと思う。大げさに言うと誰かと情報を共有するために、わたしたちは生きているのかも知れない。サイボウズは、人を幸福にしている。
村上龍
WEB番組紹介ページより
なぜ誰かと情報を共有するために私たちは生きているといえるのでしょうか?
情報を共有することは私たちに何を与えてくれるのでしょうか。
たとえば、誰かと情報の共有ができた喜びは、人と繋がっている安心感を与えてくれるからではないだろうか。
人と繋がっている安心感は、さまざまな困難に立ち向かっていく力を与えてくれます。
人と繋がっている安心感は、喜びを分かち合うことができるのではないでしょうか。
15年前に離職率28パーセントのサイボウズが現在社員のまがままを聞く働きやすい会社に変わったのも、これじゃいけないと思った社長の青野さんが毎日30分社員総会話を聞くところからからはじめたとのエピソードが伝えてくれることは少なくないと思います。
そうして、社員の意見に耳を傾けて、会社を社員が働きやすいように一つひとつ変えていったことが現在のように変わった大きな要因だったようです。
情報の共有の持つ力は、まだまだ計りしれないと思いました。
家族であれ、チームであれ、会社であれ、現状突破のカギは案外人の話を聞くところから始まるのかもしれません。