柳はみどり、花はくれなゐ

柳はみどり、花はくれなゐ

見るほどにみなそのままの姿かな 柳は緑 花は紅 一休禅師
 
元は、宋代の詩人蘇東坡(そとうば・卒塔婆ではない)の緑花紅真面目。真面目は、しんめんもくと読む。まじめではない。
 
春の景色の美しさの表現であり、自然のままが一番という、禅の考えでもある。

 こんばんは^^

 

 躁うつ病(双極性障害)の治癒は、困難なのだそうです。

 なので、お医者は寛解期(症状が出ない状態)をできるだけ長くする方向で、治療するそうです。

 

 寛解期には、求人に応募し、採用されることも可能です。

 健康診断書の提出が必要な場合でも、肉体の話で、精神鑑定なんてしませんから。

 でも、いずれは発症するですね。

  

 躁でも、うつでも、会社は大変なのです。

 日本の労働法は、労働者が有利であり、裁判所は屁理屈をつけてでも、労働者の言い分を通してしまいます。

  

 例えば、無断欠勤しても、すぐに解雇できません。

 毎日連絡を取り続けねばならず、さらに安否確認のために、自宅を訪れなければならない、というのです。

 

 うつ症状が出れば、労働環境が悪いから発症したと、訴えられかねませんし。

  

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 春の店にいらした、自動車部品メーカーに勤めるトマトさんから聞いた『セトル』の話です。

  

「工場にさ、救急車が来たんだけどね。救急車って、なかなか発車しないんだね。30分以上止まってた」

 缶ビールを飲みながら、トマトさんが話しかけてきたですね。

「うん。受け入れる病院が決まらないと、動けないもの。病院のカード持ってると、割とすんなり受け入れてくれるらしいけど」

「そうだよな。適当に走りながら、探すなんて、しないよな」

 

「で、何があったの?」

「良く判んないんだけど、出荷の奴が、集荷に来たトラックの運転手をいきなり殴って、怪我させたらしいんだ」

「なんで?喧嘩?」

「さあ、何だろうね。納入が出来ないって、騒ぎになってて、どうしたの?なんて聞ける雰囲気じゃなかったから、そのまま帰って来ちゃった」

 

「時間納入なんでしょ、そりゃ大変だわ」

 ジャスト・イン・タイム。

 納入時間に遅れると、ペナルティが科されるらしいです。

「系列メーカーの共同配送便だからね、他社にも迷惑が掛かる」

「あちゃ~」

  

「でも、会社は少しラッキーかも。解雇の口実になるから。まともじゃないって、言われてる奴だから」

「まともじゃないって?何したの」

「勝手に持ち場を離れて、女性従業員に張り付いて、だらだらと自慢話をするというか」

「変な人」

「口頭で注意しても直らないから、文書で注意して、引き離す意味もあって、出荷に回されたんだ。女性従業員も迷惑だし」

「ふうん」

「勤め始めてすぐに『あいつパーティーやった奴だ』って云う話が、広まってたし」

「パーティー?」

 もしかして……

 

 つづく

   

 見るほどに みなそのままの 姿かな 柳は緑 花は紅