「まぶしくて」に思うこと | 好きなことだけで生きられる

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韓国ドラマ「まぶしくて」を見ました。

2019年の作品です。

全12話

眩しくての見どころ


韓国ドラマ「眩しくて」は与えられた時間をすべて使ってみることもできずに、失ってしまった女性と誰よりも輝かしい瞬間を自ら投げ捨て、無気力な生活を送る男と、同じ時間の中にいるが、お互いに異なる時間を生きていく2人の男女の時間離脱ファンタジーロマンス。女優キム・ヘジャとハン・ジミンが、時間を戻す能力を持つようになったキム・ヘジャ役を演じる。記者志望生イ・ジュンハを演じるのは俳優ナム・ジュヒョク、また俳優ソン・ホジュンがハン・ジミンが演じる“キム・ヘジャ”の時間にこだわらない気の利いた兄キム・ヨンス役に扮する。
邦題『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』



眩しくてのあらすじ

平凡極まりない25歳のキム・ヘジャ(ハン・ジミン扮)。そして完璧な26歳イ・ジュンハ(ナム・ジュヒョク)。ヘジャはジュンハに好感を持つが、ジュンハはヘジャの胸に刃物を刺すような忠告をし、2人は初めての出会いから完全にこじれてしまう。ヘジャがジュンハの前に自分が持っている特別なと時計を取り出しておくのだが…。果たして時計が持っている非凡な能力とは何なのだろうか?


WEB記事より


最初は単なる時空の歪んだタイムスリップものという仕掛けで見せてた展開が、本当はアルツハイマー型認知症を患った女性患者からの視点だったというストーリー。父となっていた人は本当は息子であり、こうしたどんでん返しにリアタイで見ていた視聴者から驚きと感動の反応が多く寄せられた。
認知症を題材にした作品はあっても、認知症患者が主演の作品は初めて見たし、それを何重もの視点で描く斬新さ。明るく振る舞うシャネルおばあさんが静かに絶望して自殺したのもショッキングだったんだけど、歳をとるということを真っ正面から描き現実作品に落としこむ展開に何回も涙が出た。母との確執が、認知症を通して溶ける瞬間。多面的な脚本がすごい。

「私の人生は時には不幸だったし時には幸せでした
人生は単なる夢にすぎないと言うけれど
それでも生きられてよかったです
朝の刺すような冷たい空気
花が咲く前に吹く甘い風
夕暮れ時に漂う夕焼けの匂い
どの日もまぶしく輝いていました
今の生活が苦しいあなた
この世に生まれた以上そのすべてを毎日楽しむ資格があります
平凡な1日が過ぎてまた平凡な1日が訪れても
人生には価値があります
後悔ばかりの過去や不安だらけの未来のせいで今を台無しにしないでください
今日を生きてください まばゆいほどに
あなたにはその資格があります
誰かの母親であり姉妹であり娘でありそして私だったあなたたちへ」

馴染んだ日常の景色のカットとともに、ヘジャさんのこの言葉が寄せられたラストがあまりに美しかったです。


「フィルマークス」ぬこをさんの感想





とにかく、最初は騙されました。

まさか、こんな話だったとは、納得できなくて、もう一度見直しました。


最初の9話がアルツハイマーを患った老人の夢であったとは。


ラストの3話で、記憶を無くしていく母と息子の今までの誤解が解けていきます。


老いて記憶を失って行く身でも、人生の素晴らしさを伝える言葉が、見ている人の心に響きます。


「かけがえのない、今を大切に生きて欲しい」


ドラマは、静かにでもしっかりと見る者に訴えてきます。


ドラマ予告編