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虎パパになって19年目!ひとつひとつが宝物

30才でパパになって19年目
阪神タイガースとBarで過ごす時間が大好物な右耳難聴者。長男は少年野球、中学軟式野球、高校球児を完走して大学ライフへ。かけがえのない子どもと過ごしてきた時間、大好きな居場所や音楽。大切な想いをこのブログに。

うちの子どもは高校3年生 硬式野球部の主将
いよいよ6月の引退試合、そして壮行会が迫ってきた。

7月の夏の大会。
本当に最後の夏が来てしまう。

中学生3年生、軟式野球部時代
この時はコロナ禍の真っ只中で、中学最後の夏の大会は中止になってしまい、晴れの舞台が当然のように無くなってしまった。

3年を経て
高校最後の
そして、野球人生最後の晴れの舞台に、
応援してきたみんなが、無事に立てること。
それだけが願い。


今日のパパめし 部活&家族のお弁当


豚バラ肉の中華煮
卵焼き
大根の煮物(昨日の夕飯の残り)
パリパリきゃべつ🥬

今日も美味しくできた!
最後の最後まで、お弁当、作り続けよう。

うちの子どもは、今春から高校3年生。

作り続けてきたお弁当も、もうすぐ終わり。
そして、小学生から続けてきた野球少年は、高校硬式野球部まで続けて、7月で引退を迎える。

今日のパパめし、家族のお弁当


残り応援に行ける試合も両手で数えるほど。


暑いなか、寒いなか、10年間、いろんなところで子どもの野球の試合を観戦して、応援してきた。


そんな楽しかった日々が終わる。


本当にありがとう。


そりゃあ、いろんなことがあったけど、ここまで来られて本当にうれしい。


残りの日々を、これまでどおり全力で、いつまでも忘れられないように、過ごすのだ。


Rei QUILT



もう17年。
今や高校生で来年は3年生、大学受験。



私は親業18年目に突入

もう数えるほどしかないんだ、親業期間。


毎月、お風呂場でバリカンで頭髪を刈ることも

毎朝、朝ごはんの力うどんを作りながら、お弁当を作ることも

補食のおにぎりを3個握ることも

暑いなか寒いなか、野球部の応援に行くことも

もしかしたら同じ屋根の下で暮らすことも


いよいよ終わりを迎えるのかな?


感慨なんかない、出てこない

ただただ、今は駆け抜けるのみ

明日から3月

きっと、またこのブログを見返したとき、

いろんなことを思って

生きてく力をもらうだろう。


さぁ、今夜の夕食は何を作ろうか。





一月が終わっていく。

年末年始は、コロナに罹患してしまい、熱と悪寒で一晩、七転八倒し、咳のしすぎで喉から血が出た。

痛かったな。

家庭内隔離生活で、正月三が日をベッドの上でずっと過ごし、家族のいないリビングで冷凍食品を食べ続けた。

冷凍食品、すごく美味しかった。

身体がしんどくても、簡単便利で、本当に有り難かった。ありがとう。


やっと咳が収まって、自由に出かけられるようになって、向かったのは大好きな地中海料理のレストラン。

私が今まで出会ったダンディな人の1位は、このお店のマスターだ。

勤めたレストランを定年後に、素敵なパートナーと開いたこじんまりとした空間。

ソムリエのマスターが目利きしたワイン。

値段も都内でこの値段?ってくらいリーズナブル。

来るまでの電車に揺られている時間も、ここで過ごす時間も、帰り道の時間も、数少ない楽しみの一つ。


マスターと僕の年齢差は18歳。親子ほど離れている。

僕はいつまで、マスターのお店で過ごせるだろうか。


何を言っているのか。

自分の都合だけ考えている。

いつまでも、は無いのだ。あり得ないのだ。


今日も一生懸命、一日をこなした。

できる限りのことをした。

月曜日からとても疲れた。

お腹が空いて、家に帰る前に駅ビルに入ってアイスコーヒーとかぼちゃのスープとサンドイッチを食べた。

やっと一息つけた。我慢しないで良かった。


あのレストランに行くことは、今の自分にとって一息つける大切な場所。

今の自分にたどり着いたからこそ、出会えたお店と人。

いつかお別れすることを想像して、予防線を張るよりも、

やっと行けたその日、その時間。

マスターのお店で過ごせた歓びだけを持っていよう。

その歓びをマスターに伝えよう。

たくさんワインを飲んで、たくさん食べて、美味しいものを作ってくれてありがとうと、恥ずかしがらずに、素直に伝えられるように。























雨降る午後。

水道橋のライヴハウスで、私はずっと泣いていた。


ウッドベースを奏でる吉野弘志さんと、ピアニストの市川秀男さんのデュオ


観客と支配人と小さくて大人しいワンコだけの密やかな空間


ただただ、好きな音楽家の目の前で演奏を聴ける、私だけのこの時間。


普段の役割を脱ぎ去って、私だけの時間の中で、好きな音楽家が目の前で奏でられるメロディ。

サビのメロディにたどり着いた瞬間、音楽家の込められた想いに直接触れられるようで、涙が止まらなかった。




大好きなシンガーソングライターでギタリストのRei

Reiのライヴに行って、またそこで音楽家に出会うことで僕の音楽世界がものすごく広がった。


ブルーノート東京でのReiのジャムセッションライヴ

ドラマーは石若駿さん。丁寧な打撃が好きになった。

あとでジャズの世界で活躍していることを知って、納得した。





ライヴで聴きたくて、石若駿さん、大友良英さん、細井徳太郎さんのトリオのライヴを観に、初めて新宿ピットインに行った。


大友さんは舞台「ねじまき鳥クロニクル」の音楽を担当していて、僕はその舞台を観に行っていて本当に素晴らしくて、大友さんの名前を知っていたけど、ライヴでギターを弾くのを初めて知り、びっくりした。




新宿ピットインで、毎日、ライヴが繰り広げられているのを知り、ライヴの音の素晴らしさに感動してから、半ば狂ったように新宿ピットインに何度も行ってライヴを聴いた。


細井徳太郎、マーティ ホロベック、デビッド ブライアント、後藤篤、石田幹雄、服部正嗣、高岡大佑、Answer to Remember、DNA、SMTK、高橋保行、後関好宏、津上研太、高橋佑成、瀬尾高志、林頼我、スガダイロー、レオナ、纐纈雅代、マイクレズニコフ、大山日出男、関根敏行、吉野弘志、栗原健、岩見継吾、加藤一平、吉田美奈子、金澤英明、林栄一、野本晴美、織原良次、今泉総之輔、みどりん、松丸契、井上銘
























そして、いろんなライヴハウスに行って


下北沢 NO ROOM FOR SQUARES

レオナのソロ全身打楽器ライヴ

林栄一、イヌイジュンのデュオ






ブルーノート東京で、

渡辺貞夫、日野皓正、NakamuraEmi


日経ホールで念願の、大西純子のピアノソロ


東京国際フォーラムでとうとう、

矢野顕子と上原ひろみ



こんなにライヴに行ったんだ。

写真を見返してびっくり。


きっかけをくれたRei

Reiの音楽に出会えて、好きになれて本当に良かった。


Reiの音楽から、また素敵な景色を見たい。


自分の役割をこなすだけでは生きていることに疲れるから、たとえ端からは無意味に見えようとも、制約や役割をかいくぐって、ライヴハウスで過ごす時間を、これからも作りたい。















12月16日 金曜日

この日は、ふたりの大きなイベントがある日


 大好きなシンガーソングライター ギタリスト Reiのライヴ "JAM! JAM! JAM! 2022" がブルーノート東京で行われた。



そして、もう一つ

俳優 岸井ゆきの主演の映画 "ケイコ目を澄ませて" 劇場公開初日




ふたりは仲が良いことを、岸井ゆきのさんのエッセイやインスタグラムで知っていたので、ふたりの大事な日が重なることの偶然が、まるで必然のように起きることを、リスナーとして何だかとっても嬉しくて、とってもおめでとう!と言いたい。


私は12月16日にReiのライヴに行くことを、だいぶ前から予定していた。

けれど、映画"ケイコ目を澄ませて"が、完成して近日公開される事はHPで知っていたけれど、 Reiのライヴの日と映画の公開初日が一緒であることは、12月に入ってからつい最近知ったのだ。


これはちょうど良い!と、ライヴに行くために職場に早上がりの休暇を申請していたので、予定を変えて映画を観てからライヴに行くことにした。


渋谷駅から歩いてユーロスペース2へ。

初めて来たので、ラブホテルの合間に映画館があって、渋谷の猥雑さらしいなぁと感心したりして。


主人公の小河ケイコは、まるで実在しているかのよう。

確かに実在の人物がモデルになっているから実在はするのだけれど、"小河ケイコ"という岸井ゆきのさんが演じた人そのものが、"男はつらいよ"の車寅次郎が今もどこかに居るみたいに、ケイコの存在が妙にリアリティがあった。

映画の最後で、ケイコがまた自分の生活に帰っていって、館内が生活音に包まれた時

パッと手を離されたみたいな喪失感を感じた。

えっ?、もう行ってしまうの?という感じだった。

映画館を出たら、たくさんの人が行き交う渋谷を歩くひとりひとりの表情が、やけに冴えて見えてびっくりした。

エッセイなどで見る岸井ゆきのさんの大きくて深みがある目と、ぽってりと存在感がありながら口角が作る表情が素敵なくちびるが、映画では全く色彩が異なる、小河ケイコの目とくちびるになっていたのが、凄いなと思った。



渋谷から表参道 ブルーノート東京へ



 Reiのブルーノート東京でのライヴは去年に続いて2回目


今年もアリーナ席で見ることができて、バンドメンバーの手元、音の響きが迫力があって感激した。

ブルーノート東京はやっぱりいいライヴハウスだなぁ。


 Reiのキュートな黒の肩が出たドレス

素敵だったなー


歌声がブルーノート東京にこだます

大好きなあの歌

TAIHEIさんのピアノのアレンジが、去年のアレンジから、また一歩大きくなった、あの曲


Reiの歌声、ほんとブルーノート東京いっぱいに響いて満たされて、それを近くで体感できて嬉しかった。


今日、Reiの新型コロナウイルス感染症に感染して、大阪、名古屋での公演見送りが発表された。


TwitterでのReiの悔しさ、申し訳ないというのが伝わった。


コロナは誰にでもかかる。

どんなに気をつけていても、完全に感染をシャットアウトできない。


Reiの体調が、まずなによりも第一。

歌声を作品を、ライヴで唯一無二のメンバーで、聴いたり身体で体感できることは、貴重な贈り物。


贈り物がいつか届く日を、リスナーはいつまでも待ち続けることができる。

これも素敵でありがたいギフト。


どうか1日も早い快復を祈って。

今夜はCDで「DANCE DANCE」を聴きながら、眠ろう。

明日もお弁当作りで5時起き。

さぁ、寝よう。。。




七夕の夜


日中は、新宿三丁目から始まり

つな八で天丼、ユニオンレコードでDuke Ellingtonのレコード、新宿ピットインでジャズのライヴ、そして新宿末廣亭を巡ってきて


夜、やってきたのは表参道


目当てのライヴまで時間があったので、根津美術館から北坂を下ってみる。


南青山の住宅地。

高い塀の向こうから、享楽的な笑い声が聞こえてきたり、古いアパートと真新しいマンションが交互に並んでいたり、レトロなマンションの一階がバーになっていたり。

私と無縁の、都会らしい刹那的な暮らしがあるんだろなぁと思いながら、根津美術館の竹藪の通りを歩く。


南青山と言えば、かつて村上春樹さんや和田誠さんが仕事場にしていた街

そして、ブルーノート東京がある街

それしか縁が無くて、なんだか場違いなところにいる気がして落ち着かないから、ライヴが終わったら、早く家路に着こうと決めている。


今日の最後の目的地

ブルーノート東京

NakamuraEmiさんのライヴ!

「七夕はここで。〜2022〜」





ライヴでNakamuraEmiさんの歌を聴くのは初めて。

念願が叶った。うれしい。


NakamuraEmiさんの作品は、YouTubeでMVを見たのが初めてだった。


YAMABIKO

大人の言うことを聞け

メジャーデビュー

Don't

かかってこいよ

雨のように泣いてやれ

ばけもの


初めてNakamuraEmiさんの歌を聴いた時、耳を持ってかれた。


パワフルで類を見ない直情的な歌声

ラップのようでブルーズのようで

歌詞の中の主人公の、赤裸々な言葉たち

NakamuraEmiにしか描けない言葉たちが、

NakamuraEmiにしか出せないオンリーワンの歌声で迫ってきて、いつまでも耳に残って、何度も何度もMVを見た。


いつかライヴで聴けたらな、と思っていたけど、結局、機会をうかがう間もなくコロナ禍になってしまった。


コロナ禍から少しずつライヴ開催を模索し始めた頃、京都でシンガーソングライターでギタリストのReiとNakamuraEmiさんが配信ライヴをやると知って、それが初めてライヴでNakamuraEmiさんの歌を聴く機会になった。


ReiとNakamuraEmiさんが肩を組んでいる写真がInstagramに上がっていて、とっても楽しそうで、お互いの歌の姿勢とか歌詞の表現の繊細さとかを称えていたのが印象的だった。


ブルーノート東京でNakamuraEmiさんのライヴをやると、ブルーノート東京のTwitterで知った時、あぁ、これは行くしかない、これを逃したらいけないと思ってさっそく予約して、この日は1日、夏休みにしようと決めて、七夕の日を迎えた。


ブルーノート東京



ライヴの歌声

すごくよかった。

今でも耳に声の残響がこだまするような、印象的なライヴだった。


印象的だったうた

"波を待つのさ"

"七夕"


"波を待つのさ"は、この日初めて聴いた曲だった。

NakamuraEmi節がすごく出ていた。

静かに、そして深海の海の怖さを醸すような、深くて熱いブルーズ

この人しか歌えない、NakamuraEmiの歌を聴きたかったから、すごく素敵で震えた。


"七夕"

この日を迎える喜びにあふれていた。

そして、七夕に逢えるかけがえのない幸せのように、この場にみんなに幸せが訪れることを願っていることがとてもよく伝わってきて、幸せな気持ちになった。


こうして、七夕の夜を締めくくった。

偶然と歓びをいただいた、

生きてて良かったって思える1日だった。





ライヴで聴くことができるって、本当に幸せなこと。

9月にある渋公でのReiのライヴ。

楽しみで楽しみで

たまらない。

ありがたい。

七夕の日

前から夏季休暇を職場に届けて、一日中、ひとりで自由に動けるようにしていた。


今日は新宿ピットインで昼の部ライヴのジャズを聴く前に、お昼を"天ぷら処天春"で天丼を食べようと決めていた。


六月に初めて新宿末廣亭に行ったとき、入口でもらった出演者ご案内の広告に載っていた、天春の文句と字体がとても粋で美味しそうだった。



食べるなら中天丼にしようと決めて、地下鉄の新宿三丁目駅から、まっすぐお店のあるビルの地下に向かった。


けれど、

天春は閉店してしまっていた。

6月末で閉店とのお知らせが、固く閉まった鉄扉に貼ってあった。


コロナ禍の影響なのだろうか。


新宿末廣亭がある通りの界隈は、七月の日差しに後押しされるように、にわかに活気が戻ってきているように見えたのは、素人考えだった。


閉店を知らせる張り紙と、ここにお店があったことが信じられないくらい誰も通らない地下一階の雰囲気が、やたら寂しかった。


さて、どうしようか。

思いもしなかったことに、何だか目的がよく分からなくなっていた。

けれど、やっぱり天丼が食べたい。

天丼に舌鼓を打って、揚々と寄席に行ってみたい。

しかも今日はピットインで生演奏を聴いてから。


だから、末廣亭の出演者ご案内にあった、「天麩らのつな八」に行くことにして、Googlemapを頼りに新宿東口中央通りを目指した。


つな八に向かう途中、ユニオンレコードの看板を見かけた。

あっ、ここにあるんだ。

たしか、jazz専門のお店が新宿にあったことを思い出した。

新宿なんてそんなに来られないから、もし機会があったら、ぜひ一度行ってみたかった。


僕にはどうしても欲しいレコードがあった。


TOWER RECORDSやHMVのオンラインショップで、さんざん探して見つけることができなかった


Duke Ellington作曲

"STAR-CROSSED LOVERS"


初めて"STAR-CROSSED LOVERS"を聴いたのは、村上春樹さんがDJのラジオ番組で、だった。




イントロのピアノのメロディ

終わりがない、いつまでも想いを抱き続けるような余韻が素敵な切ないメロディ

どこかで聴いたことがあるような懐かしさ


STAR-CROSSED LOVERS


レコード専門店がどうやらこの通りの近くにあるらしい。つな八で天丼を食べたら、行ってみようと思い立った。


つな八の天丼、美味しかった。

思い切って暖簾をくぐって良かった。

ふたをした丼に、海老に穴子に茄子にかき揚げ

そして、しじみのお味噌汁

食事終わりに、ホールの人がさっと爪楊枝入れを置いてくれて、熱いほうじ茶のお代わりを注いでくれるところが粋だなあと感心してみたり。

いつか夜に来てみたい。


新宿 つな八



お店を後にして、ユニオンレコードのレコード専門店へ。

あるある、レコードがいっぱい。

1階で中古レコードフロアを散策。楽しい。

ミルト ジャクソンとセロニアス モンクのレコードを購入。


そして3階のジャズ専門のフロアへ

天井までCD

そして奥にはレコードがいっぱい、全部JAZZ!


レコードのエリアで、デューク エリントンのレコードコーナーを見つけた。

レコードを一枚一枚、タイトルと収録曲を見てみる。


そうしたら、

あった。

あったぁー


Duke Ellington

"in the Uncommon Market"


STAR-CROSSED LOVERS



オンラインショップでさんざん探して見つけられなかったから、多分ここでも無いだろうと思っていた。


うわー、うれしいー

つな八に来なかったら、きっと出会えなかったレコード

うれしくてうれしくて、小躍りしてお店を後にして、新宿ピットインへ向かった。



この日はドラマー マイク レズニコフのカルテット



マイク レズニコフのドラムで演奏が始まる。

時々ドラムのソロ演奏を交えながら、大山日出男のアルトサックスがセンターでサビのリズムを奏でる。


中盤になって、マイクが客席に次の曲の紹介をした。

「今日は七夕だから、この曲を」


曲は、、、


STAR-CROSSED LOVERS

!!

まさか、ライヴで聴けるなんて。


関根敏行のピアノが、あのきらめくイントロを奏でて、マスクの下で、僕はうわぁとうなる。


そしてピアノのイントロの後

あの甘美なメロディをアルトサックスで奏でるかと思いきや、ベースの吉野弘志が弓で奏でる。


うわー、ウッドベースで奏でるメロディ。

低音からの琥珀色の音色が、すごくメロディによく似合っていて素晴らしかった。


その後、大山日出男のアルトサックスがリズムを引き継いでメロディを聴かせる。


こんな素晴らしいアレンジで、ライヴで聴けるなんて思わなかった。


こんな偶然があるなんて。


新宿ピットインを出て階段を上がる時、控室の裏から出てきたマイク レズニコフが声をかけてくれた。


"今日は来てくれて、ありがとう"

"さようなら、また聴きに来ます"


地上に出て交差点を渡る時、たくさんの歓びで身体中がいっぱいだった。


そして、歩いて新宿末廣亭へ

この日は客席も座敷もお客さんでいっぱいだった。

平日の5時前だから、前回来た時のように、お客さんと空席の数が同じくらいがいつもの入りと思っていたからびっくりした。

夜の部の始めからお中入り前のトリまで、落語、漫談、奇術、漫才を堪能。


ねづっちの漫談、すごい!

客席からのネタフリからの即興の"調いました"

生で観ると、改めてすごい。

話しのつなぎで笑わせてからの、あっという間に"調いました"と披露するところは、まるで奇術を見ているかのよう。


神田伯山の講談

面白かったー

馬がパカラパカラっと神社の階段を駆け上がる聴かせどころは、さすがの芸だった。

引き込む話術の粋を聴けて大満足。


芸の数々をいっぱい浴びて、お中入り前の混み合う寄席を後にして


向かうは今日の大トリ

表参道、ブルーノート東京へ向かった。

今日は自宅でレコードを聴きまくる日


 Rei

ファーストアルバム" REI"




BZ BZ

イントロのギターが、カッコよすぎて、たまんない。

 Reiのちょっと電子音チックの声が、カッコいいんだ、また。


LAZY LOSER

Oh Oh Oh Oh Oh Oh No!

サビ、大好き

ギターの間奏も大好き


My Name is Rei

ネバーエンディングジャーニー

投げ出したくなるけど、

アイス食って

夢を夢で終わらせてたまるか

夢を叶える、いつか。


歌うReiが、いま、着実に夢を叶えつつあるのが、聴いてきたリスナーとしてうれしい。



Follow the Big Wave

Chaiとのコーラス!

ガラス細工の中で光る光線のようで、情景感たっぷりの歌。大好き。



PLANETS

攻める声。

ギターのリフ、ベースもドラムも攻めていてカッコいい。

だけど、歌詞は、広い地球で孤独を感じている主人公が、心を通わせられる友だちが、ひとりでいいから出会いたいっていう、うらはらな曲。

歌うReiは、これだけ突き抜けられるんだから、大丈夫って思える、実はReiの強さが感じられら歌。


Dreamin'

去年、ブルーノート東京でのステージのアンコールで、Reiが"eutopia"を歌ってくれた。



とても感情がこもっていて、この場所にいる感動を共有した気持ちになって、聴いている僕もなんだか感無量だった。

ひとり、東京にやってきてプロのシンガーソングライターとしてもまれている頃に、心の拠り所にしていた大切な思い出のことを歌にした曲だった。

この"Dreamin"も、もしかしたら、いつまでもあったかい、自分を大事にしてくれた時の記憶を歌にしたんじゃないかな。



Silver Shoes

幸せな予感がするイントロが大好き

Reiのこんな歌が聴きたかった。

きみと幸せになりたいって願う、自転車に乗っている情景が思い浮かぶ、まるで短編映画のような歌。



Clara

笑顔を忘れたクララが、音楽によって、あの頃の無邪気で幸せを謳歌していた頃に戻ろうって歌っているよう。あの頃に戻れなくても、笑顔は取り戻せるはず。



MELODY MAKER

歌の中の主人公は、歌の可能性の海の中で、ワクワク、時々ズキズキしながら、虜にするメロディを探している。

この曲のメロディは、リスナーを虜にするキラーチューンで僕は大好き。



The Reflecion

葛藤うずまく、ぶちまける感情。

苦しい様子が歌のあちこちにあるのに、それを歌にして歌い上げることの凄さと格好良さのほうが勝る曲



Arabic Yamato

のり

なんでタイトルがアラビックヤマトなんだろ

難しいことは置いといて、歌の主人公が、あの子が好きっていう今の自分の感情や気持ちを大事にしようって、素直なReiの真っ直ぐな歌。



before sunrise

ギターのメロディだけのシンプルな曲

ギターのメロディだけで、こんなに光や空や高台からの景色なんかを、ありありと思い浮かんだのは初めてだった。


最新アルバム"QUILT"の前作

2019年11月のリリース

最新アルバムを聴いてから、またこのアルバムを聴いてみて、Reiの可能性の大きさを感じる。

英語のハグするような言葉のダイレクトさ。

日本語の包み込むような言葉の表現とニュアンス。

どちらも歌うことができるReiの作品を、これからも追い続けて応援したい。

Red Bullの飲み過ぎだけは気をつけてほしいなぁ。






今日は自宅でレコードを聴く日


PAUL AND LINDA McCARTNEY

"RAM"



Smile Away


コーラスのリズムが楽しい!

笑い飛ばせ!

ポールの掛け声のようなシャウトも楽しーい

ギターのリフ。身体が自然と動いちゃうリズム



Monkberry Moon Delight


均一リズムのベースとバックコーラスのリズムに乗っかってくるポールのシャウトが享楽的。

意訳が直球で面白い。

訳者注になるほど〜と納得。



レコードのパチパチというノイズも楽しい

音飛び。これもレコードならでは。


レコードが入っている紙のジャケット

いい匂い。

厚紙の絵本と同じ匂いがして懐かしい。


誰かが大切に何度もこのレコードを聴いたように、僕も大切に聴こう。