2001年の作品です。
大学生キョヌは、電車内で酔っぱらいの美女を介抱する。翌日、その彼女に呼び出されたキョヌだが、お礼を言われるどころか彼女の横暴な言動や態度にびっくり。しかし、名前も明かさない彼女の心になにか悩みがあると気づいた彼は、言われるがままに付き合おうと決心する。
韓国で、インターネットの掲示板に載ったエピソードを基に映画化されたというユニークな一作。レストランのメニューを指示されるなんてのは序の口で、気に入らなければ殴る、川に突き落とすなど「彼女」の行動は極端だが、正義漢の一面もあり、見ていて妙にすがすがしい。2人の恋の行方が笑いを誘いながら、後半は意外な感動ストーリーへなだれこむのも本作の魅力。主演2人もチャーミングで、男、女、それぞれの立場に隠された恋愛願望が引き出され、胸にズキッとくる。
(斉藤博昭)
アマゾンレビューより
【前半戦】
日本での公開は、2003年だったそうですが全く見たいと思いませんでした。
タイトルからして、面白そうだと思えなかったからです。
何年か前にテレビで深夜放送していました。
とりあえず録画だけでもしておきました。
全く期待しないで見始めたのです。
しばらくして、いつの間にか映画に夢中になっていました。
【後半戦】
前半戦、後半戦、延長戦と分かれています。
原作には延長戦はなかったそうで、監督が延長戦を加えたそうです。
延長戦で、持って行かれました。
タイムカプセルの彼女の手紙を読み本当の気持ちを知ります。
もう出会えないと思っていた矢先のラストの奇跡。
まさに、延長戦で出てきた
「運命というのは努力した人に偶然と言う橋を架けてくれる。 偶然とは努力した人に運命が与えてくれる橋です。」
のセリフにのように。
タイトルだけで勝手にイメージして食わず嫌いになって敬遠していたのがバカみたいでした。
見てみたら素晴らしい映画でした。
「偶然とは、努力した人に運命が架けてくれる橋」
心に残る素敵なフレーズです。
【後半戦】
この映画は、見る人に偶然を味方につけるヒントを教えてくれたように思います。
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提唱した”計画された偶発性理論”。
によると、偶然の出来事は”ただ待ってる”だけではなく、”自ら生み出す“ことが重要であるようです。
偶然の出来事を生み出すためには6つの行動指針を大事にするとよいそうです。
①好奇心 [Curiosity]
たえず新しい学習の機会を模索し続ける
②持続性 [Persistence]
失敗に屈せず、努力し続ける
③楽観性 [Optimism]
新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考える
④柔軟性 [Flexibility]
こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
⑤冒険心 [Risk Taking]
結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
⑥開放性 [Openness]
自分の興味・関心を周りに伝えてた方がチャンスが訪れやすいこと
カンタンに整理してみるとこうなります。
・新しいことに興味を持とう!
・努力を続けよう!
・ポジティブな姿勢を持とう!
・こだわりは不要、柔軟になろう!
・結果にこだわらず、挑戦をしよう
・自分の想い・気持ちを周りに向けて発信しよう!
偶然を味方につける生活を心がけたいですね。