志穂美悦子の衝撃デビュー作だった「ボディガード牙 必殺三角飛び」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

1973年製作の鷹森立一監督の“ボディガード牙”シリーズ第2作です。

 

日本中を沸かせた空手の達人・牙直人は他の流派から自己PRが反感を買い、挑戦状を叩きつけられる。師匠の徹心会々長・大東徹源の反対を押し切りこれを受けるが、威力のある牙の秘技必殺三角飛びが相手の息の根を止める。しかしこの時牙の身を心配して駈けつけた妹のマキが相手の一味に両眼を失明させられてしまい…

 

オープニングのバトルシーンで妹役で志穂美悦子がデビューしますが、いきなり目つぶしをされるという衝撃。

前作でスタントをしていた妹役に昇格しての出演ながら衝撃的すぎるお披露目です。

主人公牙は前作よりちょっと軽いキャラになっていたりしますが、ボディガードとしては役立たずな点は前作通りです。

敵キャラに渡瀬恒彦(後に仲間)や室田日出夫など「仁義なき戦い」の面々が出てくることでちょっとグレードアップした感もあります。ぼったくりバーで歌う沖縄の弾き語りの女性とのロマンスなシーンがあったりするのも前作とは違う感じ。

空手監修に大山倍達が入り、自らの出演シーンもあり、空手シーンが増えているのかと思いきや、前作同様思ったほど多くなかったりします。とはいえ前作よりはアクション映画としての精度も上がって普通に楽しい仕上がりでした。