金星繋がりで、おうし座と、エウロペの物語 をご紹介します〜🐂


イラストはタロットカードの大アルカナ【教皇】のカード

おうし座に対応するカードです


エウロペというとても美しい王女がいました。
ある日、野原で友だちと遊んでいると、一頭の白い牡牛が近づいてきました。

牡牛は穏やかで優しくて、触れて欲しそうに近寄ってきます。

エウロペは牡牛の首に花の冠をかけてあげて、そっと背中に乗りました。



牡牛はエウロペを乗せてゆっくりと歩き出し、海へ向かい、そのまま遠い島へと連れていってしまいました。

実はこの牡牛、
ゼウスがエウロペに恋をして、
牡牛の姿に変身していたもの。

神様が一目惚れして、変身して、誘拐しちゃうの?って感じだよね😂

これはただの「さらわれた」話じゃなくて、
アフロディーテ(金星)が、
ゼウスの中に「どうしても欲しい」という気持ちを灯したことで始まった物語なんだよね。

おうし座の神話って、
派手なドラマじゃなくて、
とても静か。

怖い怪物も出てこないし、
戦いもない。

「この人のそばにいたい」
「この感触が好き」
「離れたくない」

とても人間的で、
とても身体的な欲求。

牡牛の背中に乗ったエウロペは、だまされたというより、
そのぬくもりに身を預けてしまったようにも思えます。

おうし座は、
「持つ」「触れる」「この世界に根づく」星座。

アフロディーテの金星が、
「欲しい」と思ったものを、
おうし座は
「ちゃんとこの手で抱える」ことなんだと思う。

エウロペの物語って、
ロマンチックだけど、どこか危うさがある。

その危うさも含めて金星の魅力なんだよね。

占星術では星座に成長過程があって、おうし座は赤ちゃんに当たります。
(何にでも触れて感触を覚える時期)
金星に護られているおうし座は美しくてちょっと危なっかしくて、純粋な欲を持ってる。

「欲しい」と思うことや、欲に対して積極的になれない人も多いけど、欲って金星から生まれる純粋なものなんだよね。

自分の金星、ちゃんと触れてあげられてるかな?



アフロディーテの息子エロスって誰?って思う人も、

恋のキューピッドと言えば分かるはず♡


小さな男の子の姿で、背中に翼をつけて、恋の矢を放つあの神さまです。

矢に射抜かれると恋に落ちるけど、彼はただ人を恋させるだけの存在じゃありません。


もともとのエロスは、「愛」じゃなくて【欲する力】そのもの。


誰かに惹かれること。

触れたい、近づきたい、つながりたいと思うこと。

その衝動が、エロス。


だからエロスの矢に射抜かれると、理屈じゃ止まらなくなる。

頭で分かっていても、心と体がそっちに向かってしまう。


うお座の神話で、

アフロディーテと一緒に魚になったことも、まさにこの象徴。


だって彼には翼があるんだから、

一人で飛んで逃げる事ができたはず。


それなのに、

彼は母と同じ姿になって、同じ危険の中に入ることを選んだ。

自由よりも、安全よりも、

「あなたと一緒にいたい」を選んだ!

その決断と行動がエロス的だなあと思いませんか。


恋をすると、人は少し不自由になります。

でもその不自由さが、人生を生き生きさせるんだと思う。


誰かを好きになって、どうしても離れられなくなったとき、

それはエロスがちゃんと働いているサインかもしれないね💘


エロスは神話の中だけの存在じゃなくて、

実際に天体として存在しています。


「エロス」という名前の小惑星があって、

私たち一人ひとりのホロスコープの中にも、

ちゃんと配置されているの。


そこは、

「どんなふうに恋をするか」じゃなくて、

「何に抗えず惹かれてしまうか」を表す場所。


理屈じゃ選ばないのに、なぜかどうしても気になってしまうもの。

遠回りだと分かっていても、間違っているかもしれないけど、そっちに行ってしまう衝動。

アフロディーテ=金星が「何が好きか」だとしたら、

エロスは「どうしても抗えない欲」。


私たちのホロスコープの中にも、同じ衝動はちゃんとあって、

それが人生を、思いもよらない方向に動かしていく時もあるのかなって思う。


ちなみに私のエロスはおひつじ座でした。

キロンととっても近い場所。

どんな意味があるのか読み深めてみようと思います。


前回のうお座のお話に登場した、お母さんアフロディーテについて♡



イラストはタロットカードの大アルカナ【月】のカード
うお座♓️のカードです。


アフロディーテは金星の女神で、他の星座の神話にもよく登場します。

そもそも彼女の生まれ方がちょっと普通じゃない。

アフロディーテは、
神々の世代交代の争いと混乱のあとに生まれました。
海に白い泡が立ちのぼり、
その中から彼女が現れたと言われています。

傷ついた世界の中から、
いきなり「美」と「愛」だけがポツンと生まれてきた、みたいな存在。

だからアフロディーテの愛は優しいだけじゃなくて、
どこか切実で、人生を動かしてしまう力を持っている。

人を惹きつけて、時には人生をひっくり返すほどの魅力。

それが金星。

「私はこれが好き」
「これが大事」
「これを手放したくない」

そうやって、
私たちが何かを選ぶとき、
その奥で働いているのが、
アフロディーテ=金星のエネルギーなんだと思います。

うお座の神話で、
魚になってまで一緒にいようとした母と息子もまさにその象徴。

混乱の中でも、
「それでも私はあなたを選ぶ」
それが金星のいちばん深いところ。

魚になってまで一緒にいようとした二人の姿には、
愛だけじゃなく、離れたくないという執着も混ざっているように感じます。

だってエロスは翼を持っていて、飛んで逃げる事ができたはずなのに、わざわざ魚になって母と離れないことを選んだ。
私は愛と同時に、少し切ない執着も感じてしまう。

金星はアワの天体だから受け身なようで、実は強烈な欲望。
その欲があるからこそ現実は動いていくんだよね。

金星を使うこと後ろめたさを感じてしまう人も多いけど、
本当は「欲しい」「好き」「離れたくない」っていう気持ちこそが、人生をこの世界につなぎとめてくれるものなんだと思う。

愛と執着が混ざるのは、それだけ本気で生きている証拠。

だから今年は「金星を使っていい」って、自分に許可を出してあげたい。

好きなものを選ぶこと、心が動くほうへ行くこと、
それがきっと現実を少しずつ動かしていくよ。