ドラマを観ていたら確実に楽しめるホームドラマな「映画 おいハンサム!!」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

漫画家・伊藤理佐の「おいピータン!!」をはじめとした複数の作品のエピソードを基にしたテレビドラマ「おいハンサム!!」の劇場版です。

家族の幸せを心から願う伊藤家の父・源太郎と、幸せを求め人生に迷う三姉妹、そして全てを包み込むマイペースな母・千鶴。長女・由香は恋愛が絶不調、次女・里香は離婚したのに“好きになってはいけない”原さんにひかれ、三女・美香は婚約者と上手くいっていない。ある日、千鶴からショッキングな告白をされた源太郎は、テレビに出演して不規則発言を連発。一方、由香は寂しさのあまり元恋人の大森を思い出し、里香は危険な恋から逃れるため訪れた京都で幼なじみのたかおと再会、美香は声を掛けてきたイサオやスグルからの猛烈なアプローチを断りきれずに悩んでしまい…


深夜ドラマの劇場版はなぜか京都を舞台にしがちですが、このドラマも京都が舞台になる展開があります。伊藤家の三姉妹がそれぞれの恋愛とか幸せとか模索しつつ、大事なところではしっかりとパパがハンサムな行動をして家族をまとめます。 日常生活の尊さを説きながらも説教臭さもおしつけがましさもないのは実感を見せているからで、同時にしっくりこないことも実感でもって見せます。

そんなあるあるの積み重ねが劇場版でもたっぷり描かれていてドラマが好きだった人にはたまらない劇場版でした。