
どうしようもない取るに足りないと思っていた人生さえもが捨てたものじゃないと思わせてくれるからです。
この韓国ドラマで出会うふたりもはじめはなんとなく同じ建設会社の部長と派遣社員として出会います。
この時は、お互いとって相手がその他大勢の中のひとりにすぎなかったはずです。
互いの境遇を知るにつれていままでの気持ちに変化が生じます。
いろいろあったり、なかったりして。
最後は、相手がお互いがなくてはならないかけがえのない存在感を持つひとりに変わっていきます。
その間に何が有ったのかは、ドラマを見た人だけが知る内容ではあるわけですが。
毎日生きていると、いつの間にか、気づかないうちに不自由の中で身動きが出来ない状態になってしまったことはないでしょうか?
助けを求めたいのに声も出せず、我慢して、うつむくことしかできない状態に自分を閉じ込めてしまうことがなかったでしょうか?
うまくいかなくて、なさけなくて、やるせない気持ちになることはなかったでしょうか?
そんな時、自分を信じてそっと手を差しのべてくれる存在がいたら、ありがたいと誰でも力づけられ励まされるのではないでしょうか。
このドラマはきっと人生で時に自分の不幸や不運をなげき苦しんでいる人にむけた応援のラブレターではないかと思いました。
ドラマを見ていて、身に覚えのあることだから共感して、涙することができたのではないかと。
「人生には、精一杯生きていると、時に誰かを助けたり、助けられたりする出会いが待っている」
そう思って、今を乗り越えていこうと思わせてくれるドラマであり、
「人を大切にしている人だけが、人から大切にされる」
ことを教えてくれたドラマでした。
ここぞというシーンで流れる
この歌が涙腺を刺激してしょうがなかったです。
主演のおふたりのインタビューです。