その体験がほんの少しだけ人生を豊かにしてくれるものであると。
映画やドラマも全く同じであると思います。
良きドラマは時に人生に影響を与えてくれるものであると。
今回ご紹介するドラマは、
郷に入れば郷に従え
と言われるように
その場所のルールは、その場でしか学べないことを見せてくれました。
いままでの先入観を捨てなければ新しいことは学べない。
刑務所ではいったいどんなルールが待っているのか。
もし突然、あなたが“犯罪者”になって刑務所に入れられたとしたら?
メジャーデビューを控えたスター野球選手・キムジェヒョク。
彼はいつもファンと同僚を裏切らないグラウンドの上のヒーロー。
しかし、ある日を境にヒーローから犯罪者へと転落。
すべて一から学ばなければならない刑務所生活!
『刑務所のルールブック』は、
ある日突然刑務所に入れられたスター野球選手・キムジェヒョクの刑務所適応記であり、
最悪の環境から再起を目指す復活記であり、
刑務所というもう一つの社会での成長記だ。
日本語字幕放送・全32話Web記事より
このドラマはある日、野球選手から刑務所での生活を余儀なくされた主人公を通して刑務所の中の生活を覗き見ることができるドラマです。
それぞれの囚人に過去があり、一人ひとりが強がってはいても弱さを持つ、私たちと同じ人間であることが徐々にわかってきます。
そんな状況でも、ジェヒョクは同じ看内で暮らす囚人に対して誠実に対するのです。
次第にジェヒョクの出所を応援する仲間が出来てきます。
Webにあったpuetalsurinoさんの感想を載せます。
舞台は刑務所!
シリアスな現実をユーモアで描く、最高の韓国ブラックコメディ!
見逃すと絶対に後悔すること間違いなしの韓国ドラマが好きな方にはマストなドラマです。
最近放送されたドラマの中ではベスト・オブ・ベストな作品です。
リアルだけど、温かみを感じさせられる「応答せよ」を手掛けたシン・ウォンホの最新作。
何気ない会話もウィットに富んだ10年後も記憶に残る作品です。
ブラックコメディドラマと聞くと、ちょっと苦手と感じる場合があります。
このドラマの舞台となっているのが刑務所!
主なキャラクターたちは収監者か看守なので、ドロドロし過ぎる傾向か、社会性の強いドラマのイメージが強くあるかと思います。
でも実際は笑ったり、気がつくと感情移入しちゃっています。
外と中には別のルールや世界観が存在するけど、どこも人が住む世界と実感します。
妹を守るために起こしてしまった暴行事件の結果、被害者の家族から加害者となった主人公のジェヒョク。
正当防衛は認められず過剰防衛として服役することになり、有名野球選手から囚人になったジェヒョクの刑務所生活が中心に描かれます。
先入観を持つことなく刑務所暮らしを始めることになったジェヒョクが徐々に適応していく姿と、共に生活する収監者との絆など、さまざまな困難を乗り越えていく様子が時にコミカルに描かれ面白いです。
このドラマを観て感動することはないと思っていました。
でも、ジェヒョクが監房(刑務所)で出会った収監者たちの過去や事情など少しずつ明らかになるにつれ、犯罪は許されないことだけど、犯罪者にも家族がいること、もう一度やり直したいと切実に思う瞬間や、後悔の時が訪れることなど。
驚くほど、リアル感が伝わる内容に、切ない気持ちにさせられることもあります。
もちろん、理解などできないほど悪いキャラクターも登場し、登場するキャラクター全員更正するといった話ではないところが、ブラックコメディらしい!
ゆっくり自分のペースで、時にはのろすぎておバカさんのようなジェヒョクの姿は賢くないと思っちゃいます。
だからこそ、監房(カンバン)の中でのジェヒョクの話が面白く感じたのかも知れない。
(感想文終わり)
ドラマを観て素直に感動された気持ちが伝わってくるようです。
生き方の真価が問われるのは、順調な時よりもむしろ、どうにもならない環境に置かれた時なのですね。
環境が変わっても自分の生き方を決めるのはあくまでも自分自身であるということ。
どんな環境にあっても自分を支えてくれる仲間がいてくれることが本当に支えになるということ。
このドラマが教えてくれたような気がします。
ostも充実していました。