梶原一騎・作、中城健・画の同名劇画を千葉真一主演で映画化した1973年製作のアクション映画です。
空手の達人･牙直人はアメリカで空手修業を終え、乗り合わせた飛行機でハイジャックが発生。牙は犯人たちを倒し、一躍英雄として注目を浴びる。牙はこれを利用してボディガード会社「神の手機関」を設立。麻薬の密売のカギを握る女をめぐり、国際暗殺団や上前をはねようとする輩を相手に破壊力バツグンの空手で敵を撃退し…
千葉真一で師匠役の大山倍達を起用して、ド派手に空手をアピールする男を演じますが、いざボディガードをスタートすると何者かに妹を全裸にされ脅迫され、保護対象者もやすやすと捕らえられ拷問されるしと全くの役立たずぶりがすごいです！
緑魔子がマフィアの情婦でボディガードを依頼する役でセクシー要員を期待させますが、意外に彼女のセクシーなシーンはなく、ちょっとがっかり。
とはいえ序盤の妹清順そうな女優の全裸があったりすのでとんとんな感じ。
ストーリーはけっこうぐだぐだでとりあえずアクション入れて行こうという展開のためにあってないような物語があり、終盤には空手アクションの見せ場となります。
原作も今となってはまったく語られることのない梶原一騎作品だし、千葉真一作品としてもあまり語られることのない作品ですが、それなりの作品でした。