「むやみに切なく」で切なさに涙する | 好きなことだけで生きられる

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韓国ドラマ「むやみに切なく」を見ました。

2016年の作品です。

番組内容

国民的スターであるシン・ジュニョンは、ある事件がきっかけで離れ離れになった初恋相手のノ・ウルと再会する。だが、ウルは学生時代の正義感溢れる性格から一変、お金に貪欲なドキュメンタリープロデューサーとなっていた。番組の出演オファーへ来たウルに、冷たい態度を取るジュニョン。それには、ウルと距離を置かなければならない辛い過去があった―。そんな中、ジュニョンは激しい頭痛に襲われ、病院で余命宣告を受ける。残された時間を知り、自分の気持ちに正直に生きようと決意したジュニョンは、ウルへ「3カ月間、本気で恋愛しよう」と告白するが…。

webページより




mariko63さんの感想

ただの恋愛じゃなく、人生の切なさを伝える作品!

人気俳優キム・ウビンと国民の妹スジが主演ということで注目を受ける本作。

このドラマ、「むやみに切なく」という題名通り、本当に切ないです。最初、キム・ウビン演じる男性主人公ジュンヨンが余命短い病気なことが「切ない」のかな?と思っていたのですが、スジが演じる女性主人公ウルもお父さんをひき逃げ事故で亡くしていて、借金取りに追われながら弟とつつましい生活を送ってるんですよね。そして、ジュンヨンの母、ウルを支えてくれるジテも、それぞれが「切ない」境遇に置かれていて…。

主人公をはじめ、登場人物みんな切ない状況なので、ドラマ全体にあまり明るい雰囲気がないですが、ドラマを観ているうちに、「人生って、そういうものかも知れないな」と思いました。ジュンヨンが自分の余命が短いことを知りながらも、全力でウルを愛しているのを見ると、「終わることが分かっている人生を悔いなく生きることの大切さ」を思わずにはいられません。健康な人は普段意識していないだけで、人間誰しもいつかは人生が終わるんですから。

それに、普通のドラマなら「良い人」と「悪い人」の対立ですが、このドラマでは可哀相な人たちも100%の善人としては描かれていなくてリアルでした。

ジュンヨンの父ヒョンジュンや、ジテの婚約者ジョンウンとその父は「自分勝手な悪者の代表」、という感じですが、切ない状況に置かれているジュンヨンやウル、ジテ、ジュンヨンの母だって、自分の思いで他人を傷つけていることに変わりはない、ということが描かれているので、いろいろと考えさせられました。

誰だって人生の終わりが来るし、誰かを傷つけながら生きている。それでも人は、人生の一瞬の美しさやときめき、愛を探しながら生きるんですよね。

ただの恋愛物語ではなく、人生についてのメッセージ性が強いドラマだと思いました。

webページより抜粋



映像がキレイです。

それぞれの登場人物がなかなかすんなりいかない複雑な事情を抱えながら生きています。

余命わずかのジュンヨンとウルの行方さえどうなるかとハラハラさせられて見つめるしかありませんでした。

最後、病気が悪化して記憶があいまいになりながらジュンヨンと母との出会いのシーンはやはり涙なくしては見られませんでした。

mariko63さんの感想にあった

誰だって人生の終わりが来るし、誰かを傷つけながら生きている。それでも人は、人生の一瞬の美しさやときめき、愛を探しながら生きるんですよね

の言葉には深くうなずけます。

もし、余命わずかだとしたら愛する人に何を残してあげられるのか?

を問われているように感じました。

「むやみにやたらかなり切なく」

そうドラマのタイトルを変えたくなりました。

ドラマ予告編

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