インド出身のヘマント・シン監督が、いじめを題材に撮りあげた長編デビュー作です。
顔の傷が原因で子どもの頃からいじめにあってきたカノは、酒浸りの母親と2人暮らしてきた。ある出来事をきっかけに自分の可能性に気づいた彼女は、貧困にあえぐ村の暮らしを抜け出すことを決意。そんな矢先、母親がある事件に巻き込まれ、カノは過酷な道を歩むこととなってしまい…
予告を見てホラー映画と思い込んでいたら、まさかのノワール映画でした。
顔に大きな傷を持つことからイジメられてきたカノが唯一味方だった幼ななじみと再会し、だらしない母が心筋梗塞で亡くなり、母の恋人だったオジさんや腐れ縁の男と組んで自動車窃盗団になり、犯罪組織と絡んで予想外のラストを迎え、全く想定外の展開続きに心奪われました。